FGOイベント 徳川廻天迷宮 大奥 プレイ日記05 材の真実
今回のゲスト(?)のひとり、松平信綱。見た目と色合いはわりと地味な男だが、立ち絵のパターンは結構多い。
細かい表情の変化だけでなく、首の角度が大きく変わる立ち絵まで用意されている。着色だって二度手間だろう。
CMでのアニメーションでも登場している点といい、手間暇もこだわりも感じられるあたり、『ただのモブ(敵)』では終わらないような気がする。
……気はするのだが、今のところは、普通の敵役の描写しかない。
※本記事では1.5部サーヴァントの真名を表記しています
こいこい大戦
迷宮内をさまよう中で、立ち寄った“蝶の間”。
バトルなしのシナリオが発生するようだが、その表記は『幕間 「材の真実」 其之一』と、複雑なもの。
今回のイベントは迷宮内で物語が少しずつ進んでいくわ、分割も複雑だわ番外だの幕間だのもあるわで、正しい順序がどうにもわかり辛い。
『第〇節』系は本筋だけど、『番外』はオマケ? では『幕間』の立ち位置はなんぞ?
うーん、ややこしい。たぶん全然理解できていない。
行き止まりっぽい場所で『番外』が発生することもあるため、真っ直ぐに正解ルートを進んでいるだけでは回収できないイベントも少なくはなさそうだ。
拾い損ねているエピソードも、既にあるのかもしれない。さしあたり、プレイ日記は本筋を追うことに集中していく予定。
重要そうな“花札”を、ここで初めて拾う。印籠のように敵のドロップではなく、迷宮内に落ちていたものを拾ったようだ。
花札といえばホロウアタラクシア。もしくはサクラ大戦、というのが一般常識。
この絵柄は“牡丹に蝶”だろう。蝶の間だったから“牡丹に蝶”だったのかな? ならば今後、鹿や猪の間も出てくるのだろうか?
猪鹿蝶は覚えやすいのに得点も高いので初心者からも愛される札(偏見)。私は死ぬまで“菊に杯”だけは離さないからな。
……しかし、“牡丹に蝶”は絵柄は華やかだけれど、モノとしてはわりと普通のタネ札だ。スゴいパワーを秘めている札ならば、桜や鶴の方がそれっぽい気がする。
あえて猪鹿蝶(の蝶)の札が登場したのには、どんな意味があるのだろう?
「三枚セット」という数が使いやすかっただけ、という可能性もあるが。
このカードについて、シオンは怪訝な顔をしていた。
常に揺らいでいる、分析できない妙なパラメータ。その状態は、彼女曰く“大迷宮大奥と同じ”反応だという。
大奥の一部と推測できるというが、今はまだ情報不足だ。正体不明の謎の存在、としか言えない。
少なくとも危険はないそうなので、持ち歩くことになった。
やっぱり猪や鹿の札も拾い集めることになるのかな?
ともかく、重要そうなアイテム『大奥花札』初ゲットだ。
印籠といい花札といい、重要かつ謎なアイテムが多いなぁ。正体不明な物が増えていくのは、危険がないとは言われてもちょっと不安だ。
巨大ゴーストと『楔』の名
しばらく進んで、辿り着いたのは“鯉の間”。
現れたのは、女中ではなく巨大ゴーストタイプのエネミーだった。
前回仕向けられたものと似ていた気もするが、その名前は『楔ノ七』。楔というと、何か意味がありそうで気になる……。
しかし、七か。急に七。カウントダウンされていくパターンかな?
またも巨大ゴーストは印籠を落とした。前回と同じく、過去の声のようなものが主人公の脳内のみで再生される。
だがそのやりとりは、前回とはまた違う者同士のような雰囲気だった。そもそも“視点の主”のような人物は泣きじゃくることしかできず、そんな相手を“甘い女の声”があやしているような感じだった。
若さを愛す、と優しく言葉をかける“甘い女の声”。
状況は違えど、同じようなパターンだったことからして、“視点の主”は印籠の持ち主(仮)である家継なのだろうか……。
未来の将軍の名前を知っていることについて、春日局は「天竺の女神は女神なので、後の世のことを少し知っている」と認識している。
彼女自身の思い込みを利用して、曖昧に誤魔化しているような形だ。
ちょっと胡散臭い状況にも関わらず、現状が異常すぎるせいか、主人公たちを怪しむこともなく信じてくれる春日局。
未来の話題で主人公たちが言い淀んでも、食い下がることなくすんなりと納得してくれる。
そんな春日局を、珍しくキアラも本音で褒めて認めていた。
魔術的知識も近代知識もないまま、全体を俯瞰する観の目だ……と内心で春日局を称する。
外面はさておき、内心の独り言でさえ、春日局の在り方や知性について感心したうえで、彼女の最期について少し同情しているような素振りさえあった。なんだかちょっと意外。
松平信綱という男
“猫の間”にて、『幕間 「材の真実」 其之三』が発生した。
相変わらず妙な咳をしている松平信綱。初めて会った時から気になっていたけど、その咳はなんなんだろう。史実で病気を患っていたっけ?
