FGOイベント 雀のお宿の活動日誌 プレイ日記06 刺し穿つ泥の団子




今回のイベントは、メインストーリーとしてのシナリオと、サブシナリオとが存在している。
仕様としては、サバフェスに近いような状態だ。

メインに直接関係ない……と言えないわけでもないので、どのタイミングで感想を書いていくか、少し悩むところがある。
現在進行形で悩んでいる最中だけれど、とりあえずプレイ日記ではサバフェスと同じく、『メインシナリオの完結に向けての流れを中心に』書いていこうと考えている。
一通り完結まで終えたり、余裕がありそうならば、随時サブシナリオの感想も挟んでいこう。
完結までに間に合わなければ、サバフェス感想と同じように、延長戦として軽く触れるつもりだ。

しかし……ボリュームが多い。
さすがにサバフェスほどの量ではなかったけれど、新年イベントのレベルじゃないボリューム&クオリティーだった。

 





※本記事では1.5部サーヴァントの真名を表記しています







美しいお嬢様がたの来訪











早速だけれど、おそらくはサブシナリオだったと思われる、『貴賓の接待』クエスト。
サブシナリオの中でも超初期から出現していたので、実質半メインみたいなものだろうか? ま、細かい区切りはなんでもいい。

「少しずつお客さんが訪れる」ようになってきた時期に、閻魔亭を訪れた新しいお客様。
出迎えてみると、綺麗なべべのお嬢様がたがいらっしゃっていた。
アナスタシア&マリーとは、本当に見目麗しい二人だ。正月早々目の保養。
しかし、組み合わせとしてはわりと意外といえなくもないか。

そもそもカルデアのアナスタシア個人となると、まだまだ交友関係がよく見えない部分がある。
サバフェスにて、自撮りを教わったのはメイヴだと言っていた覚えがあるけれど……あと、先日のサンタではイヴァン雷帝とも絡んでいたけれど、まだまだ“仲の良い相手”まではよくわからないイメージがある。私だけかな?

マリーと共に旅行に来たことで、ようやくアナスタシアがカルデア内で交友を広げて、友人を増やしていることが確認できたような気分でもあった。ホッと安心。
マリーは懐も広いし優しい女性なので、安心して任せられる。俺はアナスタシアの保護者か?















高貴な身分のお嬢様がたは、当然荷物も多い。
むしろ、ここまでどうやって、その大荷物を運んできたのだろう?
「今回はお願いして、遠慮してもらった」サロンメンバーが、玄関先までは見送っていたとか、だろうか。無くはないな……。















今の段階では、閻魔亭のスイートルームは使用不可能な状態になっている。
そのため、高貴なお客様二人を案内したのも、景色の良いそれなりの部屋だった。
これにはお姫様もお冠。貴賓を一般客室に通すなんて無礼者……ってわけでもなく、『スイートルームに芸者を呼んで、飲めや歌えの大騒ぎ』に期待していたというのが理由だった。
これには新所長も「俗っぽいな」と全力ツッコミ。
新所長がいると、ツッコミを任せられるからいいわー。楽だわー。
ちなみに閻魔亭には芸者さんはいないらしいチュン。

とはいえ、アナスタシアも本気で憤っていたわけでもない。
マリー共々、部屋からの美しい景色には納得してくれたし、外から眺めてくる猿には微笑ましい視線を向けていた。
「餌でもねだりたいのかしら」と、猿に優しく声をかけようとした、その時……。















あっ















手を叩いて喜ぶ不敬な魔猿!
当然怒り出す紅閻魔!
そして……お仕置きに動こうとした紅閻魔を、静かに引き留めるアナスタシア!

あのマリーでさえも、常日頃のふわふわした笑顔を失った。
全力で、目に見えるほど慌てながら、アナスタシアを懸命に落ち着かせようとしている。
必死なマリーも、これはこれで超キュート。
そして、ふわふわキラキラなマリーでさえ慌てさせるアナスタシアの“素質”は、スゴい。















返す泥団子の中には石を詰め込み、必殺のアンダースローが敵を狙い穿つ。
これぞ皇女アナスタシアが秘めし、第二の宝具(嘘)―――!











