FGOイベント アイアイエーの春風 プレイ日記04 オンナは度胸と愛嬌ですわ




今回の人選、結果的には『そこまで大きな意味はなかった』ような気がするが、どの男たちもマイペース故にオケキャス達の関係に踏み込み過ぎない、良い意味で“距離がある”感じが良かった。
最初は面白がっていたイアソン&オリオンもその後は積極的にイジってくることはなかったし、そのあたりの空気の読み方が巧い。
テーマが“過去の失恋”でありながらも湿っぽくなりすぎず、楽しく爽やかな思い出が残って終わったのは、オケキャスたち主役の努力は言うまでもなく、脇役が適切に働いてくれたのも大きかったように思う。

 





※本記事では1.5部サーヴァントの真名を表記しています







ダンスダンス革命

瞬間に心を重ねて





傍から見れば微笑ましくもどこかマヌケな光景だけど、本人たちは必死。マジで命がかかっている。
真の黒幕としては「二人を仲良くさせる」作戦の一環なんだろうけど、やっぱり若干ズレている気がする……。
そして第二の黒幕(仮)エウリュアレは、フツーに面白がって致死性レーザーの罠を作っている気がする。今も必死にダンスってる二人をニヤニヤと眺めているのかもしれない。女神は怖いね。







オデュッセウス完全体(仮)










レーザートラップを無事に突破した賞品に、再びオデュッセウスの記憶が返還された。
キルケーのことも思い出したようだし、前回よりも返還量は多そうだ。ほぼ全部戻ってきた、のか?
黒幕や特異点についてはわからないようだが、さすがにそのあたりは犯人の元に辿り着くまでは返還されないだろう。最初から何も知らなかった可能性もなくはない。










『キルケー』のことを完全に思い出した様子のオデュッセウスだが、彼らの雰囲気はあまり変わらない。
もうちょっと気まずい空気になるかと思いきや、記憶喪失だった頃とそう変わらず……どころか、むしろより親し気に話をしている。
「なーんーだーよー!」「ハハハハハ」というやりとりは、ただの仲良しにしか見えない。

キルケーは件の暗示で自身の感情を抑え込んでいるうえ、記憶喪失状態のオデュッセウスと長く行動していたので“慣れてきた”のかもしれないな。
一方のオデュッセウスのこの態度は……以前にフッた女に対するというより、昔馴染みの友人に会った時のものにしか見えない。
脈無し、ここに極まれり……?















キルケーはさておき、オデュッセウスの態度は『決して恋愛対象にならない相手への優しさ、気心の知れなさ』な気もするけど……傍から見ると、必要以上に親し気な男女関係にも見える。恋愛経験値の少なそうなマシュ(と主人公)は、彼らの様子にちょっとドキドキしていた。
プレイヤー的には、最後に何かしら爆発しそうな気がして、ドキドキっつーよりハラハラする。ま、なるようにしかならないか。

そんなタイミングで、突然のキュケオーンタイム。
ハラヘリオデュッセウスの魔力補充のため、休憩することになった。
キュケオーンがこんなにも求められる日が来るとは……!
仲間全員、異口同音で「キュケオーン」とハモったワンシーンは、キュケオーン史に残る名場面。







結末に向けて

過去の傷










キュケオーンタイム中に、再び過去回想が挟まった。
彼らの関係はいよいよ“終わり”に向かい、オデュッセウスがアイアイエー島を出ていってしまう。

ここでようやく、ちょっとだけ違和感を覚えた。
彼らの別れはキルケーにとっての大きな傷には違いないだろうが、オデュッセウスにとってもさすがに何も感じないってほどではない気もする。
「血のように赤い空。無言で旅立つ男」という表現からはオデュッセウスの強い意志を感じるけど、キルケーへの情が皆無だったとも思い難い。










キルケーをここまで苦しめたことを、オデュッセウスは最後まで無自覚だったんだろうか?
天然なところもあるので、その可能性は高いかもしれないが……いや、だとしても、完全に記憶を取り戻しているというのならば、キルケーへのオデュッセウスの現時点での反応は少々気安すぎる感じでもある。

『昔は色々あったけど、今は良い友達になれるよな』という考え方は美しいし前向きでもある。
でも、失恋にあれほどまでに苦しみ引きずり続けたキルケーが、そんなにすぐに気持ちを切り替えられるとは思いにくい。







そして現在










皆に笑顔でキュケオーンを振る舞っているキルケー。そんな彼女に、少なくとも今は、恋への苦しみの影はない。
ただ、冒険中に度々シャッターを切っていたゲオルギウスに対して、「その写真、焼き増しできるのかい?」とひっそりと尋ねたのち、なんとも言えない表情で「ん」とだけ短く呟いた姿からは、秘めた恋の残り香が感じ取れてしまうな……。
なんというか、わかりやすくて不器用で、可愛い人だな。
キルケーにはやっぱり、幸せになってほしいよ。愛だの恋だの豚だのキュケオーンだのに振り回されたり振り回したり、楽しそうに暮らしてはたまにポカをするキルケーはもちろん魅力的だし可愛いけど、やっぱり最後には幸せになってほしい。
オデュッセウスじゃなくて、俺にしないか? ああいや、もう俺じゃなくてもいい。キルケーが大好きな人と幸せになれたなら、俺はそれだけで満足だから……。(※今日のポエム)















そんな切ない恋のメロディの横で、無関係な男たちは蜂蜜やカレーについて語っていた。
温度差スッゲ~~~!
だがそこがいい。
変に介入しすぎない、キルケーにもキルケーの恋にも大して興味のなさそうな男たちの日常が面白すぎる。
ラブの気配にドキドキキャッキャッできる人材が通信越しのマシュと主人公くらいしかいない……。







予想外の黒幕










そして一行は、ついに迷宮の最奥に辿り着いた。
よく使われる背景。よくあるボス戦の空気を前に、唐突にイアソンが取り乱し始めた。
落ち着け、落ち着け。イベント初期から想像できたことだろ。
敬語の自称魔女でキルケーの関係者とか、最初からわかってたろ!















まず現れたのは、既に通信越しにネタバレ済だったエウリュアレ&アステリオス
とはいえ彼らはあくまでも従犯に過ぎず、迷宮作りやトラップ作りに協力しただけだった。
彼らを巻き込み、あるいは依頼をして協力を要請し、今回の事件を発生させた……全ての元凶、主犯の正体は……!















知ってた!
アイアイエー島の冒険、完ッ!!!