FGOイベント 旧き蜘蛛は懐古と共に糸を紡ぐ プレイ日記02 三つの組織と三人の魔術師




冒頭から強制レイシフト迷子だったので、今のところマシュの出番はない。
妄想パートは貴重な出番。そして超貴重な女性要素。

このままカルデアパート(もしくは通信パート)は無いままシナリオ完結に向かうのだろうか?
事件や物語自体は主人公とアラフィフさえ居れば円満完結しそうな気もするが、“オチ”やエンディングがどういったものになるのかは、まだよく見えない。

 





※本記事では1.5部サーヴァントの真名を表記しています







バーテンダーのお仕事











屋敷内のバーは、ギャングの下っ端たちで溢れかえっていた。
主人公は仕事にやや振り回され気味だったが、アラフィフは興奮したギャングたちを巧い具合に落ち着かせてみせる。
何らかの要因で事情を把握し易いという話ではあったが、「レイシフト迷子」とは思えないほどの適応力だな。胡散臭い(※誉めてる)。















バーで軽く騒ぎになりかけたことを受けて、ギャングの一般構成員は出禁となった。
主であるジークからも、バーを利用するのは“ジーク、各組織のトップ、もうすぐやってくる彼ら”だけにしてほしい……と直接の要望もあった。
各組織のトップ、というのは前回にも登場したディルムッド達だろう。
“もうすぐやってくる彼ら”は、まだ語られてはいない新たな登場人物と思われる。明日のオークションの参加者、ということなのだろうな。

アラフィフとの会話の中で、ジークは『手放すことになる聖遺物』について軽く触れた。
手放すことを名残惜しく思いつつも、街の平和と発展のために、大切な何かを売却しようとしている……らしい。
その事情やジークの背景について、既にアラフィフはかなり詳しく知っている様子でもあった。















部屋に戻ったジークは、怪しげなケースを眺めつつ独り言を呟いていた。
今回のイベントの冒頭でアラフィフが語っていた『未練』は、売却する代物に対するジークの感情を指しているのだろうか?

うーん……この時点でのジークは比較的、売却行為にも前向きにも思える。
しかし、外見がジークだから裏がないと思い込んでしまうのは、それはそれで危険だろう。







危うい三竦み











前回に続き、街の支配権を奪い合う三組織について、アラフィフ直々の追加講義。
要するに、彼らは組織の大小や地域との密着性に違いはありつつも、一方と組むメリットもなく、無理に潰すデメリットも大きく、睨み合いの状態が続いている……ということらしい。

内側で憎しみは溜まっているため、爆発すれば大変なことになりかねない。
現にディルムッドは、「儀式が終わり次第、皆殺しだ」などと物騒なことを部下に語って聞かせている。















他の二組織も、似たような雰囲気だった。
日中は朗らかな表情をしていた新シンも、すっかり怖い顔だ。新宿バージョンを思い出す、薄寒さを感じる表情バリエーションを大放出中だった。

内情に違いはあれど、それぞれの組織は全員が『明日が決戦日』のように捉えていることが、まずわかる。
“儀式”だの“オークション”だのといった、形式ばったものに真面目に参加する様子には思い難い気がする……。
力尽くでぶち壊す側、のようにも見える。かなり物騒な雰囲気に思えた。















そして肝心の“儀式”にまつわる、大切な要素。それが、『亜種聖杯戦争』
英霊を召喚するための『強力な聖遺物を手に入れるためのオークション』こそが、明日開催される催しだという。

亜種聖杯戦争か……。この言葉でまず思い出すのはアポクリファ。
しかし気になるのは、「この時代が過去っぽいこと」だ。19世紀ヨーロッパ、という話だったよな?
アポクリファ世界であっても、亜種聖杯戦争が頻発するようになったのはもう少し近代だったような気がする。現代のここ十数年とかじゃなかったっけ?
そもそも正史(SN基準)だと経緯も異なるはずだし、アポ式亜種聖杯戦争は起きないはず。しかし正史とFGO史も違うと思われるし……うーん、よくわからん。















聖遺物を欲する三人の魔術師と、それぞれのバックについた街のギャング三組織。
かなりヤバい雰囲気。血が流れる以外の展開が思いつかない。
こうなってくると、『ここまで危険な状況になることを看過した』といえなくもないジークに対しても、少し不信感を抱かざるを得ない。
彼なりに精一杯の努力をしたものの、こうなってしまった……なんて可能性もあるが……。










そしてここでもうひとつ気になるアレ。
先程の選択肢で「た、大変だ……」を選ぶと、一瞬だけアラフィフが悪い顔をする。
絶対に何か知ってるじゃねぇか、このジジイ……。
吐け! 全部ゲロれ!!
この展開、アンタの指金なんじゃネーノ!?

