ランス6 プレイ日記102 一夜のあやまち




アリスの館の中には、立ち絵を順番に見ていくモードが存在する。
そこを久々に見ていて、気付いた。フェリスの立ち絵あったじゃん……!?
『その後』で使われていたものだったかな? それとも、本編中でも使われた機会があったっけ?
うーん……少なくとも今回の周回内では、見かけなかったと思う。たぶん。

 





※シリーズ最新作等のネタバレを含む可能性があります







ダーリン、ダーーリン






戦争する気マンマンの女王モードが、ランスの登場で一変。
言動は軽くも愛は重く、ランスに対してだけはMッ気のある『ただのランスのオンナ』になってしまった。

今回はゼスを取り込む絶好のチャンスでもあったので、さすがにリアも少しだけ決断を迷う。
しかし結局は、ランスに「俺様はもう、お前の事など無視する。シカトだ」とまで言われてしまった結果、リアは折れた。
意地悪やお仕置きは嬉しくても、無視は堪える。それが恋する乙女というものなんだろう(※想像)。







ギスギスパーティナイト











国境沿いで開かれた、リーザス主催のパーティ会場。
飾られている国旗は、確かリーザスのものだ。ピンもこやマッチョで隠されてしまったが、壁に飾られた肖像画もリアだった。
主催側の“圧”が強ぇな。

ま、ゼスを招くというよりはランスを招くのが目的のパーティなのだろうし、こんな感じでもおかしくはないか。
現在のゼスの状況とリーザスとのバランスを考えると、圧倒的にリーザスの方が立場が優位なことに変わりはない。
『ランス』という存在と、彼を愛するリアの心ひとつで、この瞬間の平穏は保たれている。ちょっとでも何かが崩れれば、戦争開始だろう。















前からランスのことを相当気に入っていたガンジーだが、ランスとリアの関係まではさすがに初耳だったようだ。
ゼスでの出来事、魔剣カオス、リーザスとの関係……。ランス自身とその周囲の環境の複雑さ、異様さを改めて認識したガンジーは、(この男が、アリオスに変わる勇者だというのか……?)とまで考えるようになっていた。
しかし、勇者の条件にランスは見合わない。

放浪王ガンジーの世直し旅の目的のひとつは、アリオスの次代の勇者を探すことでもあった。
結局その目標はランス10の時代になっても達成することはできず、堕ちた勇者の復活という歪んだ形での“新たな勇者の旅”が始まることになってしまう。


……丸々信じていいのかは怪しいが、ランス10でコーラは、「ランスの成してきた偉業、落としてきた女は、本来は全て勇者(アリオス)が手に入れるはずだった」的な事を語っていた。
ランスが存在せず、アリオスが予定通りに冒険を進めていたならば、このパーティー会場に居たのもアリオスだったりするのだろうか?
どちらにしても既に年齢的にアウトな気もするが……ああでも、歴史が変わって、時代も前後していたのかな。















ま、そんな『IF』話は今のランス達には関係がない。
今重要なのは、ガンジー直々に発行された“交際許可書”の方だ。

あくまでも許可しただけであって、マジックがどう行動するのかは彼女の自由だとガンジーも念を押す。
しかし、父親直々に交際を許可されたというだけで、ランス的には万事解決扱い。
そしてマジックにとっては黒歴史確定状態。
アレックスにとっては……えーと……ドンマイと言うしかない。















ランスは早速“交際許可書”片手に意気揚々とマジックに話しかけるが、彼女の対応は冷たい。
……と、思ったが、意外と感触としては悪くはないのか?

酔っぱらっているせいで『ムキー!』と怒る余地もないからか、ぼんやりしつつブツブツ語っている姿は、意外とランスを全面拒否まではしていない。
愚痴交じりではあるが、“王の娘であっても、遠慮しない不思議な男”として、少しずつ意識し始めているようでもあった。
あと表情がヤバかわいい。本音と一緒に、口の端から何か垂れてる。















マジックとの会話途中で、リア再襲来。
“ダーリンに馴れ馴れしい女”として敵意を抱いたのか、わざわざ煽るような口ぶりで、ランスの功績を語りだす。
リアはハッキリと、「ゼスなんかどーでも良かったの」と言い切った。そんなどーでも良かったゼスに対して、侵略を進めるどころか手助けする方針に変更したのも、全てはランスの一声があったからこそだ。
リアのランス評が高すぎるのは間違いないが、『ランスのお陰でゼスが救われた』現実に変わりはない。
マジックはリアに対して、この場では最後まで「ぐぬぬ……」的に言いよどむことしかできなかった。















国ごと馬鹿にされた以上、マジックがリア個人に反発を覚えるのは当然だ。
しかし、酔っぱらって本音が出やすくなっているせいか、リアへの反発の中には“嫉妬”めいたものも混じっているように見える。

リアへの反感、ランスへの苛立ち、ゼスは占領されるしリーザスに借りを作りまくるし親父はアレだし……そんなストレスと酒の力で、前後不覚になった結果……。















マジックの悲劇(喜劇)が、本格的に始まる。
あと、マジックとリアの腐れ縁染みた友人(?)関係も、ここからがスタートって感じかもしれない。







リズねえに叱られる











その頃、ガンジー。
どんな状況だったのかは謎だが、「とまあ、そういう訳でだな……私の娘は、ランスと……」なんて風に、世間話の一環のように、“交際許可書”についてリズナに語っている時、それは起きた。

今までマジック本人がプンスコする以外、ほぼ誰も指摘してくれなかったせいで放置されていた件について、ついにマトモなツッコミが入る。
娘の意思を無視している。怒って当然。非常識。
ああ……マトモだ。マトモな意見過ぎて、眩しすぎる。
なんて澄んだ、美しい存在なんだ……。リズナ……。















都合が悪くなってファイヤーレーザー。アホか! 普通なら死ぬぞ!
ガンジーへの常識的なツッコミは命懸けなのだということがわかる事件だった。恐ろしい……。

昔からガンジーの逆切れ魔法を受け続けた結果、リズナは現在の魔法抵抗力を手に入れたらしい。
魔法完全防御能力に至るのは、まだ少し先の話。
何にせよ、そんな特異体質でもなければ、ガンジーにまともに意見を言うのは難しいのだろう。リズねえを崇めよ。










逆切れファイヤーレーザーでも誤魔化せず、最後までリズナはガンジーを叱り続ける。
最終的にはガンジーも受け入れて、「うむ……考える……」と素直に反省していた。
……考えた結果、何かの行動に移ったっけ? うーん、まーいいか。

このイベントは、最初から最後までリズナがガンジーより一歩上を行く“お姉さん”だった。
普段のぼんやり天然騙されやすい娘とは少し違うリズナの姿は新鮮で、とても魅力的。
いつも優しいからこそ、真面目に怒られるとドキドキしてしまう。
リズナはかわいいなぁ……。