ドラゴンクエストビルダーズ2 プレイ日記035 懲罰房の不気味な夢




現時点では、何が何やらまるでわからない“悪夢”。
……言葉と内容、そして登場人物(魔物)のことをよく覚えておきたい。

 







日中の監獄島

エ□本事件










翌朝、「看守長がメチャクチャ怒っている」ということで叩き起こされた囚人たち。
脱獄計画がバレたのかと冷や冷やするも、原因は『三号房にエッチなほんを持ち込んだ奴がいる』というものだった。
中学校の校則か? エッチなほんに対する意識が敏感過ぎる。

犯人はすぐに名乗り出ろと命じられたので、三号房の他の仲間に話を聞くと、どいつもこいつも「ししし知らねぇし! キョーミねぇし!」みたいな反応をしていた。
こっちもこっちで敏感だな。中学校どころか小学校だったのかもしれない。
ゲームのキャラセレクトで女性キャラを選ぼうとすると「うわ、コイツ女選んでるぜ!」「つ、使いやすいからだよ!!」みたいなやりとりをするのか?

一方で、シドーはエッチなほんの意味さえもわかっていなかった。
こっちはもはや幼児だな……。







昼間のうちに出来ること





ともかく、まずは昨晩の出来事をシドーに打ち明ける。
シドーはヤス船長が生きていたことを聞いて、安心したと喜んでいた。
ヤス船長のミスで監獄島に捕まったようなものなのに、心配してたんだな。良い奴だ。

今のところ、日中はシドーと共に行動できているのが心強い。
その分、夜間の脱獄作業は孤独だが、シドハルトとヤス船長という新しい仲間を得ることもできた。
できれば夜間の作業にシドーも早く加わってほしいが、派手な行動を起こすのは脱獄決行日まで控えた方がいいかな?
今まではずっとシドーと共に冒険し続けていたので、夜間の短い時間に限られているとはいえ、別行動は慣れない感じだ。










とりあえず日中は日中で、シドーと一緒に出来ることを探して、夜間作業のための下準備を重ねていく。
情報収集のためにも、色々なことを率先してやっていこう。
早速、焼却場の掃除を買って出てみた。本来の掃除係だったコイツは、色黒チャラ男か?







焼却場のチェック










昨晩発見した鍵のかかった扉は、焼却場の出入口だったことがわかった。
昨日はこの部屋に、ヤス船長も死体として転がされていた。あと少し遅かったら、生きたまま焼かれていたのかもしれない……と想像すると怖い。

焼却場の掃除をさせられたついでに、カギを開けっ放しにしておくことで、問題をひとつクリア。
これで夜中に、独房→地下道→焼却場→外、のルートが使用可能になった。


だが、難問はまだまだ残っている。
次に必要になるのは、地下道の壁を掘る方法だ。
身包み剥がされた主人公は、今はハンマーを装備していない。初期状態と同じで、素手での破壊しか行うことはできない。

素手のままで破壊できるのは、せいぜいわらベッドくらいだ。
それでも、は何かの時に役立つ可能性はある。足場にもなるし。
いつか役立つかもと考えて、日中も夜間も、を見つけたらせっせと回収する地味な作業に勤しんでいる。健気な俺。







罪をかぶり、恥を負う










焼却場掃除(という名の工作)を終えて外に戻ると、三号房の仲間たちが悲観して蹲っていた。いつの間にか、モンばあも広場にいる。
どうやら『エッチなほん事件』の犯人が名乗り出なかったのを理由に、全員がちょうばつ房送りにされかけているらしい。

これは、ちょうばつ房とやらを調べるチャンスでもある。
思い切ったシドーは、意味すらわかっていないエッチなほんの持ち主は自分たちだと言い出した。
三号房の仲間たちも、これには驚く。肝心の看守長も、シドーの言葉が真実だと信じてはいない。

しかし、「自分以外の 誰かをかばう。 もっとも にくむべき おろかな行為だ」と語り、そのままシドーと主人公はちょうばつ房へとぶち込まれた。
少なくとも、三号房の他の囚人たちは巻き込まれずに済んだので、結果オーライ……か?







ちょうばつ房の夜

半裸で寝る夜










再び身包みをはがされてしまった……。
ちょうばつ房の暗く危なっかしい牢屋のなかで、一晩過ごすことになる。
「ひとまず出られるときを まとうぜ」とは、なかなか雑な作戦。というか、ほぼノーアイデアだな。
ちょうばつ房を調べたかったのも本音だが、実は本当に三号房の奴らを反射的に庇っただけだったりしたのか? それはそれで、シドーらしい気もする。

何にせよ、牢の中では何もできない。
ここは素直に、寝て朝を待つとしよう。
主人公が独房に戻ってこないと、シドハルト達は心配しているかもな……。







闇の中の夢










暗闇の中……聞こえてきた、ハーゴンを呼ぶ声。
破壊神ではなく、ハーゴンを呼ぶ声だ。
そしてこの声を聴いているモノローグの“主”は、現時点では誰なのかわからない。















揃いに揃ったモンスターたち。
彼らは妙なことを語りだした。

ビルダーの物作りを疎んじている……のは、わかる。
物作りの否定と破壊の推進はハーゴン教団の基本方針だ。その感想は当然だろう。
問題は、その後に続いた言葉だった。

「世界の島々が 壊れ 消えていっている」
「時間がないのではありませんか?」
「破壊神さまは いつ お目ざめになるのです?」
「いつ われらを 救済してくださるのです?」















ハーゴンに訴えかけている……わけでは、なかった。
彼らの目の前の玉座は空っぽだ。
誰もいない。ハーゴンの姿も破壊神の姿もここにはない。
それでも彼らはハーゴンに問いかけて、祈って、その帰還を待ち続けている。

……妙な光景は、「この まぼろしの ほろびの日」という、とても不穏な言葉で終わった。
何もかも、今の時点では意味がわからない。
ちんぷんかんぷんだが、“妙”だということだけは漠然と感じる。
何かがおかしい。けど……やっぱり、よくわからない。















ノローグの“主”であり、夢を見ていたのは、主人公ではなく……やはり、シドーだった。
夢としても、どこか不自然だった光景。むしろ夢を通じて、現実の場面をそのまま見せられたような感覚もある。

いつもの“声”が見せた夢なんだろうか?
それともシドー自身の能力か?
寝る前にシドーが軽い調子で語っていた「案外いい夢が見られるかも」というのは、コレだったのか……?
もちろんシドーに自覚はなかっただろうが、なんだかイヤな感じだ。
不安というか気持ち悪いというか……なんともいえない胸騒ぎがした。