ランス10 プレイ日記78 最後の友情フェイズにて、親友決定





10ターンラストにて第二部最後の友情フェイズが発生する。
ここで最終的に“BEST FRIEND”になっていた相手が今回の親友となり、少しずつ終盤のストーリーが変化していく。

エンディングは「エールとクルックー」や「ランス」の物語の結末になるので、実質的には特訓ターンラストの旅行編での会話が“親友エンディング”みたいな感じかもしれない。

各キャラとの好感度システムみたいなものは面白かったし、ラストはあくまでもランス達に見せ場を譲った形になったのは、これはこれで個人的には大満足している。
でも、もう少し親友関連の何か分岐が欲しかったような気もするな。
たとえば、もうちょい中盤でも“BEST FRIEND”相手でのミニイベントやデートが発生する、みたいなものがあったら嬉しかったかもしれない。FF7でのゴールドソーサー的な。















サテラには「好きにしろ」と言っていただけだった魔王から下った、明確な命令「追い返せ」。
志津香とリズナはそれぞれ異なる感想を抱いているけれど、果たして魔王にそこまでの意識が残っているのかどうかも、現状ではビミョーなようにも思える。
積極的に殺戮を指示しないあたりは、一応まだギリギリといった状態だろうか。

リズナは魔王の命令には逆らえないが、命令に背かない範囲の内側で子供たちや人類のために動いてくれている。
リセットの無事について問いかけた際も、慌てた風に「は、はい。見つけたら保護しておきます」なんて安請け合いしてくれるリズナは本当に優しい良い娘だ。











元々リズナは魅力的なキャラクターだったけれど、第二部の魔人化を経て、新たな面と変わらない面を併せ持って更に深みが増したようにも感じる。
元来のリズナの善良さやランスへの愛が、魔人となっても尚変わらないことで、より際立ったように思う。

そしてシンプルに魔人リズナのキャラデザが個人的に無茶苦茶好き。
美しさと可憐さとエロさと危うさと恐ろしさと妖艶さと華やかさと狂気とそんなこんなイロイロが詰まっている第二部魔人リズナのキャラデザ、マジ、最高。











結局今回のターンで直接対面することは無かったが、一応道中にワーグもスタンバっていたらしい。
ワーグ相手だと、子供たちはどうなっていたのかな。
リズナのフェロモンに負ける以上は、ワーグ相手での眠気にも勝てなかったのかもしれない。















ばたんきゃーの後、クエルプランの夢……三回目?
初めて、人間として地上に降り立った際のクエルプランの様子を見ることができた。

“ランスへの恋心”がそもそものきっかけであり、全ての原因ではある。
しかしここでのクエルプランの様子を見るに、「人にとっては当たり前の全て」が、心動かされる対象になっているのかもしれないな、とも思える。











知識として知っている以上は実行する必要もない、触れる必要もなければ暇も手段もない、ロボットのようだったクエルプランの価値観をひっくり返した「ランス」という存在。
彼を通じて、人間そのものに興味を持ち、人となって地上に降り、太陽や風にすら感動を覚えるようになったクエルプランは、立派なランスヒロインのひとりとして描写されているように見える。

ランスやランスへの恋がきっかけで価値観がひっくり返ったキャラクターは、これまでにも多く存在した。
クエルプランに近い立場のキャラをあえて挙げるなら、クルックーだろうか。















夢から目覚めて、場所はアメージング城。
偶然の結果でもあったが、ついに主人公たちは魔王と対面する。

この場面の魔王の様子が、また複雑だ。
たまに昔のような口調や言葉遣いになることもあるけれど、基本的には“少し違う”ように聞こえる。
認識もフラフラしていて、支離滅裂なことを話す。
それでも、リズナに「追い返せ」と命じていた時より更に一歩、魔王側に寄っているようにも感じられた。















ここでの戦闘は、勝っても負けても結果は変わらない。
心が折れて、本音が出てしまうミックスが滅茶苦茶かわいい……けれど、萌えている場合ではない。
子供たちを守るために、自分の身体を差し出す志津香が滅茶苦茶良い女……だけれど、見惚れている場合でもない。

