ランス6 プレイ日記048 モエモエ国の王女・前編



メインシナリオが盛り上がってくると、どうしてもサブイベントやサブミッションに寄り道し辛くなる。
今までも散々スルーしていたので、今更な話ではあるのだが……特に『あの計画』開始以降は、色々と心情的に寄り道し辛い。

遠慮なくフラフラできるのも、そろそろ終わりかもしれないな。

 





※シリーズ最新作等のネタバレを含む可能性があります





更に元気を失ったウルザ




サブミッション「王女アノキアの亡霊を退治」を請けよう!
このイベントは、確かクリアするとちょっとイイ事があったはずだ。
急ぐわけではないが、サクッとこなしてしまおう。


……と、ここで初めて、ウルザの表情が変わったことに気が付いた。
今まではメインではないサブミッションを請け負う際は、「この任務をグリーン隊にお願いしたいと思います」と同じような台詞を言いつつも、表情は普通の顔だった。

今回以降、請け負う際&任務をクリアした際のウルザの表情や反応が悲し気なもので固定されてしまう。
おそらくは、ペンタゴンとの協力が決定したことで、常に思い悩むような心境になってしまったからなのだろう。
そのうち元に戻るのかな? ストーリーの今後の展開を考えると、もう戻らないのかもしれない。







ウルザの悲し気な表情は、もはや見慣れたというかド定番というか……。
しかし、やっぱり女の子は笑顔が一番だよ。

ってことで、ウルザを元気付けるために立ち上がったランス様。
さぁウルザ! レッツ訓練だ!!









(ランスが)元気になった。

今日の訓練も終了したことだし、気を取り直してサブミッションに向かうとしよう。

この特別××のイベントは、おそらくは期間が限定されている。
見逃すとCGも取り逃してしまうのかな?
注意しておきたい。





王女の亡霊騒動






サブミッションのために向かうのは、「村を脅かすモンスター退治」の任務でも訪れた安眠街道村だ。

村の地下墓地に眠る、王女アノキア。
その封印が弱まり、地上に災いを起こす可能性があるため、状況を調べてほしい……というのが、今回の任務だ。


きっと王女は美人に違いない、とワクワクするランス。
状況やノリだけならば、なんてことはない。いつも通りの、アイスフレームとしての慈善活動の一環、みたいな雰囲気だ。

……けれど、この任務。
実は色々と気になる事もあるので、丁寧に内容を追っていきたい。









前回の「村を脅かすモンスター退治」では、出入口に最も近い階段から地下墓地へと降りて行った。

今回はそれよりもうひとつ奥にある階段が解放されていて、その先がイベントの舞台になる。
うっかり前回と同じ階段を降りてしまわないように注意。
「あれ~イベント起きねぇなぁ~」なんて迷い悩む羽目に陥る。陥った。









新しい区画を進むと、ボスアイコンが通せんぼをしてきた。
現れたのはゼスのマジックガード。

ゼス王国に反抗したモエモエ国の罪人を閉じ込めておく……ということは、王女以外の国民もこの区画に埋葬されているのかな?
「王女は特に危険だ」という台詞からも、王女以外のこの場所に眠っているように聞こえる。

……今更だけど、アイツを仲間にした状態でこのクエストに挑むことはできたのかな?
専用の反応は……特に無いかもな。
でも試してみればよかった。









マジックガードを倒すと、突然カワイイ女の子が現れた。
触ることもできず、スゥと消えてしまう有様は、まさしくザ・ユーレイ。
しかしカワイイ。外見だけならメインヒロイン級のデザインだ。さすがは王女様。

そんな王女アノキアの幽霊は、己の現状や封印の解き方などを語り、「自由になった暁には、騎士様が望む褒美をなんなりとお渡しします」とまで言って消えてしまう。
……これは、なんというか……さすがに……。









仲間たちも総ツッコミだ。
さすがにコレは怪しすぎる。怪しさ半端ねぇもん。

王女アノキアは、ゼスに滅ぼされたモエモエ国の元女王だという。
絶対に恨みを持っているだろう。現に今の幽霊も、先程はっきりと「私はゼスを許す訳にいかない」とまで語っていた。

状況といい本人の発言といい、かなり危うい雰囲気だ。
志津香はもちろんパットンも、そしてシィルさえも口々に中止を促し始めた。







もちろん、そんな言葉に従うようなランスではない。
かわいければとりあえずオーケ。
性悪だったらお仕置きだけすればいい。
ゼスが滅ぼされても、ぶっちゃけランスには関係無いのだ。がははー。

リーダーがノリノリなので、任務は続行。
さぁ、マジックガードをぶちのめしながら、最奥へGOGOだ!





やさしい女






立ち塞がるマジックガードを、ちぎっては投げちぎっては投げ。

マジックガードは口々に「復讐鬼を解放するな」だの「鬼女に心を惑わされている」だの「災いをもたらす女を助けてはらなぬ」だの言ってくる。

一方のアノキア王女は、魔法兵士が倒される度に「騎士ランス」だの「あとひとつです……」だのと煽ってくる。

ククク、盛り上がってきた。
面白くなってきたぜェー!!







クッソワロタwwwww

リ、リズナにまでッ!
リズナにまで心配されてしまうなんてッッ!!









最後のマジックガードを倒すと、王女アノキアは不穏な笑い声を上げながら消えてしまった。
「祭壇でお待ちしております……」という言葉だけが残る。

もちろんランスは従う気満々だったが、ここでいよいよ、仲間から強い反対を受けた。
パットンは顔をしかめ、かなみは呆れ、シィルはオロオロして、志津香に至っては「これ以上巻き込まないでよ」とまで言ってくる。

こいつは困った。
まさかここから先は一人で進まなきゃいけないパターンでは……とヒヤヒヤしたが、優しい仲間たちは結局最奥まで一緒に来てくれるようだった。
なんだかんだで甘い連中だぜ。クックック。(※多分ゲームの都合)







指定された最奥の祭壇より、少し手前にプレートがあったので読んでみる。
……おおう。
なんだかこう、ゾクッとする。
幽霊騒動より、よっぽど怖い。

このプレートの文章を書いたのは誰なんだろう?
ゼス国民や神官が書いた……のも違うような気もする。
「アレ」のことを知っているとなると、法王やその関係者が関わっているのかな……?

世界の深淵にちょっと触れた気分だ。
うーん、ドキドキ。