ドラゴンクエストビルダーズ2 プレイ日記027 ゴールドパーティータイム




オッカムルの物語もそろそろ終わりが見えてきた。
そんな中で改めて実感したのは、相棒シドーの成長だ。

野蛮で無知な野生児のようだったシドーは、人々の感情や大切なものについて学びつつ、各地に友人を増やしてきた。
ビルダーズ2の主人公はビルダーだし、ストーリーには色々な要素があるけれど、中心のひとつになっているのは間違いなく『シドーの成長物語』でもあるのだろう。
シドーというキャラクターを気に入るか否かで、ストーリーへの印象はかなり変わるように思える。

 







念願の宴

襲撃は省略










ハーゴン教団の襲撃もサクッと撃退して、ついに宴の始まりだ。
「パーティーをひらく 準備はいいですか?」と尋ねるアーマン。
この流れ……思い出すのは、モンゾーラの収穫祭。
内容の狂気性はさておき、『祭が終わると何かが起きる』のは定番の流れでは……という予感がある。

楽しい時間の終わりが近付くような緊張感と寂しさも感じるが、まだ少し早いか。
まずは目の前のパーティーを楽しもう! 何が起きようと、きっとなんとかなるさ!
……今のところ、マギールさんレベルの死亡フラグを立てている奴もいないし、たぶん大丈夫だろ(ドキドキ)。







さらけ出せたら無敵だね










エス、パーティタイム!!
エス、ゴールデンタイム!!


アーマンが話していた通り、ペロの衣装が新しいものになっている!
しかも髪の色まで派手だ!

も……もはや誰なのかもよくわからない感!
落ちた穴にブロックを投げ入れてくれた、かわいいけれど野暮ったさもあるアネゴ系美少女が……そ、“染まっちまった”だ……!


華やかだし特別感もある、素敵な衣装&デザインではあるが、前とのギャップで少し戸惑う。
都会の空気に染まってしまった幼馴染を見るような感情。
きっとチャラい男に誑かされてるんだ……(思い込み)。
……と、ビミョーにNTR癖を刺激される感も無くはなかったが、変身自体はゴージャスだし良いものだ。
これでペロは第三……いや、第四段階だったかな? さすがにそろそろ打ち止めで完全体になるのだろう。
衣装替えの頻度がスゲーな。セル以上じゃん。















あと……ペロは良いけど、バックダンサーがなんであらくれなんだよ!?
こ、こんなことのためにおどりこのステージを三個も作ったつもりじゃねーぞ!!

ワシはてっきり、バニーたちがペロと一緒に踊ってくれるものだと……。
そのためにバニーが三人も追加されたに違いないと思い込んでいた&期待していたのに!

そんな俺の推しバニー(サイドテール)は、ミルズたち共々プールの中でガッツポーズしつつ盛り上がっている。働けよ……。







キラキラの宝物










ツッコミ所は山ほどあるが、皆喜んでいるので、まぁいいか。
シドーの目の付け所はやや頓珍漢だが、楽しんでいることに代わりはないのだろう。
そしてゴルドンも、ペロの姿に改めて惚れ直したようだった。

ペロのことを「かがやいている」「宝物」と表現したのは、カルロやアーマンに続いて、これで三人目かな。
直接口には出す機会がなくても、誰もが同じように考えているに違いない。
主人公が訪れる前から、この街に残った人間にとってペロは唯一の拠り所に近かった。
ビルダーの到来とゴルドンの出現、という事件をきっかけに街がここまで発展していったけれど、全ての中心は主人公でもゴルドンでもなく、ペロだったように思う。
他ならぬペロこそが人々を集め、彼らに目標と夢を与え、ここまで希望を膨らませていった。















きらきらしたもの、美しいもの……。
それは金や宝石ばかりを例える言葉ではない。
薄々抱いていた嫌な予感が、またも現実になろうとしていた。







宴の終わり

失われた輝き










モンスターの放った光が、踊るペロに直撃!
片足を上げた不安定な姿勢のまま、ペロ……石化ッ……!!
倒れたら大変なことになりそうなポーズ!

散々伏線は貼られていたので、こうなるだろうという展開の予想はできていた。
そういう意味では、プレイヤーのショックは控えめ、かな。
マギールさんの時ほど致命的な事件でもなく、あくまでも“石化”という異常に収まっているあたり、希望はまだあるように思える。










不安なのは、オッカムルの住民のメンタルだ。
以前の事件と同じく、「かがやく宝物が石になる」ことを目の当たりにした住民たちは、誰もがうなだれて落ち込んでいた。サイドテールバニーなんて、大股開いて座り込んでいる。

かつてのトラウマを再現されたような形になり、誰もが相当参っていた。
ゴルドン「オレ 本当のチカラ 取りモドセば…。ペロの 石化も なおせるハズだ!」と語るが、肝心の住民たちがやる気を出さないことには、何も前に進めない。
メドーサボールは地下に引きこもり続けるモンスターで、祭の夜のペロの輝きでようやく引き寄せることができた相手だ。
ペロも失い住民も意欲を失った今、このままでは再戦を挑むことさえできないが……。










委縮したあらくれたちを一喝したのは……シドー!
ペロがこの場で喋ることができたなら、きっと彼と同じようなことを言っていただろう。
あらくれの気持ちを奮い立たせる台詞を、シドーは彼ならではの言葉で投げかけた。

「こんなことを言える」というだけでも、シドーの成長を改めて感じる。
前のシドーならば、こんな風にあらくれたちを励ます事はしなかったように思う。
やろうとしたとしても、もっと強引かつ威圧的で、暴力に訴えるようなやり方しか知らなかった気がする。

ミルズたちと友達になって、あらくれ達との親交を広げて、“仲間”と認め合ったからこその言葉だ。
だからミルズたちも、心を動かされるのだろう。















シドーの叱責に最初に応えて、まず動いたのはミルズ&マッシモ。
初代あらくれコンビにして、主人公を含めた仲良し四人組。

シドー達は、拠点近くの岩場を大きく切り崩した。
この場所に、メドーサボールをおびき出すための『かがやくもの』を作ろうという計画だ。
モンゾーラでの大樹的な建築はここで行うわけか。ビビって手を付けずに居たけれど、あの集会所広場は無関係だったのか……。
ああでも、ペロ置き場(仮)にはなっているし、やっぱり弄らなくて正解だったのかな?







皆でゴルドン酒場を作ろう










新しいエリアに描いた設計図。
制作するのは金ピカのバー、ゴルドン酒場』

「ペロを助ける為なら!」と改めて奮起した仲間たちも、設計図の元に集まってきた。
モンゾーラと同じく、巨大建築は街の住民たちが手伝ってくれるようだ。
主な素材も集めてくれているようだし、どんどん進めていこう!















そろそろこれが最後の大きなミッションになるのだろう。
今まであらくれたちを纏めてくれた精神的支柱・ペロを救うために、皆で協力!
ベタだが熱い展開だ。盛り上がってきた……!