FGOイベント レディ・ライネスの事件簿 プレイ日記02 最初のパッチワーク
本イベントの冒頭で、ライネスと主人公は『エルメロイⅡ世と弟子』という関係だった。
今思えば……あれは、『本来のロード・エルメロイⅡ世と(内)弟子グレイ』の関係性が反映されていたのだろうか?
記憶は取り戻したけれど、最初の設定が“なぜ”あの形だったのかは、まだ謎のままだ。
完全に新しい役割ではなく、既存の設定を流用する必要があったとか? そっちの方が処理が軽くて済んだとか?
そのあたりの真実が明かされるのは、やはりラストになるのだろうか。
※本記事では1.5部サーヴァントの真名を表記しています
おとぎ話の巨人
第一節が終了すると、メインマップ画面に写真のような記事の切り抜きのような紙がペラリと貼り付けられた。
刑事物で、地図に写真をどんどん貼り付けていくシーンにも似ている。
地名(?)は『おとぎ話のパッチワーク』。
アイコンはアイシングクッキーのようでかわいらしい。
私が知らない元ネタがあるのかもしれないが、全体的にクールかつお洒落な雰囲気のイベントだ。
「レディ・ライネスの事件簿」というイベントタイトル及び節タイトルが表示される画面の演出も、シンプルで渋くてシャレオツ。
ライネスとの会話中に、突然聞こえてきた大きな足音。
絵本のような夜空を背に現れたのは、どう見てもバニヤン!
……だが、主人公はわからないのか、名前の表記は自己紹介するまで“巨人”になっている。
バニヤン側も、主人公に対して特別知り合いじみた反応はなかった。
カルデアとは無関係のバニヤンなのか?
そのあたりは謎だが、とりあえず話しかけてみると、コミュニケーションは無事に成功した。
我々のよく知るバニヤン同様、外見(サイズ)は派手だけれど中身は良い娘っぽい。
博物館(Museum)
事件現場で見かけた『M』について、何か知らないかと尋ねると、バニヤンは博物館に案内してくれた。
Museum。確かにMだが、あのダイイングメッセージに関わっているのかは、ライネスの反応的にビミョーだろうか。
ロンドンで博物館といえば大英博物館を思い出す。外見もちょっとそれっぽいか?
主人公たちと共にやってきたバニヤンを、「帰ってきたか」と親しげに迎え入れたのはバーサーカー・坂田金時とアサシン・ジャック。
彼ら三人は友人同士であり、“もうひとりの友達”が行方不明になったため、探している最中らしい。
博物館に入って探したくても邪魔が多すぎる上、バニヤンは入ることさえできず、悩んでいたようだ。
そんな彼らと、まるでお互い初対面のように挨拶するも……主人公の脳裏には、デジャブのような記憶のフラッシュバックのようなものが走っていた。
この光景は、第四特異点? ロンドンだから?
単に舞台が同じロンドンだから、というだけでなく、今回のイベントシナリオそのものが第四特異点と関わってくるのだろうか……?
行方不明になった人物を探している、と語るサーヴァント達だったが、彼らはその相手が「誰なのかがわからない」という。
空白だけは感じるものの具体的に説明できない、なんとも歯がゆい感じだ。冗談のようにも聞こえるが、彼らに限ってそんなことはあるまい。
協力しなければならないほどに切羽詰まっている様子でもなさそうだが、今は何をするにも情報が足りない。
『単なる偶然とは思い難い』というライネスの勘もあって、金時・ジャックと共に博物館内を探索してみることになった。
博物館を徘徊する邪魔者たち
“博物館の邪魔者”とやらと戦うために、ここで主人公がトランク……霊基グラフを初めて使う。
この件を境に、通常通りの戦闘が行えるようになった。シナリオ・ゲームシステム共に、ここでようやく通常営業解禁といった感じ。
しかしライネスはもちろん、トランクによる召喚に成功した主人公自身も、その意味について正確には理解できていない。
なんとなく使えている、という感じだ。体だけは覚えている、みたいなやつかもしれない。
バニヤンを外に残し、行方不明の誰かを探して博物館の中をうろつく。
道中で、金時たちが“はぐれサーヴァント”であることも教えてもらった。
マスターは持たない“はぐれ”……となると、やはりカルデアに居るであろう彼らと同一人物というわけではなさそうかな?
