ランス・クエスト 延長戦042 願い事ひとつだけ



ランクエ初プレイ時の記憶はかなり薄いが、そもそも仕様も大きく異なっていたはずなので、無印ラストクエストではもうちょっと苦労していたとは思う。
ランダムエンカウントの有無はデカすぎ。当時はダンジョン中の雑魚戦すら大変だったような……。強力な雑魚相手に、アームズの【●●学】スキルが大活躍していたような気がする。角くじらとかストーンGとか超怖かったような思い出。

 





※シリーズ最新作等のネタバレを含む可能性があります





先々々代女王フル・カラー

憑依フル




“バベルの塔”三十階にて改めてフルと対面。一応会話での説得も試みたが、フツーに無理っぽかった。
曽孫の身体を平気で乗っ取っちゃうとか、ひいおばあさまってば酷くない? 草。
常識的に考えるとなかなか畜生な発想だが、まぁランス世界だしな……。それに美人だし。こういうことの一回や二回は仕方ないか。

ランクエでは曽孫パステルに対してもその娘リセットに対しても、さしあたり今回のクエストシナリオ内では無関心に近い冷たい対応しかなかったフル・カラーだけど、ランス10の頃にはもうちょっと馴染んでいるようにも見えた。
ランス10の異常事態で子孫と積極的に絡むようになったことで、フルも多少は丸くなったのかな?
リセットの超絶コミュ力にほだされていったのかもしれない。











さて、戦う前にモダンやビビッドと同じくランス10の生前立ち絵を……と思ったら、フルは生前立ち絵が全裸バージョンしかないのか。
モダンやビビッドは食券等で生前の過去回想シーンがあったけど、フルだけは無かったんだっけ?
ちょっと勿体ない。本編中には未使用でも、画像自体は用意されてたんだろうな。立ち絵モードにオマケ実装してくれてもよかったんだぞ! 2部熟女全裸もな!

仕方が無いので、『ランクエフル(英霊)』・『ランクエパステル(通常)』・『ランス10フル(英霊)』を並べる。
ランクエのデフォルメ気味なキャラクターデザインだと、大人っぽい女性キャラが可愛らしくなりやすいが、フル・カラーは特にそんな感じでもあるな。
パステル憑依状態の“ラスボス感”を際立たせるために、英霊立ち絵ではあえて迫力を抑えていたってのもあるのかもしれない。全部想像。





VS無印ラスボス




改めて……いざバトル!
無印ラスボス戦だぞ!!

検討の結果、アタッカーにランス謙信。ガードに香姫
後衛にヒーラーのノアさんと、軍師役のアールコートを据えた。
この編成、マジでバトル直前になってようやく決めたレベルなので、装備品などは特に吟味もしていない。アールコートも単体相手にとっこーちゃんとか連れてきちゃってる適当っぷり。

【軍師役】はそれこそ香姫に担ってもらっても、ウルザに頼んでもよかったし、その方がボス戦向けではあっただろう。
だが……香姫もウルザも『道中要員』としての育成を進めていたので、肝心の軍師スキルがそんなに育っていない。必要になったらスキル戻しで振り直そうと思っていたが、すっかり忘れてラストクエストに突入してしまった。
ノアさんといいアールコートといい、『戦闘参加(道中アタッカー)が得意ではないので、得意分野に専念』した育て方を“たまたま”していたので、ラスボス戦に採用されることになった……みたいな状況だ。

我ながらかなりの準備不足。歴代カラー女王を舐めているのか、と叱られても仕方がない。
どうなるかな~と思っていたが……結果!







く、苦戦する気配が皆無~~~~~!!!

ラスボス相手に、こんな余裕で勝ってしまっていいのか……?
まあ……いいか……。
とりあえずトドメを刺す前にリアをブッ込んでおこう。名声回収おいしいね。





ランスの望み

ひいひいおばあちゃんにお仕置き




ドヤりまくってイキりまくっていたひいひいおばあちゃん、成・敗・完・了ッ!!
とはいえ、さすがのフル・カラー。
敗北にも堪えた様子はなく、ボロボロで抵抗できない状態でも簡単には屈しない。
これが歴代最強女王の“格”って奴ですわ。
モダンやビビッドのような即オチなんて……簡単には見せてあげないんだから!







激しい戦いだった……。
強大な敵を目の前に力を合わせる主人公、各ヒロイン、そして仲間たち。普段はデコボコなパーティーメンバー全員が一致団結、協力して挑んでいく様は、まるで少年漫画の最終回を読んでいるようなアツさを感じた。
そして最後をキメるのは主人公!
これぞ王道!
いや~、良いお話でしたね~~~~!!





御礼は何にする?




我々視点では『歴代女王三人、それぞれ一回ずつサービスシーンがあった』という印象だが、使われた肉体は三回ともパステルのもの。
全てが終わって元の姿に戻ったパステルが「体中が……痛い……」と涙目になったのに、改めてその事実を思い出す。
戦闘でボロボロになったのもヤリたい放題ヤラれまくったのも、全部パステルの体か……。
パステルカワイソすぎ。ウケる。









そして……いよいよ、運命の選択肢。
この『選択肢』分岐自体が、2倍実装時の非公式アプデで追加されたのだったか?

上の選択肢を選べばシナリオはマグナムに、下の選択肢を選べばシナリオは無印エンディングへと進んで行く。
このままマグナムをプレイし続けるつもりならば、当然上を選べばいいのだが……やはり、こっちも見ておくべきだろう。





解きたい呪いは……




命を救われた礼に「1つだけ」要求を呑んでやると言ったパステル。
その「1つだけ」の貴重な機会に、ランスが選んだのは己の呪いの解呪ではなく、こっちだった。

氷漬けのシィルについてパステルが存在を知ったのも、これが完全な初かな?
己の解呪よりシィルの解呪を優先したランスの姿に、ちょっとくらいは何か感じたかもしれない。







ランス城が完成してから、氷漬けのシィルはJAPANの織田城からランス城へど移動させられていた。
城の6階には“氷置き場”という部屋が作られ、そこではいくつかの専用テキストやイベントを見ることもできていた。

新規発生が無くなっても、「ランスがちょっとだけシィルの様子を見てから、冒険に出かける」イベントを見ることができる。
戦国ランス正史終盤の定期イベントにも少し近い雰囲気だが、あの頃に比べるとランスもかなり安定しているようでもあった。
パステルをなんとかすれば呪いも解けるだろう、という目標と希望が定まってきたのも大きかったのかもしれない。









ランスがボーッと氷シィルに話しかけるばかりではなく、時には仲間が勝手にシィルで遊んでいたり、仲間もランスも皆で遊んでいたり……。
扱いが雑で悪いと言えなくもないが、優しい見方をすれば『シィルを仲間外れにしない』ような空気がそこにはあって、眺めているとなんとなくあたたかい気持ちになっていく。

ランスクエストにシィルはほぼ不在だけど、完全に居ないわけではない。事ある毎にシィルを絡めてくれたり話題に上げてくれる鈴女やサチコ、香姫、ランス達の姿は、微笑ましくも心強かった。
そんな、皆のシィルへの気配りと希望で作られていた“ランスクエスト無印”が……ここで、ひとつの終わりを迎えることになる。