FGOイベント いみじかりしバレンタイン プレイ日記02 #女王様 #いつもの人




細かく日によって分割はされているけど、ひとつひとつのエピソードのボリュームはさほどでもない様子な今回のイベント。
マイルームで未選択な選択肢パターンを確認してみても、現時点ではテキスト内容の差異は少なめ……というより、ほぼ無い感じか?
サーヴァントたちとのチョコ受け渡しイベントの方に全力投球している分、メインは軽めなのかな。
そういえば、昨年の紫式部とのバレンタインイベントもこんな具合だったっけ。

 





※本記事では1.5部サーヴァントの真名を表記しています







美しくはない残酷な世界

モテなければ人でなし










14日までにチョコを確保できなかった『非モテ』は罪人となり、重税や強制労働を強いられる。
それがこの町の恐ろしき風習だった。
な、なんて酷い……! ギャグマンガじゃないと許されないようなディストピア!

男たちを見張る粛清騎士たちはあくまでも「刑を執行する側」であり、体制側の気楽な立場なはずなのに、『非モテ警察』って呼び名はそれはそれで辱めを受けているようにも思えるよな……。
やーいやーいおまえんちのとーちゃん非モテ警察! とかいじめられたら泣いちゃうよ。
街の法律もネーミングセンスも、人情がない。










ツッコミ所だらけの街の在り方を、紫式部は「カリカチュア」と表現する。
劇画、誇張、か。そんなオサレな言い回しをしてもらえると、一気に世界観の知性パラがアップしたような気分になる。気分になるだけかもしれないけどな!

無茶苦茶な法律も登場人物も、誇張された夢の世界だと思えばそんなもんかもな~とも思ったけど、紫式部は聖杯の可能性を語りだした。
なんと、今回も聖杯案件?
正月やアマゾネスに続き、最近はいつにも増して聖杯がポコポコ生じている感じだな。ありがてぇ。
聖杯の尊厳が損なわれている気もするが、まぁエリちゃんが拾ってハロウィンパーティしていた時代と実質そんなに変わらない。







数百年に一度出現する、魔性属性な伝説的ゴーレム










聖杯の所有者を探すため、バレンタインに抵抗する髭黒たちに協力することになった主人公&紫式部。
なぎこさんは更に新たな提案として、『チョコレートを非モテたちに配り、罰される者を無くす』アイデアを出してくれた。
なかなか良い考えだが、材料自体が……と悩んでいたところに、タイミングよく現れる“チョコレートゴーレム”
チョコレートゴーレムは数百年に一度出現する超レア物な伝説ゴーレムであり、その名の通りチョコレートを大量に含んでいる。それを倒せば材料問題も無事解決となるだろう。
つ……都合が良すぎない!?
アマゾネスイベに続き、最近地味に出番が多いなチョコゴーレム!

……この「都合が良すぎる」ところも含めて、何らかの力が働いているのか?
夢を見ている主人公……というよりは、この夢や世界を作り出した聖杯の所有者が求める“先”に、この展開が適しているみたいな……?







「髭黒」への若干の違和感










材料問題も解決し、なぎこさんの作戦が実行されることになった。
髭黒は不自然なくらいなぎこさんに対して塩対応だけど、その部下の海賊(盗賊)たちは元々のノリがパリピ系なので、なぎこさんともわりと相性が良い感じだ。ハッチャける陽キャオーラにげんなりする紫式部、という図はとても面白い。

……しかし、やはり髭黒のなぎこさんへの態度はちょっと気になる。
いや、なぎこへの態度に限らず、髭黒は本来の黒髭ティーチとはちょっとずつ違う気がする。
それこそ以前のアラフィフホワイトデーのように、『見た目はサーヴァント本人だし、名前も(ほぼ)サーヴァント自身だけど、それはあくまでも“そう変換されている”』パターンだったりするのか?
丁度良い外見、適切な演者としてティーチが選ばれて、若干ティーチ要素が盛られてもいるけど、“本来の登場人物”はティーチ自身ではないのかもしれない。
次の章で出てくる女性鯖の件といい、名前をイジって「あの作品」と重ねているあたりも、何か意味がありそうだ。

