FGOイベント 雀のお宿の活動日誌 延長戦03(完) ヘルズキッチン




延長戦、最終回!

閻魔亭編の重要キーワードのひとつだった『ヘルズキッチン』編で、感想延長戦を〆ようと思う。
意外なキャラが料理教室に挑戦しようとする様は新鮮で愉快だった。
カンストリスタンの、この“汗ダラダラ”表情は新規差分か……?
うーん、面白い男だ。こんなイケメン造形のクセに大ボケやりたい放題とか、キャラクターとしてズルくね?

 





※本記事では1.5部サーヴァントの真名を表記しています







紅閻魔の料理教室






中盤~終盤あたりに解放されたサブクエスト、その名は『地獄の厨房ヘルズキッチン
タイトルからして危険な香りが漂ってくる……。

そして内容も大体想像できる。
きっと玉藻たち三人娘が……なんて考えていたら、まさかの編成条件は“マシュのみ強制、そして四人の???NPC強制”

条件の複雑さにも驚いたが、マシュ以外が全員???状態というのもビックリだ。
今までにここまで???が編成で並んだことってあったっけ?

どれが誰なのかはもちろん、クラスも何もわからない。
エネミーとの相性の良し悪しもわからないまま、とりあえずこのままブッこんでみる。
これだけ複雑な縛りがある以上、難易度は低いんだろう(舐めプ)(フラグ)。















玉藻、吼えるッ……!
熱くなりながらも、そこはメタもネタも得意な良妻狐。
ササッと『ヘルズキッチンとは何か』についても説明してくれた。

お料理教室、なんて甘ったるい響きから想像のできない境地。
どんな新兵をも鍛え上げる、もう一つの八熱大地獄……。

いつものキャス狐のジョークかな? なんて軽く捉えてしまうと、わりとガチモードで注意されてしまった。
ヘルズキッチンはどれだけのトラウマを彼女に与えたというのか……。







本日の参加者











キャス狐のマジモードに背中を押されて、慌ててマシュたちを救いに向かおうとするも……既に教室は始まっているようだった。
紅閻魔の料理教室に、今回集まった参加者は六名。

最初のひとりはマシュ・キリエライト。
料理は出来ないわけではないが本気で学べたこともなく、今回は強い意気込みとやる気を持って教室に参加しようとしていた。

そのマシュの姿勢には、紅閻魔も「新兵にしてはいい眼をしているでち」と一定評価。
とはいえ玉藻の前のみならず紅閻魔までも、生徒のことを“新兵”と呼んでいるのが先行き不安過ぎてワロタ。
まさに魂を燃やすブートキャンプ。















続いてキャスター、エレナ・ブラヴァツキー女史。
彼女は日頃からしっかりとした女性だし、マシュ同様に優等生だろう……と思いきや、なんとなく怪しい。こう、想像以上に“軽い気持ちで参加した”感が強い。

そしてアン&メアリーについては……何も言わなくてもわかった。
まず間違いなく、ほぼ絶対に、優等生なワケがない……!
教わるのも抑えつけられるのも得意ではないだろう彼女たち二人に、ブートキャンプを耐え続けることができるのだろうか?
体力はあるだろうけれど、自由のために脱走しそうな匂いがプンプンする。















『地獄』の趣旨を勘違いしているゴルゴーンはさておき、なぜかこの場に唯一混ざっている男性トリスタン。
……って、まさかのトリプルゴーグルバージョンかよ!
飲み会では普通の服を着ていたのに、なぜか着替えている不思議。はしゃぐなはしゃぐな。

こっそり料理技術を学んだ暁には、キャンプ場で友人にイケている姿を見せたいなどと考えているトリスタン。大学生かよ。
その様は、紅閻魔には「同僚に料理の腕でマウントを取りたいだけのトリ公」とまで言われていた。
辛辣すぎて草。







時空の流れが乱れる











美しいプレーンオムレツ?
エッグベネディクト
三分で出来るお手軽おつまみ料理?
うるせーバーカ!!

(意訳)(嘘)










食材等との戦闘開始だーッ!
想像通りだけど聞いてねぇッ!!
つーかイキナリ騎相手に術エレナじゃねぇか!!

???ばかりなのでどうしようもない。
もちろんオダチェン礼装を身に付けておくなどというテクも用いていない。
脳死でブッこんだ結果がコレだ。
なおエレナは3ターンくらいで沈んだ。















雑魚のHPもなかなか高いうえに、最後にはヘルコックが控えている始末……!
かなりマシュが粘ってくれたおかげでクリアはできたが、経過ターンといい残りメンバーといい、ギリギリでボロボロな戦いだった。
ハァハァ……だ、だが、こっちの勝ちだ!

安定性を求めるのならば、主人公のマスター礼装はカルデア戦闘服で緊急時のオーダーチェンジを可能にしておくべきだっただろう。

最初は、2フェイズでは、最終戦が登場する順番になっているため、トリスタンは後方に控えさせておいたほうがいい。エレナも最初は後ろに回した方がよかっただろう。

……戦闘前にNPC同士の位置を交代させることは可能だったんだろうか?
デフォルトだと、スタメン『マシュ・エレナ・アンメア』控え『ゴルゴーン・トリスタン』という順になっていた。
トリスタンの位置に運営の仄かな優しさを感じる。エレナの位置に運営の仄かな悪意も感じる。







敗者は去った






紅閻魔の語った三つの原則。
『料理とは政治である』。
『料理とは物理である』。
『料理とは努力である』。

ヘルアイランドでの修行に最後まで残っていたのはマシュだけだったらしい。
共に戦っていた仲間たちの姿は、いつの間にか消えていた……。

マシュひとりが残っただけでも、わりと凄いことだったようだ。
玉藻の前も、(あの責め苦を初見クリアとかマジで!?)と慄いていた。















激しい戦いだった……。
しかし、マシュは何かを掴んだらしい。
心身に傷を残さず、学びを得たというのなら、まぁ良いのだろう。ヘルズキッチン編、ハッピーエンド!

ちなみにヘルズキッチンのコースは八つまであるらしい。
キャス狐でさえ、五つ目あたりで尻尾を巻いたとのこと。
その先は地獄かな? 既に地獄か。















最後にはまたもニヤニヤタイムが用意されていた。
閻魔亭イベントはマシュのかわいい姿もたくさん見ることができて、非常に俺得な代物だったと改めて思う。

好きな相手のために、急に料理を学びだすとか……まぁ、言ってしまえば“ベタ”だ。
しかし! 定番は、愛されるからこそ定番という地位を獲得するに至ったのだ!
つまりベタ最高! ラブコメ最強! イェーイ!!