FGO第二部 Lostbelt No.4 プレイ日記09 善良な人間はいなかったチーム



「インド異聞帯に入り浸っているアルターエゴ」の話を聞いたのはいつだったっけ。
えーと……「FGO第二部 Lostbelt No.2 プレイ日記04 平和で穏やかな世界」の頃か。

あの頃から私は、てっきりインド異聞帯がリンボとの決戦の地になるのだろうと予想していた。
しかし結果的には……あまり前に進まなかったというか、謎が増えた感じだ。

立ち位置的にはコヤンスカヤ&言峰に比べると『格が落ちる』ような印象も持っていたのだが、想像していたよりずっと手強い奴なのかもしれない。
まだまだ底が見えず、厄介な男だ。





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※本記事では1.5部サーヴァントの真名を表記しています



トレーター・ユガ



(※トレーター・ユガ



(※カリ・ユガ


『クリタ・ユガ』が終わり、『トレーター・ユガ』になった。
マップの姿も少し変わったけど、微妙な変化だ。ジワッとした変化。
改めて比べてみても、やっぱり『カリ・ユガ』の時が変化としては最もわかりやすい。色合いの世紀末感もスゴい。

今更だけど、空想樹の足元にある白っぽい場所は何なのだろう。雪原?
あと、空想樹とのサイズ比で考えると、“神の空岩”って想像していたよりデカそうだ。
こんなにデカい物質が正体不明とか怖すぎる。
マジでなんなんだ、アレ。





神と愉快な仲間たち






先日に続き、再びアルジュナ(神)陣営の会話シーンが挟まる。
哪吒を失ったことについて、彼らはあまり気にしていないらしい。
部下を増やすかとリンボに問われても、アルジュナ(神)はもう必要ないと答えた。

どうやらアルジュナ(神)には、既に『ゴール』が見えてきたらしい。
大ユガの終焉。アルジュナ(神)曰く、真に善なるもののみが残る『完全にして理想の世界の創造』
“空想樹”の力を得て、そしてリンボの言う通りユガ周期を速めて強引に運営を行ってきたからこそ、その到達は目前にまで近付いてきたらしい。









アスクレピオスが良いこと言った!
良いこと言ったよ!!


リンボの台詞って、脱線と修飾語が多すぎて頭の中に入ってこない。
とはいえ、それは本人が狙ってやっているような気もする。
大仰な言い回しや長い台詞で誤魔化しているけど、その“悪意”のエゲつなさだけは伝わってくる。


残念ながら今のところ、そんなリンボに対抗できるタイプの人間が居なさそうなのが気がかりだ。
現時点では同陣営であるはずのアルジュナ(神)や神将たちも、それぞれ超マイペースすぎてリンボの言動にツッコミを入れてくれない。

一方の我らカルデア側も、強いて言えばホームズが対抗できるのかもしれないけど、ビミョーに巧く嵌らないような気もする。
リンボの長台詞に「うるせー!」って言葉か拳で殴りつけてくれるような味方が欲しい……。









経過報告と現状確認が終わり、一同解散……となる前に、突然アルジュナ(神)が「―――待て」と神将たちに話しかけた。
その姿はリンボから見ても珍しい、彼に言わせれば『人間性の欠片』だという。

アルジュナ(神)がアスクレピオス達に何を語ったのかも気になるが、それ以上に注目したいのは『アルジュナ(神)の人間性の欠片』そのものと、今この瞬間に発露した意味だ。
今までのアルジュナ(神)は、自我も虚ろでボーッとしていて、ゴールに向けて世界を運営するだけの機械のようですらあった。
宿敵カルナを前にしてすら揺らがず、もはや人間としてのアルジュナは完全に失われているかのようだった。

だが、“欠片”であっても、珍しい事であっても、まだ「ある」。リンボの反応でそれは証明された。
話し合いの可能性や和解を期待できるほどポジティブな考え方はできないが、その点がアルジュナ(神)と対峙する上で重要な要素になってくる可能性は高い。……気がする。





