FGOイベント 虚月館殺人事件 プレイ日記03 『選択肢』と時間軸の謎





アラフィフがご機嫌だ。何か良い事でもあったんだろうな。ヨカッタネ!

今回のミステリーイベント、内容自体はシナリオメインで短めのミニイベントなのだが、「推理物」という枠組みである以上、プレイ日記が長くなってしまいがちだ。
新規イベントが始まらないうちにサクサクと終わらせたいのだが、一抹の不安がある。
もしもの時は一日に記事複数本更新という荒業に打って出る準備はあるが、できれば避けたい。つらい。















ホーソーン医師による検死の後に、遺体は地下室に移動させることになった。
ホーソーンの外見が胡散臭すぎるから、という点を差っ引いても、このあたりのシーンは「怪しさ」まみれ。

毒死なのに血が出ていた……のはまーそういうこともあるかもとか、倒れた拍子にぶつけたからって言い訳もつく。
しかし、死の確認が脈を図ってオワリってのは単純すぎる。
あと地下室に移動させるとかも雑だし、なんかこう……ベタにベタが重なって、もう何も信じられなくなってきた。
くそっ、俺は一人で部屋に戻る! 誰も来るなよ!!















私が疑心暗鬼にのたうち回っている横で、クリスとジュリエットが少し踏み込んだ会話をしていた。
良い雰囲気だとか、そういうチャラついたものではない。
お互いに似たようなものだ、と語るクリスは、そっと他者を突き放しているようにも見えた。















悪人顔で雰囲気を作るアラフィフにやや草。

シェリンガムの遺体を運ぶためにやってきた地下室で、ホーソーンから今回の旅行にまつわる真実を教えてもらった。
彼は本心では政略結婚に賛成はしていないこと、ジュリエットを救いたいけれど自分には立場上できないこと……などを語り、主人公に「ジュリエットの力になってあげてほしい」と頼む。

破談に動くことを強く勧めるわけではなく、「もしジュリエットが求めるようならば」という仮定の上での協力を消極的に要請したような形だ。
しかし、主人公は人が良いので、それだけでもある程度は縛られてしまうだろう。
あえてこういった話をすることで、主人公を巧く駒にしようとしているのかもしれない……なんて、怪しむこともできる。
あくまでも、「できる」というだけで、疑心暗鬼故の考えすぎの可能性もあるが。















モーリスの言動が全て本音とも限らないが、傍から見る限りでは、彼はとても「良い夫になる」ようには感じられない。
ジュリエットも明らかに嫌悪感を表にしているが、それでも自ら婚約破談を願い出るつもりはない様子でもあった。
本心では割り切れなくとも、彼女は家族のために覚悟を決めていた。











ここで、選択肢になっていない選択肢。
だがそれ以上に気になるのは、台詞に『』が付いていること。















カルデアでの主人公の選択肢に鍵括弧は無いし、夢の中の虚月館の選択肢も見直したところ、基本的にはカルデア同様だった。
この違いは、犯人当てや事件そのものとは無関係だろうが、主人公が置かれている「夢」じみた状況への答えに繋がっている……のかも、しれない。















ジュリエットとイチャイチャしていたら、再び半強制的に「カルデア」側へ戻ってしまった。
アラフィフとホームズの言葉から、改めて虚月館とカルデアとでは時間の流れが同じではない、ということが明らかになる。

……というか、まず、「戻ってこられる」とは思っていなかった。
前回の別れ際がシリアスだったので、事件解決まではネムネム状態が続くのかと思い込んでいたぜ……。

ってことは、だ。
事件に関して、アラフィフ&ホームズ(&マシュ)の推理や意見をガンガン聞くことが可能なワケだ。
えっ……ヤダ……こんなの、勝ったも同然ジャン? 勝ち確ジャン??















ご機嫌なインチキオジサンは物理で黙らせた。











胡散臭さマックスのプロフェッサーだが、少なくとも主人公に対しては誠実な人物だ。
彼の意見は名探偵の助言と同じくらい価値があり、推理の参考になりまくる。

脅迫状の人物にとっては想定外であっただろうシェリンガムが、最初に殺害されたという謎。
頭の悪い犯人が慌ててやらかしてしまった早漏説、は無いにしても、「事故で殺しちゃった説」「脅迫状と探偵殺しは別件説」「探偵の死は偽装説」「実は探偵が真の狙いだった説」「探偵が全ての黒幕だったが逆に殺された説」……などなど、この時点でも色々と考えられる。











虚月館に訪れた二つの家族、「ゴールディ家」と「ヴァイオレット家」が実在することを、ホームズが突き止めた。
実在する以上の情報はまだ不明だが、さすがに偶然の一致というわけがない。
今回の事象と、何らかの関係があるだろうというのは、間違いが無いだろう。











しかし、マシュのこの言葉に対しては、少し疑問も残る。
彼女はこういった風に解釈して、納得しているようだが、現時点ではふたつの一族の実在が判明しただけであって、「夢の内容がいま起きている出来事」とまでは言い切れない。

カルデアでの経過時間と虚月館での経過時間が異なる以上、時間軸が同時進行していないことは明白だ。
更に捻れば、「ゴールディ家とヴァイオレット家の関係者が見ている夢に、主人公が介入した可能性」なんてものもある。
まーさすがに、そこまでネジくれた事件ではないとも思うけれど、「過去、未来、特異点ではない」と言い切るのは早計だ。











ホームズの助言によって、明らかになったことはひとつある。
左利きでなくとも、左手用のティーカップを使う理由。利き手の怪我。
序盤にあった小さな事件を思い出せば、「シェリンガムと最後に会っていたであろう相手」を予測するのは容易い。















最後に会っていたから犯人に違いない、とまではまだ言えないが、探偵殺人事件を解く何らかの情報を彼が持っているかもしれない。
できれば話を聞きたいところだったが、再び戻った虚月館からは、「彼」の姿は消えていた。

館内にはおらず、裏手の林……どころかジャングルにも、それらしき痕跡は見つからない。
簡単に逃げられるような場所でもないだろうし、逃げたところで行く先などあるのだろうか?

ミステリー的にはどう考えても既に、と言いたいところだが、まだ何もわからない。