FGOイベント いみじかりしバレンタイン プレイ日記05 パリピ率もギャル率もわりと低くね?




第二部第五章の後半は春配信予定という話だったけど、そろそろソワソワする季節にもなってきた。
今年のホワイトデーイベントがあるのか否か、がタイミングの読みどころな気もする。復刻でも新規でも開催されるとしたら、オリュンポス公開は4月以降になるんじゃないかな~という勝手な予想。

 





※本記事では1.5部サーヴァントの真名を表記しています







なぎこと香子

紫式部の推理ショー





ムラサキが登場したことで、紫式部が抱いていた疑念は確信へと変わる。
偶然や考えすぎなどではない。明らかにこの世界の登場人物は『源氏物語』に重ねられているけど、根底となる街のルールは『源氏物語』とも紫式部の嗜好とも決して重ならない、惨いものばかりだった。
「源氏物語と重なる登場人物」と、「非道徳的な世界観」。
なぜそれらが両立しているのか、理由も意味もわからなかった、が……紫式部は、ひとつの仮説に辿り着く。











な……なんだってー!!(AA略)







変わってきたイメージ










被害妄想が過ぎる感は否めないが、清少納言と中宮定子の過去を知っていれば、『恨まれ、憎まれているであろう』と思ってしまうのはそうおかしいことではない。
立場的にも関係的にも、紫式部は生前から今にいたるまで、“清少納言”に特殊なイメージを持たずにはいられなかった。この世界で最初に出会った頃、長文で説明してくれつつも「傲慢で、プライドが高くて、慎みがなくて、底意地の悪さが滲み出ているような……」と、らしくもない悪口めいたことも言い続けていたほどだ。

だが、改めて“なぎこ”と“香子”として知り合って、デコボコしつつも仲間として付き合って過ごしているうちに、思い描いていた印象と“なぎこ”は違うのだ……と紫式部は理解していった。
今もブラフこそ張ってみたけど、「聖杯を使っての嫌がらせなんてしてない」「そもそも恨みなんてない」というなぎこさんの主張を即座に丸ごと信じることができたのも、それだけの信頼を彼女に寄せるようになった証だ。















そしてここで(香子的には)衝撃の事実発覚!
なぎこさんは……かなり初期から、香子の正体に気付いていたッ!!

「マッジありえない」発言の頃かららしいので、ほぼ初対面で気付かれていたレベルだ。
“ただの読書好きJD・香子”を紫式部が名乗ったのはその後だったことを思うと、なおさら恥ずかしくなってしまうな……。ただのJDを名乗っているからと、遠慮なく「ふんす」していた紫式部ェ……。

やっぱりこのあたり、なぎこさんは雰囲気ほどKYでもないし馬鹿でもないことがよくわかる。
あえて読まないことや無邪気に振る舞うこともあるけど、基本的には頭が良い人なんだろうな。







五人目のパリピギャル

……パリピでもギャルでもなくね?










香子ショックが落ち着く間もなく、敵の襲撃が発生。
てっきり「ムラサキ」で打ち止めかと思っていたけど、「キリツボ」と来たか……!
こいつぁ参った、メインヒロインに続いて真ヒロイン登場ってレベルじゃねぇか!
いや~源氏物語っつーか光源氏ってマジでスゲーよな。スゲーとしか言いようがない。







息子に強く、息子に弱い





【人類総息子化計画】なるパワーワードを恐れるな!
ブレイクありのバーサーカーはちょっと怖いけど、例に漏れずHPの値は控えめだ。
特殊スキルも意地悪いものでは無かったので、最悪初心者がフレンド任せでも対応しきれるんじゃないかな?
開幕付与されていた特殊バフは『男性に威力アップ&男性への防御力ダウン』という仕様。
ここだけの話、パーティ編成が女性オンリーだと特に意味は無い。










野望が潰え、足をつくフジツボ。
では彼女もパリピ仲間に……かと思いきや、そんな雰囲気でもなさそうだ。
ラスボスと呼ばれていたフジツボは、そもそも“聖杯”を所持していなかった。おそらく彼女もまた、アオイちゃんやオボロたちと同じ『用意された登場人物』でしかなかったのだろう。
真犯人は、まだ別にいる。そして……。







世界の舞台裏で

明かされる真実










八段。かつ、最終節。
世界は暗転し、先程まで共に勝利に喜んでいた髭黒や盗賊たち、アオイちゃんたちの姿は消えてなくなった。
主人公と紫式部だけが存在を許された“舞台裏”とやらで、真犯人とも呼べる人物は、ついにその姿を現す。







『清少納言』という人は





清少納言の第三再臨によく似つつ、表情がガラッと大きく異なる少女“ロクジョウ”
分かたれた衝撃で機能が狂った聖杯によって生み出された、『紫式部がイメージしていた清少納言』である彼女こそが全ての原因であり、事件の真犯人だった……と言うと、ちょっと違うか。

答えとしては、序盤に過った『紫式部犯人説』とハッタリかました『清少納言犯人説』を足して割ったような感じだ。更に悪意というエッセンスもプラスして香りづけ。
う~ん、そりゃロクジョウちゃんもこんな顔になるよな。
ヒューッ、性悪感マシマシ! これはこれでアリよりのアリですねぇ!










清少納言本人ではなく、他者の想像で形作られた存在……というのは、オルレアンの元祖邪ンヌっぽくもある。
何にせよ、紫式部にとってはかなりショックな真実ではあった。
きっかけが自分だったというだけでも衝撃的だし、それに加えてキーになったのが『己の中にあった悪意』だと思うと猶更苦しいに違いない。ロクジョウが与えられた性格通り、紫式部を煽りに煽って責めまくるものだから、より辛い気持ちにもなるだろう。

……それでも紫式部は、主人公の助けを得ることなく、自力で反論する。
「恨みなんてない」と言っていたなぎこさん。能天気で馴れ馴れしくてノリが合わないなぎこさん。この街で共に過ごしてきた彼女のことを、紫式部は想う。その時。










ヒロインが罪を責められる場面ッ!
舞い降りるその姿は、まさにヒーローッ!


この登場、この介入は燃える。惚れるわ。
相変わらずシリアスは薄目なんだけど、そんななぎこさんだからこそ清々しくて格好いい。

ってか、台詞といいブッ飛ばし方といい、この世界で初めて会った時のやりとりと同じだな。
髭黒と同じ扱いをされてしまったロクジョウ、なかなか哀れ。