ドラゴンクエストビルダーズ2 プレイ日記003 憧れの土地持ち




前作で最初のヒロインとなった少女・ピリンに比べると、ルルはかなり勝気でワガママなタイプだ。
これはこれで、「ヒロインらしさ」がある、ともいえるだろう。最近の作品というよりは、一昔の少年漫画のヒロインっぽいイメージ。

主人公が喋られず、シドーが強気な少年であることから、バランスを考えるとルルはシドーと渡り合える程度のお転婆娘であるべき、というシナリオ的な都合もあったのかもしれない。

 







からっぽ島の秘密

おおきづちに導かれて










夜が明けて朝になると、ルルが「焼きモモガイを誰かが取った!」と騒いでいた。
無人島であるこの地に、主人公とシドー以外の犯人候補はいない……かと思いきや、幽霊のような精霊のような、妙なおおきづちが現れた。

壁を破壊して階段を作り出し、まるで主人公たちをどこかへ招いているかのような動きをしてみせる。
怪しい奴だ……けれど、『おおきづち』たちには前作でもメチャクチャ世話になった。
とりあえず、導かれるままに追いかけてみることになった。















言葉を発さない主人公の代わりに、“リアクション担当”みたいになっているシドー。
ツッコミ役もこなす。こういう奴がひとり居ると、やはりストーリーが回りやすいよな。

山の頂上には、壊れかけた神殿のような場所があった。
幽霊のような白いおおきづちしろじいは、「ビルダーがこの神殿を修理してくれる日を何年も待ち続けていた」と言う。

どうやら神殿を直してほしいがために、こんな場所まで追いかけっこをさせたらしい……が、ここに来て、「おぬしのようにゆるみきった顔のビルダーにはやはりムリかのう」などと言い出した。
誰がゆるみきった顔や!
ルルといい他のキャラといい、基本的に主人公は顔面をdisられがち。
前作も、ボンヤリしているとか言われまくったような覚えがある。










え!!
ゆるみきった顔で神殿の修理を!?


出来らぁっ!





でっかすぎるプレゼント










神殿修理のお礼に、超重要なビルダー道具おおきづちゲットだぜ!!
これでようやく、色々な物を破壊して、素材をガンガン手に入れることができるようになった。ワイが破壊神や。

更にオマケに、この島を丸ごとプレゼントしてもらった。
な、なんという大サービス……ッ!
ヒャッホー、俺もこれで土地持ちか!
マンション作るか! 家賃収入で暮らしていこうぜ!!















どうやらこの“からっぽ島”は、いにしえのビルダーの持ち物だったらしい。
いにしえのビルダーがどこに消えたのか、いにしえのビルダーがなぜ夢に挫折したのかはわからない……。

少なくとも今の島には人は住まず、モンスターがうろついている程度で、ほぼしろじいが一人きりで暮らしていたらしい。
しろじいも既に神だか妖精だか幽霊だかになっているようだが、ともかく今まではしろじいがこの島の管理人のような存在だったわけだ。















親を亡くしたルルと、記憶さえ失ったシドーには、行く当てなど特にはない。
主人公共々、この島を開拓して物作りをしていくことを承諾した。
島を貰ったのは主人公だと思うのだが、「ルル王国を作りましょ」だの「シドー帝国に決まってるだろ」などと、ワガママな二人組。
まぁ、明るい分にはこれでイイのかもしれない。やかましい二人だけれど、前向きなのは良いことだ。


しかし、物を作るにしても、肝心の素材がこの島にはほとんどないという。
素材と開拓するための仲間を他の島から探してこい、と言い出すしろじい。
うーんビルダー使いが荒い。





船解禁










遭難者だった主人公たちに、どうしろというんだ……と思いきや、都合よく遭難者その4こと、船&商人がからっぽ島に流れ着いてきた!
主人公の作業に『商機』を見た商人は、積極的に手伝ってくれることになった。こりゃありがたい。

まず向かうのは、農業の天才と名高い美女がいるという、モンゾーラ島。
そこで緑の土地の素材と美女を探すのが最初の目標になる。
ムフフな展開にも期待。















沈没のトラウマで船に乗るのが怖くなってしまったルルを残して、主人公とシドーはモンゾーラ島へと出発した。

それ自体は良いのだけれど……気になるのは、謎のモノローグだ。
嵐の中で話しかけてきた謎の声と、今回のモノローグが同一人物なのかはわからない。

私はてっきり、ビルダーとシドーを出会わせるために嵐と遭難を『何者か』が仕組んだのかと思っていたが、「まさか出会うとは」と言っているあたり、彼らの出会いは予想外だった様子でもある。


今回の謎のモノローグは、「破壊神シドーこそ ほろびゆく世界の最期の希望なのです……」とも言った。
それはどういう意味なのか?
っつーか、世界ってほろびゆくのか?
ドラクエ2で救われたわけではなかったのか??

うーん、謎だらけだ。
気になることだらけで面白い。
ドラクエ2をプレイしたユーザーなら、もっと色々と突っ込んだ推理や考察もできるんだろうな。
ちょっと羨ましいけれど、知らないなりにも十分楽しいし、まぁいいか。







モンゾーラ島

緑溢れる島(?)、初上陸










5つの野菜がみのる島、モンゾーラに到着だ!
商人と船を残して、シドーと二人で早速探検を開始する。

新しい土地に来ると、いつだってドキドキワクワクしてくるな……!
今後に何が必要になってくるのかはわからないけれど、とりあえず木材・石材あたりはどれだけあっても困らないし、ガンガン破壊しながら探索を進めていくことにしよう。
あと、ツタもちょこちょこ破壊して、ひもも集めておこうかな。















緑の溢れる島、なんて謳い文句だったような気がするけれど、実際にはそんなには美しくないようにも見える。
草木は枯れているし、キモいピンク色の妙なものは転がっているし、土の色もちょっと汚らしい感じがする。

……と、周囲を探っていると、遠くから悲鳴が聞こえてきた。
間違いない、女の声だ!
行くっきゃねぇ! 助けて恩を売るんだ!!