FGOイベント ぐだぐだファイナル本能寺2019 プレイ日記12 優しい悪魔




この男は性質・性格・設定的に、普通の人間や鯖からはかけ離れている。
それでいて外見は誰よりも普通の人間っぽいところが、歪というか面白いというか、なんか良い。
そこはかとなく14歳マインドに触れるような、理系やメカに憧れる僕たちの琴線に触れるような、なんともいえない味わい深さとロマンを感じる。

いっそこの姿は第二再臨以降で、第一再臨時は完全に非人間形態とかだと二度美味しい気もする。ナーサリーみたいな感じで。
実装? ……来年か再来年にワンチャン?

 





※本記事では1.5部サーヴァントの真名を表記しています







「わし」から「我」へ










声は変わらずとも一人称は変化した、ノッブの謎成長事件。
その理由について、シレッと同席している光秀は「この地に散った、信長様という存在が統合された」と語った。
なんとなくわかるような、わからないような……。
吉法師が消えたのも、足軽ノッブに吸収(?)されたのだろうか?
確認はできないけど、駿河で療養中の水着ノッブや、加賀で待機中かもしれないビッグノッブも消えてしまったのかな?
前者はともかく後者はどうでも良い気もするが。















光秀は、やはり最初から何かを知っていたのだろう。
「私がお仕えするのは信長様ただお一人」と断言したこの男は、ここに来て、ついに『真実』ともいえる話を始めようとする……が、敵(仮)の動きも速い。
光秀の話を聞く暇もなく、摩玖主のキャスターがやってきてしまった。

とりあえず光秀の言う通り、魔王ノッブと光秀の生存は伏せたまま、摩玖主のキャスターを出迎えることになった。
光秀の動きについて不信感を抱く仲間も多いが、今はまず双方の話が聞きたい。
ひとまず光秀の言葉に従ってみる。







摩玖主の招き










相変わらずアヤシイ・グラサン。
情報を得るのも行動に移すのも、不自然なほどに早い。お陰でこっちも相談や対策を講じる暇がほぼ無かった。

更にキャスターは、そちらから和議を申し出ておきながら、若干こちらの感情を煽るような言い方もする。
魔王信長を『衆生を無暗に殺める魔王』と弾劾し、カルデア家はそうではないだろうと念を押す感じが気に食わないな。
アァン? 喧嘩売ってんのか?

和議の協議を行うのも、あくまでも摩玖主側の土地でというのもきな臭い。
もう怪しさしかねぇじゃん……。
罠以外の何物にも見えないよ!?
あと名前が『摩玖主本能寺』なのも明らかにヤバい。
隠す気あんのか!?










魔王ノッブ達に留守番を任せ、とりあえず摩玖主本能寺に行ってみることにした主人公一行。
街道を塞ぐ魔王信長一派が消えたことで、ようやく西への道が開けたんだっけ。
初めて目にする摩玖主の領地、いわゆる『西の極楽浄土』とやらは、働かずにボンヤリと喰っちゃ寝する人間たちの棲家だった。

確かにある意味では極楽かもしれないが、“生きる喜び”を奪われているに等しい有様のようにも見える。
何の生産性もないし、かといって管理されて家畜扱いで苦労しているわけでもない。
この状況、意味があるのか……? 目的がイマイチわからん。










そういえば、出発前に結局光秀は「真の敵」の話を詳しく教えてくれなかったな……。
たぶん摩玖主に関わるのだろう、と察することはできるけど、具体的な忠告等は無かったような気がする。

それとも魔王ノッブ個人にだけは打ち明けたのかな?
あくまでもミッチーはノッブに忠誠を誓っているだけであって、主人公に対しては「主人公殿」と一応敬意を持って呼び掛けてはいても、実質主人公自身を見てはいないような気もする。
信用されているか否かではなく、眼中にない感じ。主人公越しのノッブしか見えてなさそう。
まぁ、注目されすぎても困るっちゃー困るので、別にいいか。







極楽を創りし者










わざわざ総本山に呼び出しておきながら、まともな案内も付けない摩玖主教。好感度ガンsage。
龍馬の機転で無事に入ることができたのは良かったけど、門番に来客連絡のひとつも出来ないもんか?
招いたなら最低限やれよ! もてなせとまでは言わねぇけど、素直に通らせろよ!!

