イブニクル2 プレイ日記24 力を持つ人の心




今までは匂わせ程度だった敵事情について、いよいよ踏み込み始めた印象の第四章終盤。
戦争関連も一段落しそうだし、物語全体を通しても、起承転結の「転」がそろそろ始まるような気がする。

 





※イブニクル(1)とランスシリーズのネタバレを含む可能性があります







戦略級スキルが残した傷

仕組まれた戦争の結果










シャロの作戦はかなり過激だったが、言わんとすることはそう間違ってない。
その効果が正しく出たか否かは、すぐにはわからないけど……おそらく、最悪の事態を避けることには成功したはずだ。

あとはピュロスと決着をつけるのみ!
向こうからしてみれば、ここまで仕上げた戦争の用意を直前でブチ壊されたわけで、顔真っ赤で憤怒してもおかしくない状況だろう。
そのわりに、まだ余裕があるようにも見えなくはないのが怪しいが、ともかく決戦だ!







病気にならないうちに各国観光





……と、その前に。
戦争の危機もひとまず去ったし、船での自由行動もかなり解禁されたので、世界のあっちやこっちを巡ってみることにした。
だってほら、ピュロス相手のボス戦があるのはわかりきってるし……。
その前にちょっとでもレベルを上げたり、戦力を強化しておこうってハナシ。
章末のお約束として、英雄病深度からも解放されてるしな! ヒャッハー!!

まず向かったのはキャメロットの試練会場。
いつの間にか第三の試練が解禁されていたので、挑んでみる。










特定属性以外は一切効かない敵相手に勝利する試練!
一回でのクリアはならなかったが、三体それぞれの弱点属性を把握してしまえばあとは余裕。
アレクのレーザーと『光の矢』、武器を魔力特化に持ち替えたプラチナの『雷撃』を弱点相手に直撃させて、無事に条件クリアとなった。
プラチナ用の魔法力強化武器、念のために持ち歩いててよかった~。ストレートに成功するのは気分がいい。

今回の報酬はお馴染みスキル『属性剣』
目前に迫るボス・ピュロスに属性攻撃が効くイメージは無いが……役立つ機会は今後もいくらでもある。
ありがたくいただいていこう。







ピュロスとの決着

ペトリとゴウ










キャメロット以外にも各地を一通り巡り終えたので、ストーリーを進める。
戦争開幕時のパーティレベルは42~43だったが、戻ってきた頃には46~48まで上がっていた。
ウロウロしているうちに全員5ずつレベルアップしたのか。ほぼ無意識レベリング出来たのはラッキー。

戦場に戻ると、改めてガタガタぬかしていたゴウをペトリさんが引っ叩いていた。
偉いッ!! よくやってくれた、ペトリさんッッ!!!
姉に一方的に怯えて化物呼ばわりしていたゴウに比べると、ペトリさんは本当に偉い人だよ。善意故に暴走してしまうこともあるけど、立派で貴重な人材だ。
ホワイトキャッスルでのエンデの策が、ペトリ・パトリオット姉妹ではなくスパルタン・ゴウ姉弟を標的にしたものだったら……嫌な結末が待っていたかもしれない。










でもゴウの反応を見るに、こいつにもまだ可能性があるような気もする。
幼さと無知さに付け込まれていたようだし、今後は改心して頑張っていくというのなら、生かしておいてやってもいいぞ。
きっとペトリさんも教育してくれるんだろう。色んな意味で。羨ましい。







『イシュタム』の謎










平和を望むペトリの思想を、「人を堕落させる麻薬だ」と言い捨てるピュロス。
彼との衝突はもはや避けられるものではない、が……それ以外にも彼の言葉は気になることだらけ。
『英雄病を作った』だの『私を産みし母イシュタム』だの『イシュタムの伴侶』だの……。
イシュタムが母であり伴侶? 近親相×? それともイシュタムってのは人名ではなく職種なのか?

更に、ピュロスは『石化病に罹っている』……?
ゼロが患っていた「体がどんどん石になる病気」と同じやつ? それともあっちは別の病名だったっけ? あ、ひょっとして例のホルス像も関わってたり?
……ちくしょう! 情報量が多すぎて整理しきれねぇ!
一気に情報を浴びせるな。ゆっくりひとつひとつ話せ!!










ともかく決戦!
……だが、意外とあっさり勝負がついた。
レベルアップした甲斐があったかな?

ヒーヒー言いつつ死にかけ勝利には飽きていたので、余裕があったこと自体は嬉しい。
やはりレベルを上げて物理で殴るに限りますわ。
アレクのレーザー系が対単体だと最も強力な攻撃手段な気がする今日この頃。







最期まで謎多き人物










アダンの血の加工薬、『除穢』を摂取したピュロス。
敗北した彼は石化病で硬化した皮膚が剥がれていった末に、女性のような素肌と顔を晒した後に消滅した。
その素顔はプレイヤー目線では明かされず、ユラギやアレクの感想で「綺麗な方」「何処かで見たような顔」とだけ語られた。
ピュロスは実は女性だったのか? 素肌が出たことでピュロス自身も初めて何かに気付いたようでもあり、その瞬間から口調も変化したような感じがした。

うーん、わからん。
ピュロスとハーメルンの間には何か特殊な絆があったっぽいことと、ピュロス自身も自覚していなかった『真実』が彼の体には隠されていたっぽいことはわかったが、それ以外は大体よくわからん。
ピュロスはこれで完全に死んだ、のか?
本作における彼の出番は完全に終了したと考えて良いのか?
……それさえも今は曖昧な気がする。







戦争回避

三公爵の結婚相手










ピュロスの遺した謎はさておき、アジモフ・蔵握領間の戦争の回避自体は無事に成功した。
とりあえず一件落着!!

パトリオットとスパルタンの今後の関係には不安もあったが、二人ともそんなに気にしていない様子。
本気で喧嘩したことで丸く収まった、と共に笑って語っていた。
そ、そうか。ならいいけど……ほ、本当に?
本当はちょっとだけ、禍根が残ってたりしない……?















ピュロスとセドリックが死んだことで、戦争を積極的に起こそうとする人間はいなくなったが、二国をそんな状況にした『イシュタム』の危険性は再認識された。到底放置しておけるものではない。
ロナがついに動き出した、というのは心強いが……その“計画”、あんまり気が進まないなぁ……。
計画自体も気乗りしないし、失敗した場合を考えても不安だ。
前作クロア姫の二の舞ってことは無いと思いたいが……。







解き放たれたハーメルン










そして章の最後の敵パート。今回はハーメルンのみ登場し、ピュロスの死を知って何やら動揺しつつも変にテンションをあげている姿が描かれた。
ピュロス自身も死の間際、「解き放たれたハーメルンは世界に興味がない」みたいな話をしていたっけ。

何かヤバいことを始めそうな予感。
次の章ではハーメルンと決着をつけることになりそうだ。
ピュロスが遺した謎についても、そう遠くないうちに解けるかもしれない。