FGOイベント ぐだぐだ帝都聖杯奇譚 プレイ日記03 異常な英雄と普通の人斬り





今回のイベントも、関連サーヴァントは攻撃力UPの特攻が付いている。
……のだが、今回の特攻鯖は結構限定モノが多く、私もあまり所持していない。結果として、あまり特攻を活かせていない。

たぶん茶々を巧く使えば低ターン周回面子が組めそうな気がするけれど、今回はあまり低ターンにこだわる気分でもないので、基本的にのんびり進めている。
水曜日に追加があるようだし、まぁもうしばらくダラダラやろう。まだ焦る段階じゃないさ。

そして「特攻を活かせていない」とは言ったけれど、7節あたりでの対セイバー戦では自陣ノッブがエッグイ活躍をしてくれた。
ヒュー、さっすがノッブ! カッコE!
 

 
















ラジオから流れてきた臨時ニュース。
「陸軍第四魔導研究機関」の発表、とのこと。
陸軍ってことは、やはり前回に出てきた奄美少将と共にいたモブ一味のことだろうか?
やはり彼らは陸軍所属で、ラジオ局から情報発信できる程度には立場がある連中ということかな。
この『帝都』の状況や一般常識はわからないので、まだ想像することしかできないけれど……。


ニュースを聞きながら、沖田オルタは物憂げな表情をしている。
自己すら曖昧で、何もないような沖田オルタだけれど、そんな彼女が唯一気にしているのが主人公で、“マスター”だった。

主人公が声をかけたり、励ましの言葉を口にすると、彼女の表情は少し柔らかくなる。
沖田オルタの状況は不安だらけだけど、主人公が傍にいるだけでも彼女の心が安らかになるのなら、今はそれだけでもいいだろう。











……と、ほのぼのラブフラグを立てている最中に現れた妙な男。
龍馬を訪ねてきた、ただの客。なワケがない。

俺たちは奴の顔と名前を知っている。
召喚画面で、あるいはコハエースで見たことがある。
☆3のクセに確率低過ぎじゃない? マジ許せねぇ。















バトル、ファイッ!
黒コートの男(仮)に仲間はおらず、NP稼ぎ用の雑魚ターンは残念ながら存在しない。
だが、相手は幸い単体宝具。アサシンチャージの短さと、回避持ちな点が厄介だが、用意さえしておけば対処はし易い。

一応後衛もキャスターでギッチリ固めつつ、フレンド孔明&ナーサリーのチャージ減パで攻略を試みる。
ぼく、アーツ系クリパ、だーいすき!















適当にチャカポコやりつつ絵本とお友達になっているうちに、戦闘終了。
今回は死人は誰も出なかった。
ククク、黒コートの男(仮)は帝都四天王の中でも最弱……。四天王の面汚しよ……。

といっても、バトルには勝ってもストーリー的には圧されている。
黒コートの男(仮)いわく、沖田オルタは剣筋も動きも素人レベルらしい。















黒コートの男(仮)に弱いと言い切られて、ややションボリしているようなしていないような……マイペースすぎて、感情の読めない沖田オルタ。
自身の強さ弱さはさておいても、少なくとも「マスターをがっかりさせているかもしれない」ことは、気にしているようでもある。

一方で、「逃げ足だけは速い」なんて嫌味を、嫌味としてではなく褒め言葉として受け止めて、ちょっと嬉しそうな顔をしたりもする。
どこかボケているというか天然というか、ズレているけれど、そこがカワイイ。















沖田オルタさん大ピンチ……を救ってくれたのは、タイミングよく帰ってきたお竜さん&龍馬。
いつも優男じみた言葉遣いの龍馬から、ポロリと零れ出る土佐弁。

龍馬からは久しぶり~なんて朗らかに話しかけるものの、対する黒コートの男(仮)、もとい以蔵はブチ切れ対応だった。
生前の感情を引きずっているタイプのサーヴァント、というのも鯖あるある。
同郷の龍馬と関係があるのは史実だけれど、深さを描写されているのは創作なんだっけ?