さておき、そんな信綱の話し相手は……まさかの、柳生但馬守!
立ち絵は出ないが、名前といい喋り方といい間違いない。カルデアでもなじみ深い、柳生但馬守宗矩その人だ……!
先日公開された幕間良かった。面白かったし超格好良かった。
信綱と柳生は、まさしくこの時代に生きた人物だ。
しかし信綱はカーマの軍門に下り、一方の柳生は“サーヴァント”としての柳生但馬守宗矩としてここに居る。
本来の在り方からは少しずつ食い違いながらも、本来の互いを知る者同士として、彼らの会話はとても興味深いものだった。多くの情報、特に信綱についての発見があった。
幕府はカーマに敗れた。だからこそ、勝者であるカーマの側に、信綱は就いた。戦を知るものならば当然の考え方だ、と彼は嘯く。
感情はさておき、道理の上ではそう間違ってはいない。
確かにそんな生き方や考え方も、ありえなくはないだろう。少なくとも春日局や柳生は選ばない道だろうが……。
信綱は、宗矩自身の意思で、宗矩がカーマ側に就くことを望んでいるようだった。
術で操るのではなく、宗矩が心身ともに味方に就くことこそを希望している。先日はカーマにも、わざわざ「あと少し猶予を欲しい」と話していたほどだ。随分とわかりやすく執着しているようにも見えた。
それは、同じ時代を生きた者として、それだけ宗矩の能力を買っているからか?
春日局のことは冷たくあしらっていたが、それは性別や戦闘能力の有無だけが理由なんだろうか?
「作法がなっていない」女中を斬り捨てた時、信綱は薄く笑いながら、「横には礼を具えた同志を置いておきたい」と語った。
更にもう少し後の場面では、「許された殺しは楽しい」とまで言っていた。
……正直、驚いた。相手が人形だからといって、そんなに簡単に斬るものか?
まだそんなに多くを見てきたわけではないけれど、“そこまで浅い”男ではないイメージを個人的には抱いていた。
このあたりのシーンでの信綱は、今までにないほどに『わかりやすく敵』に見える。
人の心を持っているのかも怪しい、もはや悪に染まり切ったようにしか見えない冷血漢。ベタな悪役。人間として嫌な男。
……本当にそうなのか?
もっと人間らしい部分があるからこそ、いま彼はここに居るように思えなくもない。
うまく言えないのだが、このあたりの信綱の言動はちょっと不自然なようにも思えた。
説得するなら、離れた部屋でしろよ
……と、そんな部屋に、主人公たちが飛び込んできた!
宗矩の心は決して折れることはなかっただろうが、肉体的には「大奥になってしまいそう」な大ピンチではあった。
ここで追いつけたのはギリギリセーフだったのだろう。あと少し遅ければ、きっと何かが間に合わなかった。
一方、こちらは信綱の顔立ち&性格に対するキアラの感想。
……だよな。確かに信綱を“オとす”の、キアラ的にはメチャクチャ楽しそうだ。ヤり甲斐、ありまくりだろう。
今回はカーマに先に取られちゃったって感覚なのかもしれない。残念残念。
柱に埋まりかけている柳生但馬守宗矩だが、信綱だけでなく主人公達ともわりと穏やかに会話が成り立つ。
春日局とも旧知の間柄なので、さっそく「なにしてるんですか!」「こっちの台詞だ」的なコミュニケーションも成立。
大ピンチで大混乱なシーンのはずだが、ちょっとだけほのぼのしてしまった。春日局に関わると、場の空気がちょっと緩んでしまいがち。
さておき……宗矩の現状から、大体の事情は掴めた。
この大迷宮大奥は、江戸城やカルデアの人々や、サーヴァントを材料に作られている。
幕間のタイトルであった「材の真実」とはこのことか。……しかし、なぜ『幕間』扱いだったんだろう?
全員が全員、材料になっているわけではなく、魂としてまだ保管されている者もいるし、中には操られて敵側に就かされた者もいると思われる。
術式の分析をするか、もしくは術者であるカーマを打倒するのか……どちらにせよ、人々を救うためには最下層を目指すしかない。
信綱(の放った巨大ゴースト)の相手もしなければならないし、今にも柱になりそうな柳但も助けなければならないし……やることが……やることが多い!
混乱の中で、巨大ゴーストとキアラがタイマンを張ることになってしまった。
応援に嬉しそうに笑うキアラがかわいい。すぐにエロい目で「昂ってしまうやも……」とか言い出すところは相変わらずだけれど、サーヴァントとして楽しそうにしているキアラは少女っぽくて、やっぱりなんとなくかわいい。