ドラゴンクエストビルダーズ2 プレイ日記043 敵、来過ぎ




モンゾーラやオッカムル、そしてかんごく島での“ビルダー”の扱いには統一感があった。
どれもハーゴン教団の意思のもとに情報は歪められていたが、『物作りは悪! ビルダーは全ての悪の原因!!』って扱いだった。

一方……ムーンブルクでは、また少し状況が異なるようだ。
ビルダーが破壊の使者とは、これではむしろ、今までのパターンとは逆じゃないか?
ハーゴン教団の考え方がよくわからん。

 







ムーンブルク城を取り戻せ

ほぼ廃墟





リックの案内で、ムーンブルク城にやってきた。……城?
シドーがハッキリ言っている通り、とても城には見えない。
建物にすら見えない、ガレキだらけの廃墟って感じだ。
雪の積もり方もスッゴい。







ムーンブルクの違和感










考え込んでいた主人公がシドーに語って聞かせたのは、“主人公が知っているムーンブルクについての知識”。
記憶喪失か生まれたてのような状況でからっぽ島に辿り着いたシドーとは違い、史実通りの世界の生まれである主人公は、ルルやヤス船長同様に“本当の歴史”について知っている。

そして、主人公の口ぶりからして、やはりビルダーズ2の世界(?)は、『破壊神とハーゴンは勇者たちに倒された』後であり、更に言えば『王女と共にムーンブルクも復活した』後でもあったワケだ。
『破壊神とハーゴンは勇者たちに倒された』瞬間については、「プレイ日記001 創造と破壊」の頃の、本編プロローグにあたる部分でも描かれていた。

主人公、ルル、ヤス船長……そして、監獄島で出会ったモンばあ。
彼らにとっての歴史には、ハーゴン教団の壊滅と三勇者の活躍が『当然』のように語られている。

しかしシドーはさておき、この土地の住民であるリックは、ムーンブルクの王女さえも知らない様子だった。
王女といえば、ムーンブルクの生き残りであると同時に、勇者の一人でもあったはずだ。
この世界は勇者が居ない歴史? 三勇者が存在しないIF?
だからこそ大きく史実が変化して、現在に至っているのか……?







「終わらない戦い」の理由










もっと色々な話を聞きたいところだが、まずは敵を倒さねばならない。
玉座でふんぞり返っていたモンスターをとりあえず成敗。
しかしモンスターは、「城を包囲している 大軍勢」なる、嫌な言葉を残して息絶えた。

戦い続けることが宿命だのなんだの……前回に続き、妙な話をしている。
その疑問の答えは、アネッサ達の台詞で明らかになった。

ムーンブルクは、ハーゴン教団のおしえで、教団と戦い続けることが義務とされている」土地なのだという。
教団に逆らうどころか、教団を信仰しているからこそ戦い続けている?
ドユコト??

うーん……これは、今まで訪れた島とは随分と毛色が異なる。
モンゾーラもオッカムルも、やはりハーゴン教団に支配はされていたけれど、ここまで病的ではなかった。
ムーンブルクの雰囲気は……まだ判断するには早いとも思うが、どこか異質だ。少し不気味で、不安を覚える。







ムーンブルクの複雑な事情










……と、そんな中で、唯一『おしえに反する』考えを抱いた様子のリック。
この流れも、モンゾーラのチャコ達に近い。
やはりムーンブルクにおけるキーキャラクターはリックなのかな。やっぱ第一島民だしな。

アネッサやジロームは、教団のおしえを守りたいと考え、リックの意見を拒絶する。
このやりとりも、ドルトンやカルロ達で見てきた流れだ。そのうちコイツらもビルダー脳に染まるんだろう。

