ランス6 プレイ日記008 サーベルナイトを倒せ・後編
ランス6は玉を使ったサブイベント系とメインシナリオが、プレイ中はわりと進行具合がグチャグチャになってしまう。
プレイ感想を書くうえでは、ゴチャゴチャのままだと語り辛いので、再構成をしているのだが……地味に、手間だ。
今はまだ良いけれど、更にキャラが増えて更にサブイベントが増えてきたら、どうするべきかな。
まぁ、その時になってから改めて悩むことにしよう。
※シリーズ最新作等のネタバレを含む可能性があります
イタリアでのサーベルナイト退治を進めつつも、溜まった玉を消費しに拠点へ戻って他のイベントも見ていこう。
まずはウルザの元へ。ウルザとダニエルが、何やら暗い面持ちで話をしながら散歩をしていた。
“散歩”というホノボノ感あふれる状況に、なんて似合わない表情なんだ……。
まぁ会話の内容が内容だから仕方が無いけれど、空気が重いぜ。
……そういえば、ダニエルに笑顔の表情差分はあったっけ?
まだ見かけていないだけか、それとも無いのか。ヒゲが多いから、笑ってもわかり辛そうな気もする。
身体のためにも動こう、元気になろう、というダニエルの申し出には消極的でやる気も見せないウルザ。
しかし、「ならいっそ、しばらくここを離れて……」といった話になると、強い表情でハッキリと拒否をする。
何があっても、絶対に離れたくない。ここにいなければならない、と言い切るのは、ウルザ自身の使命感や正義感というよりは、過去に囚われての罪悪感のほうが今は強いようにも見えた。
ここにはいたい、それでも何もできない……と興奮したり落ち込んだり、情緒不安定な彼女の姿は、あえて悪いように言うならばウジウジしていて、少し面倒くさい。
だが、こういった描写のひとつひとつが、未来の伏線になっている。
ウルザの成長はまだ始まったばかり、どころかまだ始まってすらいない。
慌てない慌てない。
そんな空気でも堂々と話に割って入ったランスは、テキトー吹かしてダニエルをその場から追いやる。
ウルザの気を散らしつつ速攻で木陰に連れ込もうとするも、直前で謎の郵便局員に邪魔されてしまった。
どこかで見たことがあるような無いような、かわいい郵便局員め……!
一体何者なんだ……!
もっとも当の郵便局員に、ウルザの貞操を守る意思は特に無かっただろう。守る理由も無いだろうし。
彼女の要件は、シンプルにごくフツーに、“郵便の配達”だった。
郵便物を確認したウルザの表情は少し硬い。
何かと思えば……おお、ペンタゴン!
ペンタゴンとネルソンの名前が、おそらくここで初登場……かな?
ネルソンの論文だらけのペンタゴンの機関紙って、なんかスゲーな……。
そんなにいっぱい書くことあるのか? ほぼネルソン著の雑誌が定期的に刊行されているってことだろう?
ネルソン自身にそこまでの意思がこの時点であるのかはわからないけれど、傍から見るとなかなかの自己顕示感。
それをレジスタンス組織仲間であるウルザに堂々と送り付けるあたりも、ちょっとヤバイ。
おっ、かわいい!
やはり笑顔がかわいい!
エログラビアが載っているならくれ。載ってないならいらない、というランスのストレートすぎる物言いに、さすがのウルザも小さく笑った。
ランス視点では、初めてのウルザの笑顔だったらしい。
その後、すぐにダニエルに邪魔をされてしまったけれど、少しだけ良い雰囲気の時間だった。
さて、再びイタリア探索。
サーベルナイトの犯行現場を見た後で、新しく表れていたイベントアイコン。
ドス黒い色合いのイベントアイコンでは、中ボス戦が起きることが多い。
現れたのはサーベルナイトではなく、彼への“障害”としてエミが面白半分に放った、ドルハンだった。
野性味のある外見とは違って言葉遣いには知性を感じるものの、ドルハンはエミに命じられた通り、問答無用でランス達に襲い掛かる。
想像通りの中ボス戦だったが、難易度はそう高くはない。
雑魚よりは少し強いといった程度で、そう苦労することもなく倒しきることができた。
状態回復係として後衛にセスナを置いていたけれど、あまり必要ではなかった。
メガデスでも良かったのだが、確かこの直前の雑魚戦で既に死んでいた。モロミ脆過ぎワロリンヌ。
カオルはドルハンが“ムシ使い”であることをすぐに見抜いていた。
彼女の口から、ムシ使いに関する過去も語られる。
ムシ使いの粛清は「7年前に当時のゼス王が命じた」とのことだったが、これはガンジーの前の王、だろうな。
色々と表の事情も裏の事情もあるのだろうけれど、まぁ、胸糞の悪い話ではある。
そんな出来事ですら、たった7年前でしかないのだから、ゼスがこんな状態なのも当然といえば当然だ。
ランス10の千鶴子の食券では、王になる前のガンジーの姿が描かれていたと思うのだけど、あれはいつ頃だったのかな。
王は変わったのだろうけれど、各種長官は7年前とそう変化は無かったりするのかもしれない。
四天王が実力重視になったのはガンジーが即位して以降、という話だったから、7年前はそのあたりも真っ黒だったのかもな。
ハァ~、駄目だこりゃ。
ようやくサーベルナイト本人と遭遇した。
大体察していた通り、ハッサムは2級市民を「ケダモノ」とまで言い切り、自分は殺人犯などではないとまで考えている。
言い訳ではなく、素なんだろうな。絵に描いたような悪だ。二次元の敵としては、いっそ気持ちいいくらいだ。
そんな相手に対して、カオルは辛そうにしているけれど、ランスは「難儀な国だな」とバッサリ&アッサリ。
このあたりの冷たさがランスのちょっと良いところ。
ネチネチ引きずらず、邪魔だからとりあえずぶっ殺そう、というランスのノリだからこそ、重くなり過ぎないのがありがたい。
ついにボス戦! と意気込んだが、結果的には全然苦労はしなかった。
たまに“ため”状態になるけれど、テキトーにボコボコにしていればキャンセル可能。
キャンセルしきれなかったら、苦戦することもあるのかもしれない。
まぁ、序盤の軽いボスとして、そう強い相手ではなかったのは間違いないだろう。
もう少しでトドメ……というところで、サーベルナイトが治安隊を呼び出した。
サーベルナイトを捕まえてくれるわけもなく、なぜか矛先はランス達に向けられてしまう。
「俺様は悪くない!」が珍しく真実な瞬間だった。
くそー治安隊め……。
しかし確かキューティは将来的にヒドいことになったような気がする。
仕方がない、今日は許してやろう。
まんまとその場は逃れたハッサムは、結局謎のヒーロー“征伐のミト”に捕まってしまったようだった。
うーん一体何者なんだ……って言いたいけれど、サイドの女性二人は完全に顔が出ているな。隠す気/zeroだな。
ミト本人はさておき、スケさんがわりとノリノリで「頭が高い、控えおろう!」って言ってるのにややワロタ。
……スケさんの性格からして、普段からそんな感じなのかもしれない。
うーん、この頃のスケさんの好きな数字って何なんだろう。