ドラゴンクエストビルダーズ2 プレイ日記001 創造と破壊



 

序文(駄文)


今年は私が楽しみにしているゲームが2本も発売された。
ゲーム業界自体がソシャゲ傾向に寄っていったり、単純に精神の老いによる消極性のために興味のあるゲーム自体が少なくなってきた私にとって……それは、とんでもないことだった。

その「今年楽しみだったゲーム」のうちの一本が、本作ドラゴンクエストビルダーズ2  破壊神シドーとからっぽの島』だった。

前作はVITAでやりこんだけれど、本作は残念ながらVITA版は発売されなかったので、Switchでのプレイになる。
引継ぎ要素を引き継げないのはやや辛いが、こればかりは仕方がない。
気が向いたら、Switch版のビルダーズ1も買い直して遊ぶことにしよう。



ワイとドラクエ


私はゲーム好きではあるけれど、浅いところはトコトン浅い人間だ。
どれくらい浅いかというと……実は私は、ドラクエをクリアどころか、まともにプレイしたこともない人間だ。

こればかりは昔からの流れがあるので仕方がない。
私は遥か昔からFF畑のFF人間だったので、ドラクエは何度か手を出してみたけれど、結局巧く付き合えないままで現在に至っていた。


来年にはSwitchで最新作11の移植版が出るようだし、その機会には改めて挑戦しようかな……と思っているのはさておき、“なぜそんな私がビルダーズに手を出したのか”。
これもまた自主的にではなく、きっかけは『人から借りた』だった。
そして、メッチャクチャ嵌った。



ビルダーズとの出会い


ビルダーズは確かに、一作目から欠点や短所もあるゲームだった。
しかし、多少のマイナスは飲み込んだうえで全力で楽しみ、満喫し、クリアしても遊び続けてしまうほどの『熱』のあるゲームでもあった。

「マイク〇はあまりハマりきれなかった」
ドラクエをほとんど遊んだことがない」
「アクション要素があるとモノによっては苦手」



……という私でさえ、ハマりにハマった。
メインシナリオはもちろん、おまけのフリービルドもかなり遊んだ。
建築センスやテクは無いので、ヘタクソなりに楽しんでいたレベルかもしれないが、ともかく近年まれに見るほどの“大ハマり”をしたのがビルダーズ1だった。


そんな大好きだったゲームに、『2』が出る。
興奮しないわけがない。
発売日について考えただけで「ウワーッ!」と体が漲ってくる感情を覚えたのはランス10以来だった。……ってなると珍しくなさそうに聞こえてしまうけれど、ランス10より過去となってくると、たぶん魔法使いの夜あたりまで遡ることになると思う。


ともかく、そんな無茶苦茶楽しみでたまらなかったゲームを……じっくり、ゆっくり、楽しんでいこう!







ゲームスタート

 

主人公の性別





はじめからゲームスタートをすると、まず出てくるのが主人公の性別やビジュアルを決定する画面。

男で進めるべきか、女で進めるべきか……かなり前から悩んでいたけれど、発売日までには結論を出していたワイ。
選ぶのは……『男』だッ!!

その心。
ビルダーズ1には、各章にヒロイン的な存在がいた……。
ちなみに俺が好きだったのはシスターのエルさんだった。

2にもおそらく、ヒロイン的存在が複数いるのだろう(※予想)。
彼女たちとちょっと良い雰囲気になるのなら(※予想)、やっぱり性別は男でやりたい……!



カラーリングと名前





最初のキャラメイクでは、主人公の目の色を変更可能。
私はこういう時、『さしあたりデフォルト』にしがちな人間なので、カラーリングはほぼそのままで進めることにした。

そして……名前、だ。
これもまた、スゲー悩んだ。
私はこういう時も『さしあたりデフォルト』にしたいのだけれど、ドラクエシリーズはそのあたりが曖昧だ。
一応デフォっぽかったり、公式画像や設定本・小説などで名付けられている名前などもあったりはするけれど、“確定されている”とまではいえないことが多いように思う。


悩みに悩み過ぎた結果、私は最終的にちょっと捻くれた。
「あえてドラクエをFFの名前でやったろ!」などという、小学生みたいな判断をしてしまった。


……ってことで、ビルダーズ2のうちの主人公は、『パロム』だ!!
女子でやる際には『ポロム』にする。

ネーミングセンスの無さと幼稚さが露呈した感じで、なんだかちょっと恥ずかしくなってきたけれど……ま、そのうち慣れるだろう!



プロローグとチュートリアル

過去の出来事










魔物たちが語っている、『ハーゴンと破壊神シドーの顛末』。
ドラクエ未プレイヤーな私には詳しくはわからないが、おそらくドラクエ2での出来事を指しているのだろう。

ロトの血を引く三人の勇者によって倒されたラスボスたち。
悪は挫かれ、世界は守られて、平和になった世界……のはずだけれど、そんなに単純でもないようにも思える。が、この時点では詳しくはわからない。


ビルダーズ1は、「世界の半分を与えるという問いかけに、“はい”と答えていたら?」というIFを描いた作品だった。
正確には『はいと答えた男』は正史勇者ではなかったようだが、何にせよ、正史とは大きく異なる歴史を歩んでいたことに変わりはない。

では、ビルダーズ2は?
前情報やドラクエ2情報をあまり集めないようにしていた私には、なんとなくしかわからないけれど……「ゲーム本編とは異なる経緯や歴史を歩んできたIF“ではない”」ようにも、このシーンを見ただけの時点では、思えてしまう。


ビルダーズ1はドラクエ1とほぼ同じ世界、ほぼ同じ時間軸でありつつも“あることが本編とは異なってIF時空となった”』世界を舞台にしていた。
ではビルダーズ2は、ドラクエ2とまったく同じ歴史を辿りつつ、“本編クリア後に何かがあってIF時空となった”』世界が舞台……なのかな?
ちなここまでオール妄想。
単なる適当な予想なので、全然違ったら笑おう。ワハハ。



牢獄での目覚め










モンスターたちによる回想が終わり、いよいよ主人公が登場する。
主人公を起こしたのは母でも幼馴染でもなく、まさかの骨。HO・NE!!