以蔵の龍馬への憎しみは史実由来なのか、Fate史実由来なのか、私はよくわかっていない。
とりあえず、大体フィーリングで受け止める。
少なくともサリエリ系「無辜」的な感情ではない、のは確かなのかな。















以蔵相手にバタバタしているうちに、龍馬を追ってきた“セイバー”が現れる。
その姿や言葉遣い、強さ。カルデアの彼女とは別人だろうが、「沖田総司」に、他ならない。
口ぶりからして、沖田総司もこの聖杯戦争で“予選”を勝ち抜いてセイバーとして戦っているサーヴァントのひとりだろう。

初めて目にする沖田総司本人の姿に、注目する沖田オルタ。
相手の沖田さんもまた、オルタに対して反応を示した。
自分によく似た謎のサーヴァントが現れた、ということに驚いたのもあるだろうが、他にも「何か」気付いたか、感じたか……といった反応に見えたけれど、この時点ではわからないままだった。















隙をついて、沖田さんからは逃げ出すことに成功したけれど、以蔵トラブルは続いている。
聖杯戦争がどうこうというより、龍馬への憎しみ最優先で憤慨する以蔵に対して、龍馬は「斬ってもいい」などと返す。

この一連のシーンは、この「坂本龍馬」の人となりや危うさが丁寧に描写された場面だといえる。
良い人、なんて言いきって良いものではない、少し異常に見えるくらいの龍馬の在り方から、真っ先に思い出されたのは士郎だ。
もちろん士郎と龍馬は全然違うのだけれど、“一見正常で聖人のようですらあるけれど、よく考えたら異常すぎてコワイ”系……とでもいえようか。まぁ雑な括りだが、大体そんな感じだ。
Fateシリーズだと、ジャンヌもこういったタイプ。















以蔵の反応のほうが、よっぽどマトモだし一般的にも受け入れやすい。
斬ると騒いでおいて斬れてしまったら慌てる、なんて姿は歪んだツンデレのようなやや道化染みた有様でもあったが、龍馬や士郎やジャンヌに比べれば「普通」で、「わかりやすい」人間らしい男に見えた。

以蔵は自信過剰だし捻くれているし危険な奴だけれど、その歪み方はFateキャラの中では良い意味で普通だと、現時点では思える。















無茶なやり方をお竜さんに怒られた後、改めて龍馬&カルデアが情報収集した結論を突き合わせる。
聖杯のかけらで作られた、サーヴァントを使役する「楔」の存在。
その楔を中心に戦線を展開し、陣地を奪い合う……まるで、「陣取りゲーム」のような様相。

楔を破壊すれば特異点が崩壊する、という仕組みは理解できた。
脱出や干渉、解決方法だけはなんとなくわかったといってもいい。

しかし、謎なのは、“なぜこんなシステムを構築したのか”。そして、“誰が構築したのか”、だ。
魔神柱が関係していない(仮)ならば、聖杯を手にした何者かが作り出した特異点である可能性が高いだろう。
下総国の天草四郎のように、今回もおそらく「元凶」ともいえる存在がいるはずだ。
それはいったい、誰なのか?















また、少し気になるのが、マシュと沖田オルタのやりとり。
毎回お約束のように、沖田オルタの存在についてはマシュたちに話せないまま通信終了パターンが続いている。
この描写は、どういった意味を持つのだろう?
何かとんでもない事態に発展するのか、もしくは沖田オルタがカルデアに興味を持つ伏線になっているのか。















流れのままに以蔵が丸め込まれかけている中で、暗躍する影……。
「薩摩か長州か問いかけ妖怪」って、帝都七不思議のひとつに数えられていそうなバーサーカー。
一体誰ナンダーって知らないふりを通したかったけれど、フツーに名前が出ていた。