医術の祖




哪吒の情報を受けて、次に狙う相手をキャスター・アスクレピオスと定めていたカルデア組。
彼が担当している地区に移動をしつつ、英雄としてのアスクレピオスの情報を確認していく。

“医術の祖”“医神”とも呼ばれる半神アスクレピオスはギリシャ神話に登場する英雄だ。父親がアポロンってことは、あのアルテミスにとっては甥っ子にあたるわけか。
ケイローン先生に薬草学を教わったり、アルゴノーツの一員としてヘラクレスやメディア達と顔見知りだったり、我々にとって馴染み深い英雄との繋がりもかなり深い。
そのへんの話、聞きてぇ~。超興味ある。なおイアソンは未実装。

来歴を考えると、むしろ次の大西洋異聞帯で登場してもおかしくなかった。
もっともギリシャ関連はカルデア在籍・非在籍・未実装etc、山ほど該当者が存在するのでキリも無いが……。





クリプターについて






ペペロンチーノやラクシュミーを仲間に加えてから、それなりに時間も経った。
特にペペロンチーノは持ち前のコミュ力で、あっという間に輪に加わって馴染んでしまった。
数日前までは敵か味方かもあやふやだったはずなのに、もはやそんな事を感じさせないくらい「当たり前のように」主人公達と楽しく会話を交わしている。
冗談を言ったり、からかったり、くだらない話でも笑い合える、まるで『友人』『仲間』のような関係が彼との間には構築されかけていた。

マシュは安心したように、嬉しそうに微笑んでいた……けれど、少しだけ心配にも思う。
この旅は残酷なものだ。
あまり期待や希望を抱きすぎるのは、危険なのではと思ってしまう。
……けど、マシュが「そうしたい」ことを止めるのも間違っているのだろう。









マシュの甘さや期待を利用することもできるだろうに、この時点で早々に警告してくれるペペロンチーノは、やっぱりなんだかんだで良い奴だ。
そして、ここでペペロンチーノが語った“クリプターについて”の話も興味深い。
基本的に仲間の情報は売らない、という姿勢を崩さない彼が漏らした貴重な話だ。
クリプターとの戦いや異聞帯との争いに有力な情報ではないかもしれないが、彼らを理解することには繋がるだろう。チェックしておく。

『クリプターは誰もが孤立した人間の集まりだった』
『理想を持つ者。迫害された者。反骨する者。生まれを間違えた者。人間性を失った者』
『そんな自分本位な困ったちゃんたちが集まってチームを組んでいただけ』
『善良な人間なんてひとりもいなかった』


そして、『もとからこうなる予定だった』――。









聞きたいこともツッコミ所も山ほどあるけど、尋ねても答えてはくれないのだろう。
とりあえず、少なくともオフェリアは善良寄りの人間性だったと思うのだけどなぁ。
人類を裏切った時点でアウト、と言われたらどうしようもないけど。

また、これはペペロンチーノ個人のことを語っているようだが、「生まれた意味を見つけた」とやらの詳細も気になる。
カルデアだったからこそ見つけることができた「生まれた意味」?
第二部の各章の流れを考えるに、このインド異聞帯での戦いは異聞帯の王・アルジュナ(神)の物語であり、担当クリプター・ペペロンチーノの物語になるような気がする。
今回の章の中で全てが語られる可能性は高い。……か?









