ドラゴンクエストビルダーズ2 プレイ日記059 裏切者の真実




今回の記事には、DQB2における重要なシーン・重要なネタバレが含まれます。
ご注意ください。

 







裏切者との永遠の別れ

スパイの正体





衝撃の展開はまだまだ続く。
「あくましんかん」に呼ばれて、そちら側に歩いて行った人物は……。

……まぁ、今までの流れからして、予想通りの展開でもあった。
最初の頃はともかく、最近は明らかに怪し過ぎた。
さすがに見て見ぬフリにも限界がある程度には、無理のある言動だった。

それでも、「信じたくなかった」というのが正直な気持ちだった。
このムーンブルクに降り立った時から、ずっと共に暮らしてきたアイツのことは、やっぱりなんだかんだで気に入っていた。他の島で出会ったチャコやポンペたちと同じく、友達の一人だと思っていた。

昔からの仲間や幼馴染たちは、プレイヤーや主人公以上にショックだっただろうな……。
この瞬間の彼女たちの気持ちを考えただけでも、胸が締め付けられるような気分だ。これは辛い。辛いな。
もっとシンプルに「よくも裏切ったな!」と怒ってもいい場面なんだろうけど、個人的には悲しみの方が強かった。







悲しい離別





「いつわりの世界」「滅びる運命」……。ハーゴン教団の教えや、総督アトラスに対する恐怖も強かっただろうけど、スパイが裏切った一番の動機は『世界の真実』にあった。
トラウマから生じた死の恐怖に耐えきれず、何も答えてくれない王への不信も高まり、そこに「あくましんかんさま」からの誘いもあって、この裏切り行為に及んでしまったようだ。

せめて「あくましんかんさま」の誘いと、主人公達ビルダーの到来の順序が逆だったならな……。あと、他の誰でもない、この人物が『世界の真実』に偶然にも気付いてしまったというのも不幸だった。
こんな形になってしまったのは、もちろん本人の資質もあるだろうけど、不運が重なった結果のようにも思える。
色々な情報がもう少し違う順番で緩やかに届いていたなら、異なる結末もあったかもしれない。


今更物語は変わらないし、“裏切者”がここで命を落とす運命にも変化はない。
でも“裏切者”は、何よりも恐れていたはずの死を目前にしながら、ハーゴンサマ バンザイ!」ハーゴンを称えながら最期まで笑っていた。
……姿形が魔物に変化した時点で、精神面も完全に変わってしまったのだろうか?
本人はハイに笑いながら死んだので、苦しみは少なかったかもしれないが、その姿は物悲しくて哀れだった。







ムーンブルク城に迫る危機

いやな予感じゃねぇよ










今回の遠征の目的だった『ゆうきのオーブ』も無事に手に入った。
裏切者は死に、あくましんかんも死に、目的は達成できたのだけど、正直気持ちは落ち込んでいる。晴れやかな気分にはなれないよな……。

更に更に、全軍遠征中のムーンブルク城は今現在襲われている真っ最中。
だよなー! そりゃそうなるよ! 知ってた!
っつーか普通そうだろ!!

予想通りの光景なのに、ジローム「なにが起きているのじゃ!?」とか呑気なことを言い出すのにもちょっと腹が立つ。
考えればわかるだろ!
子供でも想像できるよ!!
寝ぼけたこと言ってんじゃねぇぞハゲ!!(※暴言)







ドラゴン兵団の蹂躙





城を襲っているのはドラゴン兵団!
やっべー、マジで強そう……!

実際にかなり強かった。
圧倒的に不利な状況での開戦だったのも理由のひとつだろうが、ドラゴンの破壊力がともかくヤバい。
今までにない勢いで、出城どころか城のほうまで襲われて破壊されていく。
堅いはずの城壁が、土壁のような勢いで壊されまくり。ハンマーでも簡単に壊せない堅さなのに……!

