ランス10 延長戦67 【戦国縛り⑯】恋人は魔王様




今日はじっくり美樹ちゃんのターン。
初見の時は気まずさと罪悪感が強く、あまり純粋に楽しみきれなかったが……ランス10を繰り返しプレイして、差分カード回収のために恋人ルートも何度も通った甲斐あって、今ではちゃんと罪悪感薄く寝取れるようになった。成長の結果。

恋人美樹に限らず、初見では「うーん」「へー」くらいの印象だったシナリオやイベントでも、しばらく経って読み直してみると評価が上がったり楽しめるようになるものも多い。
これだから好きなゲームの周回を繰り返すことはやめられねぇ。

 





※延長戦記事では第二部の内容に触れることもあるためネタバレ要注意







新たな可能性へ

ワーグに協力を仰ぐ準備










【TURN9】でのワーグ退治、大成功!
覚悟していたほどの苦労もなく、むしろ余裕勝利と言っていいだろう。
これは……ラスボスであるワンニャンルートケイブリスも、意外とイケたりもするんじゃないか……?
「なんでもあり」って想像以上にスゲーのかもしれない。

リーザスに出現していたワーグを倒したことで、リーザス(とヘルマン)から魔人は完全に居なくなった。
魔人二人討伐&戦果フルのリーザスは、総兵力15万9000人。対する魔軍は8万
魔人一人討伐&戦果2の自由都市は総兵力10万7000人。対する魔軍は14万
魔人二人討伐&戦果ゼロのヘルマンは総兵力14万4000人。対する魔軍は8万9000
魔人一人討伐&戦果ゼロのゼスは総兵力13万1000人。対する魔軍は24万1000


拠点フェイズでは『魔人ワーグ』を選び、最後の準備も整った。
次だ……! 次のターン、俺は魔王を恋人にするぞ……!







騙されるワーグ










【TURN10】準備フェイズ……!
来たッ!!
『魔王を惚れさせる名案』、無事に出現ッ!!!

思い出すのは戦国ランス時代……「戦国ランス プレイ日記029 出会えた幸せ」の頃。
美樹ちゃんに軽~くちょっかいをかけただけで、ブッ飛ばされて殺されかけた懐かしい思い出。
それを経て、ランスは生まれてきた意味に気付いてしまった。
そう……俺は魔王を抱く為に生まれてきた!















『名案』を思い付き、ワーグに協力を持ちかけるも、彼女の反応は渋い。
ワーグにとっても美樹ちゃんは「魔王様」で、大切な人だ。彼女とその恋人の関係を無理に引き裂くなんて気乗りするわけもない。

だが結局、ワーグはランスの口車に乗りまくってしまった。
「これでも数百年を生きる魔人よ。嘘は通用しないと思いなさい」って言ってたのに……メッチャ通用してる!! チョロッチョロに騙されてる!!!

ワーグの信頼を裏切っているわけで、本当に申し訳ないなぁとも思うが……改めて見てみると、ワーグの純すぎる信じっぷりが可愛くて、これはこれで。
ランスの胡散臭すぎる嘘八百の数々に、「それが本当なら許せない男だぜー!(byラッシー)」とかマジで受け止めちゃうワーグちゃん超ピュア&プリティ。一人でプリキュア。
こういうところにコミュ力の低さとか、対人関係の経験値の少なさが出ちゃうんでしょうね。







書き換えられていく記憶と想い










そして描きかえられてしまう美樹ちゃんの記憶。
健太郎が哀れだが……仕方ない。
美樹ちゃんのことなんて全然好きじゃないのに利用してて可愛いからって理由だけで付き合ってるキープちゃん扱いでいつも金の無心ばかりしているだけでなく暴力まで振るう最低野郎らしいからな! ランスが言ってた!!

コラージュCGを見るのも久々だが、よく見るとランス素材は全て描きおろしなのか?
質感をあえて変えることでクソコラ感を演出しつつ、手間暇はかかっている。こだわりを感じるプロの仕事だ。







未覚醒魔王な恋人

好きな人と結ばれる幸せ










全ては成功した……。
美樹ちゃんの中の「健太郎」は全て「ランス」に置き換わってしまった。
本来の健太郎との関係においてはそうそう起きなかった段階にまで、一気に二人の関係はステップアップ&アップ!
据え膳食わぬは男の恥!!
僕等は生まれた意味を知る!!