志津香とナギを残して、逃げ出す子供たち。
その心境を考えただけでも気分が落ち込む。実質、大好きな姉二人を犠牲にして見捨てることで、自分たちだけでも生き延びようとしている。
兄達はまだしも、スシヌやレリコフにとっては精神的に到底耐えられないことだろう。















その選択を後悔する余裕も、考える暇さえもないまま、我武者羅に逃げ延びた末に山の中腹まで戻ってきた一行。
ボロボロのアームズと再会した途端、緊張と体力気力の限界で倒れてしまう。

このシーンで、「治療は苦手なんだ!」と慌てているアームズが、そんな場合ではないとわかっていてもやはりカワイイ。
こう、いつもは余裕たっぷりな大人の女性が、子供の危機にわたわたしている様ってスッゲー良い。ギャップ萌え。















ネプラカスに隙を突かれ、大怪獣クエルプランに飲み込まれてしまった彼らを間一髪で救ってくれたのはダークランスだった。
うーん、どこまでも頼りになる。格好いい兄貴してるなぁ。















その頃、気が気でない母親たちも大騒ぎだった。
このあたりの会話からすると、“大事なもの”については、リアたちは少し前まで知らなかった……のだろうか?

子供たちが冒険に出る直前で、「今度は切り札を使用したい」と言い出したクルックー。
数年前ならば確実に成功していたであろうリセットビンタ、そして切り札の使用を、あくまでもこのタイミングまで使い渋っていた理由……。
クルックーは、まだ何も答えなかった。











さて、ついに最終友情フェイズだ!
ここまで並行して攻略してきた面子は上記画像で「2」になっているキャラクター。
今回はドッスワッス・松下姫・ザンス・ウズメ・乱義・深根・スシヌ・元就・ダークランスの9人だ。

正直、悩んだ。もちろん後でこのセーブデータから、気力とやる気が続く限りは親友実績を埋めていく予定だが、「最初」にまず誰を選ぶか?
単純にストーリーが気になるという意味ならば、個人的にはドッスワッス・ザンス・ウズメ・深根・元就の内容に特に興味がある。しかし他のメンツももちろん興味があるし、うーんうーんとしばらく悩んだ結果……。











今回はマリア……ではなく、ダークランスを選ぶ!
1周目の親友をリセットという長女にしていたので、今回は長男にしよう、というシンプルな決断。
あとは眼鏡ルートコンプを早く見ておきたいだとか、年齢順攻略はわかりやすいだとか、単に6から今まで応援し続けたお気に入りキャラだとか、色々と細かい理由もある。

そして、第二部2周目で改めて丁寧にダークランスを眺めてきたことで、「兄貴としてのダークランス」もすごく良いキャラをしているなと実感したのもある。
第二部1周目は兄馬鹿の衝撃がわりと大きくて、“親父嫌いの厨二病→親父にも意外と優しいオトナな兄貴”という成長っぷりに少なからず違和感もあったのだが、2周目になるとすっかり馴染んでしまった。















話は戻って、ダークランス友情3つ目の内容について。
とはいっても、3つ目の内容は実質マリアの友情イベントだった。

第一部を終えてから今までのマリアについてや、そんなマリアを呆れながらも見守り続けている志津香など、15年間にあった色々を察することが出来る。
「第二部の志津香とマリアのシナリオ、もっと欲しいな」と内心思っていた俺氏、フツーに大喜び。















続いて友情4つ目。
ダークランスの兄馬鹿っぷりが全開で、大変愉快な話だった。
家族の女性陣に対しては過保護すぎるあたり、ランスによく似ている。
リセットやスシヌが嫁に行くなんてことになったら、親父と兄貴が大荒れするんだろうな。超面白そう。















そして最後の友情イベント。
今までとは異なり、ダークランスとエールの二人だけで語り合う、ちょっとしっとりとした内容だった。

兄を心配するエール、「お前の兄貴は強いんだ」なんて笑顔で返すダークランス。
メッチャ良い話じゃねぇか……。
俺、こういうの、シンプルに滅茶苦茶感動しちゃうんだよな……。

やはり友情イベントは良いものだ。
ギャグあり、ラブコメあり、ホームドラマありで、良い話ばかりだ。
統合部隊に友情イベント再生機能追加を切に願う。
セーブデータは残してはいるけれど、正直面倒くさいんだ。