戦国ランス プレイ日記037 敵は天満橋にあり
シィルは「おうち」の話をよくしていた。
その度にランスは毎回、「帰れなくてもまーいいだろ」と聞き流している感じで、まともに話を聞いているようにも見えなかった。
……けど、実はちゃんと聞いていたし憶えていたことが、後になって何度も描写される。
シィルどころか、プレイヤーに対してさえ誤魔化そうとするとは……ランスの“素直じゃなさ”は半端ない。
※シリーズ最新作等のネタバレを含む可能性があります
モロッコ直前
叶えられた望み
【不死身稲荷の御守り】を手に入れたことで、心おきなく負け戦が出来るようになった戦姫。
とはいえ、ゲームも終盤になると、『負けていいタイミング』自体が少なくなってくる。
クリアが先か負け戦が先か、ギリギリのタイミングになっていたけど、なんとか約束通り「三回目の負け戦」を無事に達成。
ボロボロになって窮地をランスに救われながらも、戦姫は満足げに笑っていた。
「プレイ日記026 動き出す魔軍」にて、『負け戦を経験したいという望みを叶えれば、ランスのことが好きになる(かもしれない)』と話していた戦姫。
『(かもしれない)』の時点で怪しかったし、まぁそんな巧くはいかんやろ……と思っていたら、本当に「好きになった」と戦姫は言い出す。
この急展開には、ランスでさえ「えっ……」と戸惑うレベル。草。
負け戦へのトキメキを恋と錯覚しているフシもあるようだし、そもそも恋愛に興味のない戦姫の「好きになったかもしれない」発言はどこまで信用していいものかわからない。
とはいえ、戦姫本人が恋だと考えて納得しているのなら、誰にも文句が言えるはずもなかった。
初期『険悪』から長い道のりだったが、これでようやく戦姫も『愛情』となり、キャラクリ成立だ。
ランスにしても戦姫にしても、ごく普通の恋愛からは縁遠い人間なので、これはこれで良い感じに収まった男女関係なのかもしれない。
ランス9以降のことを考えると、なおさらそんな風にも思う。
うーん、やはりランス9の戦姫ルートも一度じっくりやり直さないとなぁ。人生の宿題がどんどん溜まっていくぜ。
兄妹として
香姫とのお風呂イベントが自動発生。
そういえば超序盤で、信長と香姫がお風呂に入ろうとするのを見かけるイベントがあったっけ。
ランスも付いていこうとして、信長に笑顔で断られて……みたいなやつ。
あんなやりとりを行うことはもう二度と出来ないんだな~と思うと、なんか改めて悲しくなってきたな……。
でも、香姫に『一緒にお風呂に入る兄様』がもう一人現れてくれたことは、きっととても良いことなんだろうとも思う。
今回に限らず、香姫はランスと何度も一緒にお風呂に入っているらしい。
このお風呂シーン、エ□ゲ的にはサービスCGな面もあるけど、内容的にはエ□スほぼ皆無でほのぼのしている。
「テクのない奴との××はカウントに入らない」とか「ぽよんきゅぽーんになったら真の世界へ案内してやる」だの、セクハラ兼布石はたっぷりバラまいているのだけど、基本的には『仲良くお風呂に入る兄と妹』な雰囲気だった。
いいなぁ、この感じ。遠慮もなくて、香姫もいつもより子供っぽい。スゲー好きなイベント。
風呂が終わると、ランスは当然のようにシィル部屋に布団を敷く。
布団の中からシィルにいつも通り文句を言って、そのうち寝てしまうランスの姿は、イイハナシでもあるのだけどちょっと寂しい。シィルの返事や反応、聞きてぇよなぁ。
ランスより一足先に、こっち(※私個人)が心細くなってきてしまった。
絶対になんとかする
更にもうひとつ、氷漬けシィルのイベント。今回はJAPAN旅の超初期の記憶が混ざった“ランスの夢”だ。 「プレイ日記002 世はまさに大戦国時代」の頃の回想にもあった、「二人きりでいると、新婚旅行…みたいですね…」「全然」というやりとりから始まるランスとシィルの会話。
だが途中からは少しずつ様子が変わり、こんな姿ではおうちに帰れないと悲しみ始めたシィルに、ランスは「溶けなければ、氷ごと持って帰ればいいだけだ」「なんだ、俺様が信じられないのか?」と力強い言葉を投げかけ続ける。
普通ならありえない会話。普段なら、ランスもここまでわかりやすく優しい言葉をかけることはないかもしれない。
全ては夢だからこそ、だった。
夢から目覚めたランスは、「はあ……」と溜息をついた後、いつものようにグチグチとシィルに文句を言った。
表には出辛いし、出ても『他人に苛立ちを(物理で)ぶつける』形になりやすいランスのイライラだが……こうして見ると、本人が自覚している以上に、早くも症状は深刻化しつつあるのかもしれない。
早く何とかしたいな……。
ランスが弱味を見せる様は、新鮮だし面白いのは確かなんだけど、やっぱり長い間見たいものではない気がする。
夢でシィルに優しくするより、現実でシィルに意地悪しつつ笑って暴れているランスの方が、やっぱり「らしい」。
大陸とJAPANを繋ぐ大橋
モロッコ占領
さて……ついに“モロッコ”を制圧し、戦況はこんな感じになった。
なお現時点でキャラクリ人数は8人。鈴女、乱丸、リズナ、マジック、かなみ、レイラ、戦姫、健太郎……の8人かな。
もうちょい頑張れば他にも数人キャラクリできそうな気もするけど、ここまで進めてきた以上、ズバッとラスボスに挑んでしまおう。
また他の周回でリベンジだ。
戦力はこんな感じ。
流れのままに雇用したり捕虜にしたりをテキトーに続けていた結果、こんな具合になっている。
ハッキリ言って、育成は最低限しか出来ていないと思う。
合戦はなんとかなってきたけど、個人戦には自信がない……というのが、各迷宮を潜った感想だった。
だが、ここまで来た以上、進むしかない!
やってやらァ!
オラオラオラーッ!
石爺を止め、魔人を倒せ
『石爺を止める為に天満橋を攻める』を選択し、ついに決戦。
香姫率いる大軍が囮となり、ランスや健太郎たちが石爺とザビエルを制圧する“作戦Z”が決行される。
少し前、ザビエルの卑怯な手口に涙をこぼした香姫だが、今回は戦いが終わった後に「笑うんです」と言い切った。
信長の仇を取り、JAPANを守り切ったことをみんなで喜び、笑い合う。
そのために……人類の敵であり香姫とランスの敵、そしてプレイヤーの大敵である魔人ザビエルを倒すのだ。
絶対に負けられない戦いだぞ!
おうおうおう、腐れ外道糞野郎ことザビエルさんよぉ!!
挨拶しに来てやったぜぇ!!!
出てこいやァ!!!