他でもない髭黒こそが聖杯の所有者であり黒幕だった……なんてオチもあり得るかもしれない。
ヘヘッ、先が見えてない今のうちに言いたい放題言っとけ言っとけ。
片っ端から容疑者認定しとけば、どれかは当たるだろ。(※姑息)







紫式部の憂鬱





なぎこたちがウェーイと盛り上がっているのを遠目に、紫式部の推測を聞く。
このアーチャー姿が既に『水着状態な清少納言』かもしれない、というのは面白い発想だ。
確かに水着鯖にありがちなハッチャけっぷりではある。作家鯖のお約束的には、キャスタークラスの方がそれっぽい。
むしろ逆に、水着イベントでキャスター清少納言登場の可能性もあるか?
狂った英雄がバーサーカーになったら逆にマトモになった、みたいなパターン。……我ながら例えが酷過ぎるな。草。










紫式部は今も昔も清少納言を強く意識し、時には対抗心や敵意を抱いてしまうこともあるようだけど、『執筆活動を引退したなぎこさん』と再会したばかりの今では、また違う感覚と疑問を抱いているらしい。
やはり、「なぜ彼女は筆を置いたのか」こそが、今回の事件のキーワードなのか?
だとしたら、この世界を作った聖杯所有者は清少納言自身である可能性?
……でも、たとえば清少納言が聖杯所有者だったとしても、非モテ警察のような法律を作る理由があるようには思い辛いよなぁ。







チョコをばらまけ

どうせならボインのチョコがいい










チョコレートゴーレムを溶かして固めて、義理チョコを大量生産! 配りまくり!
ギャハハハ、非モテ共が群がってきやがるぜ! 崇めろ崇めろ!

ハイテンションで配るなぎこを差し置き、紫式部に群がる素直な男衆の姿には草不可避。
半泣きな紫式部良いよ良いよー! かわいいよー!
パリピや非モテに囲まれて、「精一杯頑張りますけどノリは無理ですし早く帰りたいです」という前向きなんだか後ろ向きなんだかわからない謎テンションで振り回されている今回の紫式部、スゲーいいなぁ。
笑顔で取り繕うこともできなくなって、本音が零れてしまっている様にニヤニヤしてしまう。







この街の女性市民





混乱の中で、チョコレートが欲しいと言ってきた一人の女性市民。
女性に非モテ罪は適応されないが、『借金のカタにチョコレートが差し押さえられる』ことはあり得るのか。
そんな女性がチョコレートを欲しがっているのは、金や罪のためではなく、「あげたい人がいる」から、だという。
「今日くらいしか気持ちを伝えられないから……」と言うあたり、一応“バレンタインデー”の習慣自体はこの世界にも適応されているようだ。

チョコなき者は人にあらず、みたいなノリなので、『告白』だの『好きな人』だのといったポップでスイートな感性がこの街に存在するとは想像していなかった。
受け取った側とて、「告白されて嬉しい」より「これで三等市民に落ちずに済む」という安心の方が勝らない?
そんな街で、まともな恋愛が成り立つのか……?







女王降臨










もちろん、このような暴挙が最後まで見逃されるわけもない。
現れたのは、このエリアの管理者メイヴちゃん……ではなく、アオイちゃん? えっ、アオイ?
アオイと言われると、どうしてもまず連想してしまうのは源氏物語だ。
でもそっちだとすると、ロールを与えたであろう容疑者(仮)は……うーん……? 考えすぎか?

そしてもうひとつ気になったのは、あくまでもアオイちゃんは「私の管理するエリア」と言っていた点。
つまり他のエリアや他の管理者が存在するってことだ。そっちも法律は同じなのか? 非モテが罪で人間扱いされていないのか?
次々に立ちはだかっていくであろう、謎の管理者たち……。いったいどんなパリピギャル軍団なんだ……!?