主人公と共にレイシフトしたものの彼らは彼らで記憶を失っているパターン、「では無い」と考えて良いのだろうか。
しかし、どちらにせよ、『彼らがなぜここに居るのか』は謎のままだ。
行方不明の相手を思い出せない点も妙だし、はぐれとはいえ呼び出された以上は、何か理由があるような気もする。
今のライネスは、まだ“普通”のライネスだ。
記憶のほとんどをまだ取り戻していないからか、人格も知識も、通常のライネス個人のものに近い。
そのため、この時点ではサーヴァントの自覚や知識などもあまり無いように見える。
そんなライネスが語る、「探るべきは、ホワイダニット」。
彼女の義兄がよく口にしていた話だ。
そう語る時、少しだけ目を伏せているのに、彼女の心の傷が伺い知れた気がした。
……ショックはまだ続いているんだろう。今は前に進むことで、考えすぎないようにしているのかもしれない。
初歩的な失踪事件
「誰が」「いつ」いなくなったのかもわからない失踪事件。
博物館を一周し終えたところで外に出て、今度は主人公とライネスの二人だけで調べてみることになった。
既にライネスは、何か検討をつけているらしい。
そしてここで、液状トリムマウも初登場。ゆるキャラみたいでかわいいな。ちょっと桜のタコさんウインナーも思い出す形態。
図書室に隠れていた“しゃべる本”……ナーサリーライムを、ライネスの機転で無事に発見。
正確に言えば隠れていたわけでもなく、ナーサリーライムは「喋れて、動けた」ことさえも忘れていたようだ。
金時やバニヤンたちも「誰が」「いつ」いなくなったのかわからない……と言っていたけれど、ナーサリーライムの場合は更に難解な状況になっていたんだな。症状が重かったというよりは、彼女の性質が記憶喪失という現状に相性が悪かった、のかな。
友達のことを思い出したナーサリーは、少し不安になりつつも、主人公たちに背中を押されて笑顔で立ち去っていった。
ハッピーエンド、なのだろう。その後の彼らがどうなったのか、見ることはできなかったけれど、おそらくは大丈夫だったのだと思う。
しかし“これっきり”、彼らと会えないでいるのは少し気にかかるけれど……。別に、気にしなくてもいいのかな?
正直現時点では、事件もサーヴァントたちもどこかフワフワしている印象で、どこを注視すべきなのかがよくわからない。
今回のイベントシナリオはややスロースタート。というより、どんどんエンジンが回っていく感じだ。
『おとぎ話のパッチワーク』とナーサリー事件の出来事は、まだ夢見心地というか、きちんと頭に入っていかない感覚があった。それもまた、主人公の現状に近いのかもしれない。
今はまだ、他でもない主人公自身が、一番フワフワしている気もするしな。
事件の解決と、最初の紙片
ナーサリーの事件は解決したが、主人公たちの現状を打開する鍵は見つからなかった……と思いきや、明らかに怪しい紙片があった!
すごく読み辛いけど、ライネスの言う通り“ムネーモシュネー”と書かれている? つづりは“mnemosyne”かな?
なぜこんな場所に、こんな物があったのだろう。
ナーサリーライムが隠したとは思い難いし、ナーサリー事件の犯人(仮)……彼女たちの記憶を操作した何者かが隠したのか?
いやまぁ、記憶を操作する何者かが存在するのかも、まだわからんけど。
紙片に触れて、顔をしかめるお師匠様。
その時彼女に、電流走るッ!
……という場面なのだが、この表情は素直にエロスだと思いました。
わかりやすく感情を顔に出すライネスはレア。
FGOというゲーム作品で、喜怒哀楽の立ち絵の表情変化が必須だから……なメタな理由もあるとは思うけど、珍しいものを見られるのはトモカクラッキー。