FGO第二部 Lostbelt No.5 プレイ日記13 何を想い選ぶのか
こういう場面で迷うことなく味方になってくれるアキレウスやオリオンは、本当に頼りになる。
格好良いし、心強くもある。
一方、現実的な意見を口にしてくれるアポロンやイアソンのような視点もありがたい。
全員が無条件で賛成なんて状況は、それはそれで危ういだろう。
関連記事
「FGO第二部 Lostbelt No.4 プレイ日記01 美しくも寂しい場所」
「FGO第二部 Lostbelt No.3 プレイ日記01 辿り着いた彷徨海」
※本記事では1.5部サーヴァントの真名を表記しています
運命の選択肢
断言できるか、できないか
コルデーの処遇をどうするか問われての選択肢。
この場面でどちらを選んだかによって、その後のシナリオがちょっと変わってくる。よりヒロイックなのは上のバージョンだけど、下を選んだ際の人間くさい弱さも、これはこれで乙な代物。
「プレイ日記11 仲間たちと語らった海」の時のようにその場のテキストや演出が選択で変化するのではなく、後になって影響が出てくるタイプなのが面白い。昔ながらのノベルゲーっぽい。
FGO……というよりソーシャルゲームという枠組みだと、こういった大胆な変化は「しない」のが主流なイメージがあるけど、最近ではソシャゲ世界にFGOも馴染んできたからか、ちょっと挑戦的なパターンも増えてきた。
バレンタインの対BBのバッドエンドなんかがわかりやすい例。
マテリアルに戻っての選択肢回収が大変ではあるけど、やっぱ面白い。
ヘファイストスとの別れ
対狙撃型星間戦闘機専用複合長弓『アイギス・エクリプス』
神造兵装の加工も、ここでようやく完了。
アキレウスの黄金の鎧の雰囲気を残す、弓と矢二本が仕上がった。
『矢が二本のみ』というのは不安要素だが、武器としては超一流どころじゃない最高の品。
そして撃ち手はギリシャ最高の狩人オリオンともなれば、単純に失敗するなんてことはありえない。
……ただ、簡単に成功するとも、やはり思い難くはあるけど。そのあたりは、今は考えても仕方がない。
汎人類史も異聞帯も、あまり変わらない二神
ケルベロスとコルデーの策が通じなかったことに気付いたのか、アルテミスが島に主砲を向けた。
ヘラクレス島を消滅させたものと同じ、全てを消し去る神の一撃が間もなく降ってくる……!
カルデア一行はへファイストスが用意してくれた緊急脱出ポッドで逃げ切れるようだが、ここからほぼ動けないであろうへファイストスはそうは行かない。
最後までこちらに協力してくれた鍛冶神ヘファイストスは、冷静に自身の消滅を受け入れ、主人公たちの背中を押して見送った。
……別れを惜しむ時間すら、与えてもらえない。ヘファイストスの口振りが常に冷静沈着で機械的なのでわかり辛かったけど、本当に良くして貰った。たっぷり世話になった。ヘファイストスの助力がなければ、何もわからず出来ないままで、とっくに死んでいただろう。
別れる前、ヘファイストスは「オリュンポスには別個体がプロメテウスと共にーーー」と言いかけていたけど、それは奪い取られたという『頭部ユニットの半分』のことだろうか?
奪われた側のへファイストスや、アポロン曰く異聞帯とあまり変わらないという汎人類史へファイストスと、再び会える時は来るのだろうか……?
