ランス10 プレイ日記71 神聖分解波はマジ便利





第二部最大の山場にして難所といえる、9ターン目が始まった。
ここは内容が盛り沢山なので、数回に分けて進めていく予定。

初プレイの際は難易度に苦しめられたが、今回は……結果だけ言うと、メッチャ余裕だった。















最後のオーブを求めて、やってきたのは自由都市。
元就の「ザンス大変だ」シリーズ第二弾は海編。第一弾は確か雪編。















年少組がワイワイ遊ぶ姿を、ちょっと遠くから眺める年長組。こういうものも、なんかいい。
エールにとっての大切な思い出だったり、記憶だったり感情だったりが、どんどん増えていくことがわかる。

毎ターン冒頭の定番エール日記は、ゲームとしては「尺の都合で飛ばされたけどこういうこともあったよ」的なメタな観方もできる。
しかし同時に、エールが少しずつ色々なものを学んで、思い出を増やしていく姿を丁寧に描いているシーンでもある。















若返りのイベントは、立ち絵の都合上第一部にも登場していた面々がメインだ。
子供や赤ん坊に戻っているであろう、他の面子の様子も詳しく見てみたかったな……。
よちよち赤ちゃんに戻っているザンスとか乱義とか、想像しただけで笑える。でもイジったら殺される気がする。















さて、本格的に9ターンが開始……した直後に現れる、いきなりのボス。
まさかの軍隊三万人を率いたタイガー将軍は、今まで以上に本気の殺意をぶつけてくる。















嬉々として応戦しようとする元就を引き止めるリセットお姉ちゃんの泣き落としは俺的名シーンのひとつ。
なんだかんだ言って、また結局リセットの口車に乗せられてるじゃねーか! 想像通りだったよ!! やっぱりかよ!!











やいやい言いつつ、戦闘開始。
このバトルは難所としても有名だ。
現に私も、第二部初プレイの際は相当苦労させられた覚えがある。











以前は防御を固めて、持久戦で粘り勝った。
しかし今は、ポイントを把握している。

まず、この9ターン冒頭のディフェンダー戦はボス属性ではない
そのため、ボス対象外の強力なスキルが使い放題の相手だ。

代表的なのが、Lv82エールの「神聖分解波」
問答無用で敵HPを半減させるスキルは、スタートダッシュに最適だ。
実質敵の体力が半分になるわけだから、戦闘自体がグッと楽になる。











「神聖分解波」さえあれば、もはやディフェンダーなど敵ではない。
以前の苦戦が思い出せないほど、サックリアッサリ勝利してやったぜ。ハッハー!















ボロボロになったタイガー将軍達を率先して手当てするミックス、そしてリセット。
彼女たちは、優しすぎるくらい良い子だ。善悪や敵味方をハッキリ割り切るザンス乱義らとは、また少し異なる。

そんな彼女たちの人となりを、既にタイガー将軍も理解している。それでも己の衝動を止められない。
復讐をやめろ、と口にしたのは志津香だった。志津香とナギは、復讐のむなしさも、止められない苦しみも、知っている側の人間だ。
しかし、理解はできても同情はできない。「まだ来るのなら、私が殺す」と言い切る志津香は格好いい女だった。















しんみりとした空気を、エールの拳がぶち破る。











ひ、ひでぇ……。

気持ちはわかるけど、ここはフツー黙るところだろ! 鬼か!
「くたばれ!」とかガチ殺意じゃねーか! 止めろよ陶器!

超面白かった。















タイガー将軍の屍を乗り越えて、目的地に到着。
自由都市の代表として、今回会いに来たのはコパンドンだ。
カッツカツのスケジュールの中を、嵐のように動きながら働きまくっているらしい。
もう4ピー歳なのに、エネルギッシュだな……。















子供たちを撫で繰り回してかわいがるコパンドンはやっぱりカワイイ。
しかしオバチャン化はまずいですよ……。仮にもergヒロインの一人として、そういう方向はアカンよ。
服装センスまでアッチ方面に進んでいないだけ、マシではある。















さすがコパンドン、前向きだぜ! 痺れる憧れると言いたかったが、さすがにそこまで能天気ではなかった。
30歳問題も気にしまくっていたコパンドンは、これで結構繊細なところもあるからな……。
本人は半分ギャグで済ませているつもりだろうが、わりとリアルに考えるとキツい。

子供がなぁ。今からでもいいから、作らせてやりたいもんだなぁ。
コパだけでなく、謙信も香姫もウルザもリズナもサテラも、全員幸せにしてやりてぇよ。















ここのコパンドン、ポルトガルおばちゃんであると同時にマジ良い女。
皆に平等に(行き場のない)愛をばらまきつつも、あくまでも「普通の額のお小遣い」に留めるというオトナの心配り……。断られるのさえ笑って受け入れる、器のでかさ。
こういうの、フツーに立派だよ。立派な親戚のおばちゃんしてるよ。