ギャーッ! いつの間にか外壁も壊されて、ベッドルームという名の集団雑魚寝室まで剥き出し!
あっちで不自然に浮いている収納箱は『武器庫』のなれのはて!
あーもう無茶苦茶だよ。
っつーか侵入されすぎワロタ。
耐久力は86%表示だけど、気分的には半分くらい削られてる。










さすがにキッツイ戦いだった……!
ロトのかがり火の前の広場も、こんな感じでガッタガタにされている。
横方向の破壊は理解できるけど、縦方向にまで……!?
ドラゴンの破壊力ヤバすぎ&わけがわからねぇ。
こっちでも収納箱が浮いてるし、浮いてる収納箱の上にミトが直立してるし、色々とカオス。







小休止

裏切者の死、世界の真実





戦いが終わって、ようやく留守番組とも情報交換。
裏切者の最期と『ゆうきのオーブ』の入手を王様に伝える。
また、ここで改めて、「アネッサが教団を信じてはいないこと」も明らかになった。
こっちの情報はそこまで意外でもないかな。
裏切者やスパイへの対抗のために、あえて味方をだましていたというのは想像の範囲内。
アネッサ悪人説を積極的に広めていたのも他ならぬ裏切者張本人だったし、最初から彼女をスケープゴートにするつもりだったのだろう。
……アネッサは二重に裏切られたのか……。










“裏切り”の理由や、「あくましんかん」の発言。アネッサが感じ取った『まぼろしのような変な感覚』、ロンダルキアで目にした光景など……。
今までの情報に加え、王様自身も記憶や文献を再調査したことで、ようやく話がまとまったらしい。まずは主人公だけに話したい、と言い出すムーンブルク王。
……王も王なりに、色々と辛かったのだろう。裏切者が人間側を見限った原因のひとつだったわけだし。
でも、話の内容的に、簡単に打ち明けられるものでもないよなぁ……。
状況を改善する方法もわからない以上、パニックを増幅させるだけかもしれないしな~。







王として父として










裏切者の死に責任を感じ、己を責めるムーンブルク王。
彼はこの世界で数少ない、『世界の真実』に気付いてしまった人間だ。それを打ち明けたうえで彼自身は強い動揺を示さず、主人公がここに居ることに「なにか 意味が あるのであろうな」と静かに諭して道を示す。

このシーンの王様、なんだかとても格好いい。
恐怖と混乱を招く『真実』に気付きながらも動じず、他人から責められても己の中だけで抑え込んで、罪悪感も抱えて……それだけでも国王としても立派なのに、『娘の話』で人間らしさも滲ませる。

決して共には生きられないムーンブルク父娘、辛すぎるけど互いへの愛が本当に深いな……。
運命って残酷だ。でも、違う世界同士であっても「大切な家族が生きている可能性」を知られただけでも、幸せなんだろう。
世界の真実も裏切者の死も重く静かに受け止めていた王が、娘の話をした時だけは我を漏らして、ちょっとだけ涙ぐんでいる雰囲気さえ出していたのがまた良い。一緒に全俺が泣いた。
ムーンブルク王への好感度、爆上げ不可避。







兵器の完成を目指せ

アネッサの憧れ










王様との語らいを経て、ミナデイン砲』も完成間近!
裏切者は「今後 教団が つかえるように」ミナデイン砲を作らせていた、と言っていたけど……教団側が砲台を使う対象は誰を想定していたんだろう? ちょこっとだけ生き残ったムーンブルク住民??


建築中、アネッサから「いにしえのビルダー」の話を聞いたりもした。
ムーンブルクで「いにしえのビルダー」絡みの話を耳にするのはこれが初だっけ?

いにしえのビルダーが造ったムーンブルク城に感動したのをきっかけに、アネッサは密かにビルダーへと憧れるようになっていたらしい。
なるほどなー。やっぱり今回の冒険のヒロインポジションはアネッサだったんだな。
チャコやペロに続く枠は、やはり女性キャラだったか。

…………って、素直に建設作業に集中してるけど、シドーは?
裏切者も居なくなった今、シドーを拘束し続ける意味って無くね!?
「積もる話はあとにしよう」じゃないよ!
話はあとで良いけど、シドーは早く解放してやるべきじゃないか!?