ランス6 プレイ日記063 国家指令4号




ついに弾倉の塔の最奥に辿り着く。
今回の任務をクリアしてしまうと、二度と弾倉の塔に来ることはできない。
マップ埋め逃しやアイテム取り逃しなど、注意して進めよう。

 





※シリーズ最新作等のネタバレを含む可能性があります







弾倉の塔のマナバッテリー











ランスたちがドコドコと弾倉の塔攻略を進めている頃、マジックはバスルームに閉じこもっていた。
ガンジーが侵入者について問いかけても、「知らない!」の一点張り。

あんな悲劇(笑)の直後だと思えば、マジックの気持ちはわからないではない。
真面目で初心な小娘のマジックには、そりゃショックだっただろう。
潔癖そうだし、尚更だ。

そんな娘を、「くだらん事で動揺しよって」と強く叱るガンジー。
男親ならではの手厳しさで、ちょっとマジックが不憫にも思える。
しかし、四天王として塔を守る任務を放棄している姿勢を糺していること自体は、決して間違ってはいない。















ガンジーの呼びかけには最後まで反抗的な態度を続けていたマジックだが、侵入者撃退にガンジーが出ていくと、バスルームからのろのろと出てきた。

どうやら反省して、多少気持ちも入れ替えた様子だ。
ショックが癒えたわけではないだろうが、使命を果たそうと前向きになっている。
なんだかんだで、結局良い子だ。頑張り屋だ。
父親の前では素直に謝れなくて、後になってしょんぼりした顔をする女の子はとてもカワイイ。










ガーディアンをも倒して、ついにランスたちはマナバッテリーの元まで辿り着いた。
弾倉の塔に入ることができるのは、今回が最後の機会
マップ制覇を狙う場合、マナバッテリーに辿り着くまでに埋めきられるよう、注意しておきたい。


マナバッテリーの外見は跳躍の塔のものと同じだ。
あっちも斬るだけで破壊できたし、こっちもここまで来れば即破壊可能だろう。

サクッと仕事を済ませよう……とした、その時!
部屋いっぱいに、謎の声が響き渡った!
















デデデーン!!!

※カクさんは今行方不明















真っ先に正体に気付いたのはおなじみ・かなみちゃん。
それを受けて、ノリノリウィチタが「皆の者、頭が高い! 控えおろう!」と叫ぶも、ゼス民が少ないこのメンバーは特に素直に控えることはない。
ランスには“いかれたおっさん”呼ばわりされ、パットンすらちょっと呆れ気味なのがシュールでウケる。















ガンジーは言葉での説得を試みていたが、混乱こそが目的であるランスは聞く耳持たない。
強引に破壊しようとするが、超強力な魔法使いのガンジーが相手では、力ずくでというのも難しい。

ならば魔法には魔法で対抗を……と仲間の名前を呼んだ瞬間、ガンジーが妙な反応を示した。
今までチョコチョコと撒かれていた伏線の種が、この瞬間に花開く。










リズナが言っていた『王子様の知り合い』
ガンジーが言っていた『卒業試験で行方不明になったリズねえ』

ガンジーが名前を口にした時点で既に明らかになっていたも同然だったが、彼らにとってはこの瞬間に初めて知った、衝撃的な新事実だ。

行方不明になった幼馴染が、当時の若さを保ったまま目の前に現れたのだから、ガンジー側の驚きはリズナ以上にとんでもなかったのだろう。
そのショックと再会の喜びが、致命的な隙を生んだ。















相手の隙や弱点を突くことには定評のあるランス、今回も見事に成し遂げた。
渾身のランスアタックがマナバッテリーに直撃し、目的達成。
ガンジーは茫然としていたようにも見えたが、それも短い間のことだった。















ガンジーパンチ炸裂!
うわっ、痛ェ! 容赦ねぇ!
けど文句を言える立場ではない。

憤慨したウィチタはランスたちを逮捕しようとしたが、ガンジーはそれを遮る。
「自分がやった事がどういう事になるのか、牢屋に入って反省するのではなく、体感するがいい」……と、どこか恐ろしい言葉を残して、去っていってしまった。

うーん、だがそれはそれとして、逮捕はしておいたほうがヨクナイ?
まー即脱獄するだろうけど。







マナバッテリー3機停止











視点は変わって、ゼス城地下のエネルギーセンター。
マナバッテリーの管理とゼス全土へのエネルギー安定供給を使命としている極秘施設は、大変な状況になっていた。

マナバッテリーの修復は不可能。
1機は無事だが、せめて2機はないと最低限必要な供給量が維持できないという。
四天王千鶴子の口からは、他の地域への供給を完全停止してでも、マジノラインに全エネルギーを集中させよという指示が飛んだ。

同時に、全1級市民に対して、『国家指令4号』が発令される。
1級市民に義務付けられている月1度の魔力供給義務を、これより24時間最優先で実行することを命じる指令。

これが実行されると、一般市民はおろか軍すら動けなくなり、国家活動が完全に停止する。ゼスという国が完全に無防備になってしまう。
ヤバイよヤバイよ……。















そして、その“無防備状態”をまさしく狙ったのが、ペンタゴンの【祖国の解放】作戦だった。
治安隊すらも魔力注入装置から離れられない状況下、暴れだした2級市民たち。
ほとんどただの暴徒にしか見えない有様で、何もできない男を殴り金品を奪い女を襲う。

それを扇動しているのはペンタゴンだ。既にエリザベスとネルソンは首都で動き出しているようだった。
部下や市民を複数の分隊にして、各地を制圧すべく作戦開始していく。















ここまでは比較的予定通りだ。
ペンタゴンが思い描いていた通りの展開になっている。

……けれど、いつまでも巧くいくわけもない。
最初から【祖国の解放】はツッコミ所満載のガバガバ作戦だった。

それがこの段階まで進めた時点で奇跡でもあり、それはランスの運と行動だけで成り立ったようなものだった。


さて……大変なことになってきた。
プレイヤー目線ではずっとドキドキハラハラしっぱなしだったが、これでようやく“始まる”レベルだ。ここからが、いよいよ更にとんでもないことになっていく。