罪悪感を誤魔化すためにテンション上げて茶化してしまったが……改めてじっくりとイベントを読んでみると、やはり面白い。
ってか美樹ちゃん可愛いな!
チューにすら真っ赤になるとか、なんかもう逆に新鮮! 純粋で甘酸っぺぇ~!!

エ□ゲに登場する女性キャラでありつつ、個人的には美樹ちゃんをそういう対象としてはさほど見ていなかったし、そういう方向での期待は少なかった。
美樹ちゃんに魅力が無いわけではないが、ヒロインというよりはマスコットに近い印象だったのかもしれない。もしくは「未覚醒魔王」という設定を背負った特殊NPC、みたいな感じとでもいうか。










健太郎という恋人が居つつも二人は揃ってぽや~っとしっているので、彼らからは性の匂いがほとんどしないという印象をずっと持っていた。
あくまでもストレンジャー、異世界の住人である彼らは、性と暴力が蔓延するこの世界にはハマりきらない、汚れきらない存在なのかもなぁと思い込んでいたのかもしれない。

が……変わった!
やるじゃん、美樹ちゃん!
十分やってけるよ!!
……と、謎目線で感心&再評価。


残念ながら相手は本当の想い人ではなかったわけだが、普段は天然でちょいアホな子でしかない彼女が秘めていた乙女心が明かされるのは素直に興味深い。
魔王だから出来なかったらどうしよう……嫌われちゃうかも……と美樹ちゃんに思わせていたなんて、やはり健太郎は極刑モノ。
彼女の不安を拭うためにも、もっと早く一線を越えておけ! バカ野郎!!







ランスへのご褒美










どこまでも健太郎は不憫なオチだが……美樹ちゃん自身が不幸の自覚がないのなら、今のところはまぁいいか。
『好きな人と結ばれた』ことを泣くほど喜んでいる美樹ちゃんは可愛かったし、××シーンも興味深かった。
本気惚れなデレデレスタートだけどウブな女の子との初××って意外と新鮮な感じ。いかにも普通の女の子って感じの対等さと気安さも珍しくて良かった。
今後にケイブリスとのアレソレが待っていることを想うと、『好きな人との幸せな××』があったというだけでも、美樹ちゃんにとってはある意味では救いになるのかもしれないな。










クリア報酬は美樹ちゃんの差分カード恋人美樹
事前に拠点フェイズで未魔王美樹カード獲得済みだと、こっちの差分が貰える。
性能的には未魔王より恋人のほうが普段使いしやすいかもしれない。ま、どうせ間もなく誘拐されて使用不可能になるんだけど。
あと、美樹ちゃんカードは全裸差分も恋人ルートでしか解放されないはず。
コンプがなかなか面倒くさい娘でもある。機会が実質【TURN10】作戦フェイズしか無いからね。


「美樹ちゃんNTR」は、美樹ちゃん本人も健太郎も、嘘をついて協力させたワーグもちょっとずつ不幸なifルートでもあるが…………たまには良いんじゃないかな。
戦国ランスでは魔王カップルにも散々振り回されたし、最後にはシィルまで氷漬けにされてしまった。
それが物語の最後の最後にランスと世界を救う鍵にもなるのだが……あくまでも結果論。シィルを失ったことで、ランスは無意識のうちにもかなり苦悩していた。間違いなく辛かったはずだ。
表立って美樹ちゃんを責める気は毛頭ないけど、だからこそ、たまにはね!
ifの可能性でくらい、ランスの生まれてきた意味とやらを叶えてやろうや。










戦国ランス時代からの宿題が、またひとつ片付いた……。
気合を入れ直して、【TURN10】作戦フェイズ!
ここで向かうのは、もちろんJAPAN!
『JAPAN内紛』を解決しに行こう!!

今回のミニ縛りプレイのメインディッシュのひとつとも呼べるクエストだ。
そしてよく見てみると準備・作戦共に寄り道系イベントなので、各地に戦果をひとつも着けることができない。
自由都市とゼス……! 頑張ってくれッ……!!