戦いは終わった











このクエストでの戦闘では、毎ターン『アナスタシアの泥団子』が飛んできて、魔猿一体のHPを1にまで減らしていく。
HPの最大値がどんな数値であっても関係ない! 強制「1」だッ!
うーん凄い。恐ろしい。










バトルが終わると、熱くなり過ぎてしまったことを少し恥じるアナスタシアだった。
ぐぬぬ、かわいいなぁ。
外見は超正統派ロシア系お姫様だからこそ、チラホラ見える隙やギャップにやられてしまう。どんどん好きになっちゃう……!







雀の幸











一日経って、初めての“奉納”の時間。
それまでに貯めていたお客様満足度6000がそのまま奉納ポイントに加算された結果、『奉納ポイント6000達成』に至った。

新しく解放されたシナリオで魔鳥対峙をこなすと、丁稚の雀たちから「日頃のお返しもかねた」怒涛の接待を受けることになった。
しかし、「雀の幸、集めてくれてるチュン?」と言われても、なんのことやら……。















いつの間にかいる佐々木。
わけのわからない哲学めいたことを語るフォウくんと、謎の特別意訳。そこに訳は必要か?

話を戻す。雀曰く、お客様に“感謝の気持ち”があるように、雀の持つ感謝の気持ちを可視化したものが『雀の幸』だという。
よくわからないまま、川の幸・山の幸と一緒に謎の雀の幸を探していたけれど、雀の幸に関しては例えるならば『ポイントスタンプ』みたいなものだったのか……。
見た目がドングリみたいだったから、“幸せドングリ”って心の中では読んでいた俺。限凸マシュ礼装のフレはいねがー。















『雀の幸』の話ついでに、雀たち自身の話や、紅閻魔についても話題が広がっていく。
地獄の王の従者である雀たちと、閻魔大王の娘である紅女将。

その素性を、小次郎は「日本で根付いた地獄信仰と人々の間で信じられた民間伝承が混ざり合ったものが紅閻魔殿という訳かな?」と読んだが、雀の五官に言わせると、半分あたりで半分はずれだとのこと。















シルエットに悪意を感じ……いや、感じない!
あくまでもシルエット、イメージ画像!
実在の人物や英霊には一切関係ありませんことよ!?

しかし、奪衣婆が閻魔大王の妻という説があるのは私は初めて耳にした。
役職・位や年齢なんてものはほぼ無意味だろうけれど、服を剥ぐババアと夫婦っていうのがこう……なんか、イメージし辛いというか……。
俺屍では、レベル上げ中によく戦ったもんだ。最初のうちはしょーもない薬とかを渡していたけれど、最後には面倒くさくなって毎回殴り倒していたっけ。















義理の父である閻魔大王から、『迷い家』の管理を任された紅閻魔。
彼女は『迷い家』を『雀のお宿』へと変えていき、屋敷は“人間の欲望を試す怪異”から、“山中にて人を助ける怪異”へと生まれ変わった……。

閻魔亭が“そう”なっていったのは、紅閻魔自身がそうあろうと願ったからだろうか?
それとも、世界の流れと信仰の変化が、“そう”なるしかないと選択肢を狭めていった結果なのか……?

紅閻魔のことを「民間伝承を背負う雀の英雄」と雀の五官は称した。
小次郎の例えた、「日本版のナーサリー・ライム」という言い方も、また面白い。
確かに閻魔亭や紅閻魔といった存在は、多くの日本昔ばなしの要素を取り込んだ存在ともいえる。















この話をしたことは女将には内緒だ、と雀は言い残していった。
紅閻魔の過去について、一方的に知ってしまったようなものだしな……。
しかし、興味深い話ではあった。そして、紅閻魔が立派な存在だということも再確認できた。
自分たちの呪いを解くため、というのはもちろんだけれど、紅閻魔のためにも、閻魔亭をもっと盛り立てていこう!