ランス6 プレイ日記040 マジック拉致計画・後編



「マジック誘拐」作戦である以上、マジックの出番も多いに違いない……と思っていたけれど、想像よりも少なかった。

マジックが物語に本格的に参戦するのは、もう少し先だったか。
今のところ、マジック自身の人格なども、あまりわからないままストーリーは進んでいる。
ガンジーやアレックスとどんな距離感でいるのかすら、プレイヤー目線ではまだ明かされていないままかな?

 





※シリーズ最新作等のネタバレを含む可能性があります





卒業できなかった女の子






試験会場の通路に書かれていた文字に気付いたリズナ。
会場に訪れた時からキョロキョロソワソワしていた理由が、ここでようやく明かされた。

リズナと共に、友人の“フィーナ”と“ジュンダリ”もまた、トラップに引っ掛かってしまったらしい。
リズナは玄武城に飛ばされたけれど、他の二人はどうなったのだろう。別の場所に飛ばされたのか、それとも……。

『リズナの事件』についても、いずれストーリー内で改めて原因や経緯が語られる。
その時に触れられたりするだろうか?
しかし犯人の狙いを考えると、友人らはただの巻き添えかもしれないし……。うーん。







卒業できなかったリズナ。
それ自体が大きな心残りというわけでもないかもしれないが、これもまたリズナの抱える傷のひとつだ。

そんな彼女に、ランスは「今卒業すればいい」と言葉をかける。
重い空気にならず、リズナが内心望んでいることを叶える方法をサクッと提案。ランスの長所のひとつと言っていいだろう。

マジックなどの本年度卒業生に与えられた課題はまた別のものっぽいが、リズナの課題は『クリームパンを拾ってくる事』だったという。
ランスシリーズのアイテムはわりと現実と異なる形状・名称のものが多いけれど、後々の描写からして、クリームパンは食品には違いないらしい。

……なぜ食品を宝箱に入れるのか?
謎は尽きないが、付き合っていてもキリがない。





カオルとの長い別れ






更にダンジョンを進んでいくと、下の階層を歩いているマジックを見つけた。
ライバル・エロピチャではなく、他の同級生二人と共に試験を受けている様子だ。
幸い、覗いているランス達には気付かなかった模様。







今のうちに近付いて生け捕りを……と意気込むランスを、両手を広げてまで邪魔したのはカオルだった。

何度も何度も、繰り返し「やめてください」と口にし続けていたカオル。
それをランスは、何度も何度もあしらってきた。
カオルの願いを汲む理由が、今のランスには無い。
人道や感情ではない、ランスの利になる口実があったならば、また結果は違ったかもしれないが……。









そしてついに、爆発してしまった……。

この件に関してはランスは当然悪いのだけれど、カオルのやり方もやや拙かったなぁ。
もうちょっと冷静に対応できたら巧く行ったかもしれないけれど……ま、後からなら何とでも言えるか。

ともあれ、これでカオルとの関係が大きく変わってしまうことになった。
今までの隊長&副隊長の距離感が楽しかった分、少し悲しいな……。
もう少し、一枚上手のカオルを追いかけたり躱されたり、イチャイチャしていたかったな……。









言葉ではなく、腕力で無理やりランスを抑えつけようとしたカオルは、結局多勢に無勢で拘束されてしまった。
さすがにあの場面で暴れるのは無茶が過ぎる。それほどまでに、カオルも焦っていたのだろう。

これ以降、カオルはスパイ容疑の身で地下室に監禁されることになる。
もちろん戦闘にも加わらず、キャンプ画面からも消えてしまった。

装備していたアイテムを外すこともできなくなるので、その点には注意。
外したいものがある場合は、マジック発見イベントマスを踏む前に拠点で身辺整理をしておこう。





ウィチタの不幸のはじまり






カオルを失ったのは戦力的にも精神的にも悲しいけれど、仕方がない。
改めてダンジョンに戻り、道を進んでいくと、T字路でウィチタと出会った。

ウィチタも現役の学生だから、卒業試験の最中だったんだっけ?
ランスたちはウィチタが何者なのかは知らないが、ウィチタは実は知っている。
カオルが居ないことに不信感を覚えたようだが……それどころではないくらい、大変な目に合うことになる。









うっかり「助けて……ガンジー様っ……!」なんて言ってしまったせいで、えらいことになってしまった。
うーんシンプルにカワイソス。

しかしガンジーの名を出すのは拙いってレベルじゃない。相手が悪ければ、こんな程度でも済まなかっただろう。
プロ意識に欠けていると言いたいところだが、年齢的にも精神的にもまだまだ幼い、若い女の子だから仕方がない。許してあげてほしい。
あっえーと幼いとか若いっていうのは言葉の綾であって、登場人物は全員18歳以上なんだよオニーチャン!









ガンジーを守るために頑張って、なかなか悲惨なファースト・ショックとなったウィチタ。
しかし相手はというと、「ただのファンだろ」とまともに受け取ってすらいなかった。

完全に頑張り損。
頑張れスケさん。
明日はきっと晴れるよ。









その後間もなくして、マジックがゴールに辿り着いたことを知らせるファンファーレが鳴り響いた。

ゴールしてしまった。ということはもうマジックはダンジョンから出て行ったということだ。
ランスはショックを受けつつも、実にあっさりと「つまらん。作戦終了。撤退」と帰ることを決めてしまった。

こんなに簡単に作戦失敗するとは……。
カオルも拘束され損、と言いたいところだが、彼女があの場で粘ったからこそ、時間を稼げたのかもしれない。
ま、どんなに頑張っても最終的には全員棒〇妹だけどな。まさにエロゲ。