ひとつ、少し特殊なのは、今までの島とは異なって、ビルダーが“天がつかわした破壊の使者”として、認められている点だ。
「破壊するものを作る」から、破壊の使者らしい。なるほど、確かにそういった考え方も出来る。
『この地の古い伝説』とアネッサは語っていたが……となると、破壊の使者扱いには、教団の意向は関わっていないのだろうか?
うーん、このあたりはまだよくわからない。
ムーンブルク編、始まったばかりだけれど、考えることが多いな。
バカばっかだったオッカムルが懐かしい。







包囲する大軍勢










リックの案内で、近くの高台からコッソリと敵の様子を探ってみる。
ムーンブルクからそう離れていない場所にはモンスターたちの出城のようなものが作られていた。
ブサイクなトロルがリーダーらしく、スケルトンなどの地上部隊が中心になった軍団が見える。
人数もかなり多い、大軍だ。包囲も進んでいるようだし、近辺の探索さえも簡単にはできなさそうだ。
うーん、調べたい遠出したい。新しい素材とか探したい……。







拠点の整備

最初の陣地










ともかく、まずは“拠点”をそれらしく整備していこう!
今までの島とは異なり、ムーンブルクの城はまだ“拠点”としてすら成立していない雰囲気だ。
敵も容赦なくガンガン来るし、“拠点”と“その外部”の境すらわかり辛い。つーか、境がまだ存在しないと言っていいのか?


まずはアネッサに頼まれるまま、玉座の間を城のカベを用いて完成させた。
ムーンブルクで作った最初の部屋であり、『最初の陣地』だ!
……しかし、狭いな。今はまだ人数が少ないから良いけど、十分に狭い。
玉座の間といっても、雑魚寝の倉庫みたいな状態だ。王の威厳などない。

でも、とりあえず休む場所が出来ただけでも嬉しい。
ムーンブルクは「終わらない戦いの島」を謳うだけあって、敵の襲撃の頻度がマジでスッゲー多い。スパンも超短い。
スッゲー勢いでモンスター達が襲ってくるので、気が休まる暇がない。
さすがにずっとこの調子が続くわけではないよな?
こんな勢いで攻め込まれ続けていたら、外での作業が全然出来ないぞ……。


とりあえず、今はこの『最初の陣地』に籠っていれば、モンスターはカベを破壊できずに諦めて帰っていくようだ。
いちいち相手するばかりではなく、休んだり様子を見たりしつつ、拠点の範囲を広げていく。







素材に困らないって素晴らしい





素材島のチェックを済ませてきたので、石炭に苦労することはない。
ヒャッホー、素材島バンザイ!

そのままでは使えないので、インゴットの生産体制を整えておこう。
いつ必要になるかわからないしな。

さすがに玉座の間にを複数個置くスペースはないので、このあたりは外に吹きっさらしだ。
できれば作業部屋も作りたいが、まだ忙しいのでその余裕はない。
そもそも、敵に壊されない城のカベが足りないし。















……と思っていたら、リックが玉座の間を作業場にしようと言い出した。
やはり王の威厳はない。発言権もあまりない。

とりあえず炉をひとつ玉座の間に移して、作業台や金床も移動させた。
安心感はあるが、やはり狭い……。早く拠点を広げていきたい。















その後、人数分のベッドさえも置かれることになった。
もう無茶苦茶だよ。
野戦病院か? まぁ似たようなものなのかもしれない。







畑、サイコー










ロームの依頼に応える中で、貴重な食料を発見した。
っつーか、畑じゃん!
カカシもあるし水もあるし、貴重な畑だ!!

農民が居なければ畑は増やせないし、ともかく現在の大切な食料源だ。
この畑は大事にしよう……。
いつか余裕が出来たら、もう少し広げたり、整えてやりたいところだ。
新しい種が手に入ることにも期待。畑を広くしたい。
畑、サイコー! 畑、ダイスキ!!


……それにしても、敵の攻め方が半端ない。
陣地に籠っていればそのうち退いてはいくのだけれど、頻度が高すぎる!
外では全然ゆっくり作業できないのが、今までには無いタイプのストレスだ。
壁にガンガンぶつかってくるスケルトンもコエーし。はよ帰れ。