一瞬過ぎてとてもスクショし辛かった。
汝は悪。これが犯罪界のナポレオンのやり方。







三人の魔術師











一夜明けて、『何かが起きる日』がはじまった。
主人公の目的は、なんとか巧く立ち回って、街の被害を最小限に食い止めることだ。
そのためには、まず三人の魔術師の到着を待たねばならない。

仕事前にアラフィフとの雑談の中で、「マシュと〇〇経営」という妄想シーンがあった。
選択肢によって違うパターンが見られるので、マテリアルでの読み直し推奨。
マシュガチ勢じみてキモい主人公も面白いが、頑張るマシュがキュートなので個人的にはバー経営派。















ついに現れた三人の魔術師……だが、その“ガワ”は魔術師っぽくはない。
ディルムッドのように、それぞれの性質に似た役者が選ばれたのだろう。

まず、一人目の魔術師アレキサンダー(仮)。
彼は明るく、振る舞いにも余裕があるように見えるが、魔術師としての歴史は浅い家の者らしい。
歴史の浅さのせいか、表向きの態度とは異なって、内心では(僕にもチャンスはあるな)と言うなど、他の二人に比べて一歩劣っている自覚もあるようにも見えた。
金銭的には余裕があるようにも感じられるが、詳細は不明。バックの組織も不明。

次に、二人目の魔術師蘭陵王(仮)。
本物の蘭陵王とは異なって、冷徹な印象が強い。ディルムッドと同じく、外見繋がりで採用されたタイプかもしれない。
資金にそこまで自信はないようにも見えたが、バックの組織から搾り取るつもりでいるようだ。ギャング組織に対する遠慮などは見当たらない。










三人目の魔術師ヴラド三世(仮)。
正統なる魔術師を自称し、誇りと威厳を感じさせる言動が目立つ。本物のヴラドに、パッと見た印象はかなり近い。
その態度のせいか、他の二人よりも余裕と自信があるようにも見えた。
バックには以蔵の組織がついている、というのが少し意外。性質的にはディルムッドの方が近そうだな、と現時点では思う。
以蔵の全財産も使った上で、触媒を手に入れるつもりらしい。わざわざ他の人間がいる場で話し合った様子からして、“わざと”だった可能性もある。


三人とも共通する事項として、魔術協会との繋がりが薄いこと。
魔術師や家柄の程度として、今回の聖遺物には本来ならば手が届く身分ではないこと……などが、描写されていた。







今回の目玉商品はこちら






ついに『聖遺物』の正体が明らかになった。
……!? 菩提樹の葉!? ジークフリードのやつ!!??
あ、あの……某事件簿で、某眼鏡でみかん色の魔術師が、大変なことにしちゃったやつ!!??

これが19世紀の出来事だと思えば、現存することに疑問はない。
そうか……。これがこうして、その後ああなるのか……。















なるほど。『配役』がジークだった理由も、これで納得できた。
亜種聖杯戦争絡みでの採用かと思ったが、竜殺し絡みだったか。

彼はこの場で改めて、「聖遺物を巡って血が流れることを望まない」と言い切った。
しかし、その願いはまず叶わないように思える。















傍から見ても、そんなにうまく進むとは思えない。
三人の魔術師たちは出し抜く気満々で、流血も厭わないに違いない。魔術師はそもそもそういう生き物だ。街の利権を争うギャングが絡めば、尚更だろう。
そのあたり……ジークは、どう考えているのだろう?
本気で彼らの誠意を信じているのだろうか?

うーん、むしろジークがクロで、このオークションがそもそもの罠だったパターンの方がありえるような気がしてきた。
全員いけにえ。