ペペロンチーノの神通力や来歴について、少しだけ触れられたその頃。
前回も今回も神将の集まりにも出ていなかったアシュヴァッターマンは、また一人でスッゲー怒っていた。
元マスターから言わせれば「少し不器用そうだけど情熱家」だという彼は、今では誰よりもアルジュナ(神)のために動いている神将だという話だ。
来歴を考えれば元々の陣営は敵同士だろうけど、もう気にしていないのかな。カルナと敵対したことも比較的すんなり受け入れていたようにも見えたし。

……ただ、常に全力で怒りを燃やし続けるその姿は、霊基に怒りが刻み付けられているという理由があっても、かなり危うい様子にも思える。
そのあたり、アルジュナ(神)の力で保護&ブーストされていたりするのか?
異常な再生能力も、自身の怒りで燃え尽きないように保護するためだったりするかもしれない。(※適当な予想)





病魔に侵された町






とある町で、疫病が流行しているという噂を聞いた。
疫病は邪悪判定・不要判定されないのか……?
アルジュナ(神)の判定は生き物以外には緩いのかな。病気だってサーヴァントになることもあるんですよ!? Fake。

辛いものを見る覚悟を決めて町に入ってみるが……平和で穏やかな、ごく普通の町並みがそこにはあった。
村人を捕まえて話を聞けば、「確かに、少し前まではそんな事もあったよ」と男は笑う。
どうやら『謎の医者』が、この町の人々を片っ端から治してくれたらしい。

町で流行っていた病がどれほど重たいものだったのかは今ではわからない。インド異聞帯内では死病でも、一般的には簡単に治せる類だったのかもしれない。
何にせよ、確かにその『謎の医者』は“人々を救った”。









一瞬期待を持つ主人公とマシュだが、現れたアスクレピオスは冷たく斬り捨てた。
彼は“まだ何もしていない”。わざと病原菌を撒くようなことはしないが、病の拡大を止められないとわかった以上、ひとりひとりを救うより症例を見てからワクチンを作った方が「合理的」と考えた。良くも悪くも、彼の行動は「これから」の予定だった。

アスクレピオスの主義はさておき、ここで明確になったのは『謎の医者の正体はアスクレピオスではない』『流行り病で半壊していた町を救う力を持つ医者は確かに存在していた』ということ。
思い出すのは今までの異聞帯。
ヤガの村を守ったり、ナポレオンの情報源だったり、中国の民に話しかけた白い服の先生だったり……。
それらが同一人物だったとは限らないが、毎異聞帯で匂わされている謎の人物のことを、どうしても連想してしまう。





謎の医者






回想シーンとして、プレイヤー目線でのみ、追加情報が開示された。
治療どころか田畑の手入れすら手伝ったという、やけに面倒見の良い『謎の医者』。
そのわりに、すぐに舌打ちするあたりが奇妙。行儀の悪い奴だ。

舌打ちの癖といい、異聞帯について語ったり“カルデア関係者”を自称したり……やはりこの人物は、今までの各異聞帯に現れた『カルデアの者』と、おそらく同一人物なのだろう。

しかし今回は、その情報の開示っぷりが今までの比ではない!
なんと本人の台詞、更に心の声までも聞くことができた。
情報の大盤振る舞いやーッ!









蓄えもないのに御礼を用意したり、感謝を伝えたり……。命を救ってくれた恩人に対して、当然の反応だ。
しかし『???』は、イマイチ理解できていない様子だった。

『以前と行いを変えたわけでもなく、行動原理が変化したわけでもないのに、相手の反応が変わった』
『以前からは考えられない事だ』


……と、モノローグで『???』は語る。
更に加えて、『???』の“ガワ”が、以前とは異なっていることも予測される。

その上で『???』は、「目的通りではある」と受け止めていた。
彼の行いや目的とやらが、主人公や汎人類史にとってプラスになるとは限らない。
この場面でのモノローグは、想像していたよりも中立的というか、完全な味方とは言い切れない感じもした。


『???』の詳細は、おそらくこの異聞帯では多くは語られないのだろう。 次の異聞帯、更に次、最後になってようやくになるのかどうなるのかは、今はまだわからない。
色々と想像できるし、正体の予想や考察も盛り上がっているが……とりあえず、私は深く考えずに、素直にワクワクドキドキしようと思う。
深く考えるとか推理とか、単純に苦手だからな……。自信もないし……。