良い骨なのかと思いきや、そんな空気でもない。
ベッドは粗末だし、鉄格子のある部屋だし……どう見ても牢屋です。本当にありがとうございました。










どうも主人公はビルダー見習いで、モンスターたちによってメルキドから攫われてきたらしい。
前作の主人公は複雑な出生だったけれど、本作の主人公はメルキド出身の普通の人間……なの、かな?
隣の牢屋には、他にもビルダーらしき人間がいるようだった。

モンスターが何を目的としてビルダーを攫っているのか、この後主人公たちをどうするつもりなのかは、まだわからない。
とりあえず、殺されないためにも、しばらくはモンスターの言う通りにしなければならない雰囲気だった。



憎めないモンスターたち





最初に主人公を起こしてきた骨は、どうやらこの船の“船長”らしい。
船長といい、他のモンスターといい、『死』だの『破壊』だの恐ろしい言葉を平然と用いてくるわりには……こう、なんとなく憎めない。

元々ドラクエのモンスターはかわいげがあったり仲間になったりで「そんなに怖くない」イメージが強かったけれど、オープニングからいきなり周囲がモンスターだらけの状況になったからか、尚更身近に感じられる。










前作でも仲間に加わるモンスターがいたし、意外とコイツらも後々に主人公の仲間になったりするのだろうか?

……さすがにそんなに単純にはいかないかな。
でも、早くも乗組員のモンスターたちに、ちょっと愛着を抱いてきた。

ちょっと抜けてたり怖がりだったり、なんとなく悪い奴らには思い辛いんだよな。
いや、誘拐してる時点で悪い奴らに変わりはないんだけれど。















モンスターより、この女の方がよっぽどイラッとするな……。
いや、可愛げのあるレベルといえなくもないのだけれど、初対面の相手に向かって失礼すぎるぞ!
『乳くさ顔』って悪口にしても品が無さ過ぎるだろ!
後で薄い本みたいな状況になっても助けてやらねぇからな!

……と言ってはみらけれど、ピンクの髪といい雰囲気といい、こう……“ヒロイン感”のある女だな。
後でデレるかもしれないし、ちょっとだけ期待しておこう。
デレる女には、俺は優しい。



前作からの変化





素手で殴る』ことしか出来なかった主人公だが、チュートリアルを進めていくうちに“ひのきの棒”を装備できるようになった。

また、ビルダー道具のひとつである“グローブ”もここで入手。
前作では物を移動する際にはいちいち破壊する必要があったが、本作ではグローブで掴んで移動させたり、はたまた向きを変えたりもできるらしい。

まだ試してはいないけれど……ひょっとして、『窓を正しい向きにする』ために、窓の外に足場を作る必要がなくなったってことか……?
だとしたらヤベェな。文明開化ってレベルじゃねーぞ

『武器で殴る』だけでは家具が壊れない仕様になった点といい、前作からの改善点が本当に多い。
武器防具の耐久度が無くなったっぽいのもありがてぇ。

こんなに甘やかされたら、二度と前作に戻れなくなっちゃう……!
前作は前作で超名作なので、また忘れた頃にSwitchでやり直そうと思っているのに。
文明退化は辛いだろうな。ま、名作に変わりはないので、それはそれで楽しめるだろう。たぶん。



チュートリアル終了のお知らせ










船の上でモンスターたちの依頼をこなしつつチュートリアルを終わらせた頃には、船長から随分と気に入られていた。
ドレイ扱いは嫌だけれど、「気に入った」と言われたのは少し嬉しい。
よくわかんねぇけど、心を入れ替えたら俺の作った村に住んでもいいんだぜ? どうなるのかわかんねぇけど。


……が、船長と仲良くなったと思った途端に、嵐がやってきた。
妙な声も聞こえてくる。
「お前がふさわしい」だの、「来るがいい 私のもとへ」だの……。
何者の声なんだろう?
前作では精霊ルビス様が導いてくれたけれど、雰囲気は随分と違う。
どこか高圧的というか、悪っぽいような気もするというか……。なんとなく不穏だ。










船倉に避難しておけ! と船長に命じられたので、船の中に戻る。
相変わらずあの女は怯えつつもやかましく、その他のビルダーたちはやっぱり怯え続けている。

「嵐がビルド」とは、なかなか良い表現だ。
なおその後、××についても「人間は食べたらビルドするでしょう!?」なんて表現もされててクソワロタ。クソだけに。



さよなら船長










嵐で船に大穴が空いてしまった!
ここで最後のチュートリアル
グローブで木箱を持ち上げて、穴を塞いでいく。

『水』の表現やシステムは、前作ではあまり工夫する余地がなかったけれど、本作ではかなりパワーアップしているらしい。
イクラで水死と砂死(一部未遂)をやらかしまくった身としては、正直ちょっと怖いけれど……。
あと、前作でも、温泉が大決壊した結果、村の全てが温泉の中に水没したこともあったけど……。










うおおおおおお、船長ォォォォォッッ!!

水に飲まれた船長が無事で済んだのか、ただのしかばねになってしまったのかは、わからない……。
しかし、最後に「ビルダァー!」なんて叫ばれてしまうと、正直ちょっと胸が痛いな。
船長とドレイではなく、友人として仲良くなっていく機会もなくはなかったような気もするんだけどな。