アルテミスからの問いかけ
カルデアの脱出後に起きた、アルテミスとヘファイストスの『会話』。
結局彼らの話し合いは決裂に終わったが、そもそもアルテミスがヘファイストスに問いかけた事自体が意外だった。通信を受けた際のヘファイストスの反応からしても、驚きの接触だったようだし。
本体アルテミスに生じた変化の片鱗だったり、村人キニゴス氏の最期だったりが描かれたのは、状況も併せてヘラクレス島消失時と重なるものがある。
同じ失敗を繰り返した、というわけではないはずだ。少しずつ前には進んでいる……けど、そうしている間にも、いくつもの命や存在が消えていくのも、また事実だった。
『原住民は神に与えられる死を喜んでいる』からと、簡単に目をそらしてはいけない。
アテナ・クリロノミアを求めて
エリス島の神殿
ペルセイス島から無事に脱出したカルデア勢は、次の目的地であるエリス島に到着した。
目標はアテナ・クリロノミアの入手。コルデーの回復とノーチラスの最終改良のためには必要不可欠な作業だった。
それを読んでいたのか、エリス島の供給基地にも、汎人類史チームの伝言が残されていた。
最近はヘファイストスと共に迎えてくれるパターンが多かったので、正直寂しいな……。ヘファイストスを失ったことを改めて実感させられてしまう。
今回が最後の伝言になるとのことで、ホログラムでは初のサンソン&デオンも登場した。
彼らが汎人類史チームの一員だったのはほぼわかっていたけど、『時間稼ぎ役としてオデュッセウス軍を止めていた』ことを語られるのは初耳かな。
オリュンポス側に先に行く、と語った面子は『アーチャー』、騎金時、メディアリリィ。他にも何人か居る可能性はあるだろう。
彼らとはオリュンポスで再会できるのかな。あまり期待すべきではないかもしれないが、味方が居るかもしれないと考えただけで、ちょっと嬉しいし頼もしい。
……ただ、メッセージ終了後、ホームズが「彼らの正体」について考えているのが、なんとなく気になった。
ホームズは汎人類史チームに対して、100%信頼はしていない……のか?
まぁ、記憶を自由に弄れるような凄腕キャスター(メディア?)が存在する以上、なんかスゲー複雑な手順で壮大な罠を仕掛けられる可能性とて、ゼロではないかもしれない。
イアソンやバーソロミューといった元メンバー兼信頼の置ける現仲間がいる以上、プレイヤー目線では無条件に信じてしまいがちだけど……。
オデュッセウスの盟友
狙い、射貫く者
アテナ・クリロノミアの元にコルデーを直接連れてくることはできなかった。
戻って処置をすべく、急ぎつつも少し気の緩んだ隙を突いて、マスターを狙う一矢が飛ぶ……!
見事に読み切り、助けてくれたのはアキレウス。
彼は既に敵の正体に気付いていた。
正しくは、カルデアに出会う前から敵と戦い、その踵を射抜かれていた。
敵の賢者
敵は異聞帯のケイローン。
節タイトルに「賢者」があった時点で嫌な予感はしてたけど、当たってほしくなかったなぁ!
『ケイローンがアキレウスの踵を射抜く』という事実と関係性自体はアポクリファと同一なあたりが運命的……っつーか、超皮肉! 絶望感がヤベェ! 見事に振り回される読者、俺ッ!
しかも異聞帯ケイローンは、既に汎人類史ケイローンを手にかけている。そして彼から、宝具を含めた情報を抜き出していた。
おそらくはオデュッセウスも同じパターンなんだろう。アストライアが教えてくれた「情報を丸ごと抜き取た感じ」とは、こういう意味か。
うーん、更にヤな感じですね!
イコール、汎人類史ケイローンだけでなく汎人類史オデュッセウスも敵に敗北済ってことだろ?
残念だし、ショックだよ……。スゲー強い味方が消滅済で、そのせいで敵が強化済とか、踏んだり蹴ったり。
前回のコルデー戦に続き、バトルも厄介。
何が困るって、ケイローンの宝具は防御系を強制解除してくるトコロがマジで困る。
アーチャークラスなので宝具回転も速い……!
盾役で受け止めたりガッツで凌いだりしつつ、出来るだけ速攻で片付けたい。
……が、ケイローンは回避持ち。イヤなタイミングで避けおる! そしてまた飛んでくる宝具! ヒーッ!!
必 中 や 無 敵 貫 通 を 用 意 し て お こ う ! ! !
イアソンと千代女の狙いとは?
異聞帯ケイローンの策はほぼ完璧だった。
十分な戦力と包囲網、本人の実力……。逃げ切ることができたのは、幸運だったとしか言いようがない。
しかも、千代女という犠牲が出てしまった。
……の、だけど、イアソンの台詞といい千代女の台詞といい、“何か”あるような気もする。
前回に二人で話していた『内緒話』か?
千代女は意図あって、わざと囚われたのだろうか?
……さすがに囚われた件まで作戦だったとは思い難いか。
でもケイローンの前で「餌になるくらいなら、誇り高い死を選ぼう!」と叫んだのは、わざとらしくも感じたんだよなぁ。