ランス10 プレイ日記75 楽しい時間の終わりと、消えた思い出





明るく楽しく進んでいた闘神大会も終わり、いよいよ物語はクライマックスに近付いていく。
シリアスなシーンも増えていくが、それもストーリーの重要な要素だ。
最後まで見守っていこう。















自由都市の宿屋で、エールは再び彼女の夢を見た。
今回は心身共に健康な状態での「夢」、だ。

時期としては、神異変からしばらくの後のクエルプランの様子。
ランスを眺めることすらできなくなって憔悴していた彼女に、初めてネプラカスが接触する。

最初はネプラカスを冷静に排除しようとしたクエルプランだが、“人間になる”という誘惑に揺らいでいく。
何度も描写されているように、「人魚姫」の童話じみたエピソードだった。















翌日、カオスチャレンジに参加しにいくチルドレン一家。
ランスの名を出した瞬間に、ふざけていたカオスの目の色が変化する。
魔人や魔王に対する、相変わらずの強い殺意……でもあるはずなのだが、「あの馬鹿」なんて言い方には、確かにカオス自身の情がまだ残っていることを感じさせる。















身体を張って協力を乞う、志津香方式はNO!(その後蹴られた)
女剣士は好みじゃないから、アームズもNO!
若すぎるから、レリコフもNO!
ザンスは特別きらい!
エールのママもきらい!

……と、ワガママ言いつつも、結局日光と同じくエールが入手することになった。
これもまた、謎パワー。ごごご。















闘神大会も、残りあと一戦。
エールVSアレキサンダーの決勝戦のみだ。

祭りの終わりを目前にして、どこか浮き立っている街の様子とエールの姿。
この大会を通じて出会った人や再会した人と、穏やかに会話を交わしていく。















闘神大会編では、家族の新たな一面を見ることになるシーンも多かった。
乱義の女難っぷりは、散々イジってはみたけれど、乱義の貴重な隙をたくさん見られたのが楽しかった。
ザンスの中で、長田君がすっかり“ペット枠”として守る対象にされているのも面白い。笑えるし、なんだか嬉しい。















「笑顔の可愛いシャリエラちゃんだー!」

上記台詞をシャリエラ本人が言っているのに草。
いやまぁ他に言う人は居ないんだが、自分で自分を「笑顔のかわいい」と言い切るシャリエラの図太さ、すごく良い。















世界のこと、神のこと、魔王のこと。
本当は考えなければならないことはたくさんあるはずだし、解決すべきことだらけだ。
しかし、それよりもただ、長田君いわく“ひとりぼっちで寂しそう”だったエールに、友人や家族ができて、楽しく日々を暮らしているのが何よりも嬉しい。

……だが、それでも、いつまでも遊んでいるわけにもいかない。
闘神大会最後の休日は、今までの喜びや思い出や楽しさと、それを終わらせて進まなければならない寂しさを、ゆっくり味わう時間でもあった。















決勝戦は、おそらく勝っても負けてもストーリーに変化は無いのだろうな。
それでも、しっかり勝っておく。宝箱をいただいていく。

被りアイテムだらけだろうけれど……と思いきや、第二部メアリーのカードをゲットだ!
「レイがんばれ」スキル持ちだけど、第二部にレイのカードってあるのか? 実質統合部隊専用か?
使えるか否かはさておき、嬉しい。















帰り道、久しぶりに元就が出てきた。
テキトーに返事する乱義の雑さ、嫌いじゃない。

仲間たちがワイワイ騒ぐ中で、リセットはひとりだけ少し固い表情をしていた。
あー……色々、背負ってるんだろうな。支えてやりてぇなぁ。















ターンラスト、久々の友情フェイズ。悩んだが、ここはウズメを選んだ。
母親の話なども聞けて楽しいのだが、実は1周目でもウズメ友情はかなり進めていたこともあって、残念ながら新鮮味はあまりない。
それでも、やっぱりウズメはかわいい。きっと3周目以降も、毎回仲間に加えるのだろう。
限定カード集めには任意加入仲間は避けるべきだとわかっているけれど、やっぱり家族は全員集めたくなってしまう。

ミックスとレリコフはまた今度、男エールで攻略することにしよう。
あと、ダークランス天使ルートも内容が違うだろうし、そっちもやらねば。











続いて……ついに、10ターン。
物語の終わりが見えてきた。

友情・努力・勝利で楽しく過ごせた闘神大会編から、ここからガラリと空気が変わる。
のんびり楽しい冒険旅行も、ここまでだ。
シリアスに、真剣に、旅の終わりに向けて歩き出さなければならない。















はじめて、“鬼畜王戦争”や“ランス”について、話をする一行。
今まで避けていたとまでは言わないだろうが……でもまぁ、避けていたのだろう。
できるだけ後回しにしたかった、けれど、もう逃げ続けるわけにもいかない。

乱義の口から、「昔の父上がどんな人だったかは知らない」という言葉が出たのが……地味に、滅茶苦茶、悲しかった。凹んだ。















第一部での、五十六食券三枚目。
あのことを、もう乱義は憶えていない。

赤ん坊だったのだから、当たり前だ。
“魔王”としての姿を、鬼畜王戦争等でたくさん目にしてしまったのだから、おぼろげな大昔の記憶など塗り替えられてしまって当然だろう。

それでも、スッッゲー悲しい。
おそらく、五十六も同じくらい、いやそれ以上に悲しんでいるんだろうな……。
ほんの短い間だけでも、確かに存在していた家族の時間と思い出を、もう分かち合える人は五十六にはいないも同然だなんて……。











魔王と戦うのか、魔王を止めるのか、それとも他の手段を考えるのか。
恐怖や不安、過去の記憶や記録を前にして、すぐには結論を出す勇気がない。
この夜の時点では、まだ家族の意見はバラバラだった。