極楽だ自由だ平和だの語る以前に堕落している……いや、もはや人として終わり切っていた気もする。生臭坊主ってレベルじゃねーぞ
不信感ばかりが膨れ上がる中、本堂の前でようやく現れた摩玖主のキャスターに促され、中へと入っていく。

あ~あッ、嫌な予感しかしねぇな~ッ!!(クソデカ大声)










摩玖主大僧正、主人公達と初対面。
相変わらず見るからにアヤしい雰囲気の人物だ……。
何を話されても胡散臭い。耳障りの良い言葉ばかりを並べ立てるので、胡散臭さと胡散臭さが掛け合わさって乗算の末にスゴいことになる(※テキトー)。










最初の内はちょっと良い話っぽいことを語っていた大僧正だが、『神仏』について景虎が疑問をぶつけると、徐々に態度が変質していく。
自身が信じる神仏を敬うのはそれはそれで良い事だし個人の自由だけど、それ以外の神を「つまらぬ神」呼ばわりはよくない。宗教と野球と政治の話はやめよう。

それに景虎が反論したのが気に食わなかったのか、「ウチの神の力、見せたろか(意訳)」的に実力行使に出てきた。
神の力を振りかざして、それにビビった主人公達が平伏すのが理想だったのかな。















『無限』を謳う摩玖主大本尊。その無尽蔵の魔力行使と特殊な重圧によって、主人公達は結局成す術もなく捕まってしまった。
最後まで態度を変えなかった彼らの姿に、大僧正は「想像以上の愚か者達であったな……」と上から目線で呆れる。

もはや身動きも取れない囚われの身の主人公達は、彼と問答を交わす余裕も機会も与えられないまま、牢へとしょっぴかれてしまった。
うーん、まぁそうなるよね!
罠だってほぼわかってたし、そりゃこうなるわ!







最近ニュースになってた鯖










覚悟の上で本能寺くんだりまで来たものの、結果的には手も足も出なかった脳筋実働部隊。
そんな彼らを助けにきてくれたのは、ぐだぐだ鯖の良心こと坂本龍馬&お竜さん。
と……摩玖主のキャスター!?
しかもサラッと真名も吐いてくれた。えーと知ってた!










魔王信長という驚異が消え、『真の極楽浄土』とやらの創造に伴って混乱していく世界。
牢を抜けた主人公達は、龍馬の調査とマックスウェルの証言から、ようやく摩玖主教の真の狙いについて理解していく。
優勝賞品を先に手に入れてしまうとか、ゲームとして成立しないじゃないか。……ああ、だからこその『ひっどいバグ』なのか?
てっきりノッブの大量発生こそがロゴスリアクト・ジェネリックのバグの原因なのかと思っていたけど、本当の癌は摩玖主大僧正の“反則行為”だったってことなのかな。










反則で手に入れた聖杯。特殊なシミュレーション世界ともいえるロゴスリアクト・ジェネリック生成特異点「だからこそ」召喚ができた奇妙な英霊・マックスウェルの悪魔
摩玖主大僧正と摩玖主大本尊の謎が、少しずつ明らかになっていく。

ちなみにマックスウェルの悪魔については、本人曰く後程ググれとのこと。
ウルセー、老若男女にわかりやすい感じで手短に説明しろ! 物理の参考書で殴るぞ!







永久機関モドキ










マックスウェルの悪魔』の稼働する永久魔力機関、その中枢部で目にしたのは、無限でもなんでもない、一部の者にとってのみ都合のいい“僅かな犠牲”だった。

誰もが憤りの表情を浮かべて、そのやり方の悪辣さを糾弾する。
もちろんそんな言葉は、もはや摩玖主大僧正の耳にも心にも届かないだろう。

そんな状況下、明確に主を裏切ったマックスウェルの悪魔の抱いている感情は、主人公達とは少し違うようにも見えた。
永久機関の実現と、そこから広がる『人類の幸福』を目指すマックスウェルの悪魔にとって、摩玖主大本尊の謳う無限は理想から程遠い。しかしそれはあくまでも人権や人命がどうこうといった感情的な理由ではなく、“不完全な永久機関”であること自体が我慢できない、という己の意義やポリシーに基づいた怒りだ。

しかし一方で、マックスウェルの悪魔が目指す先は人間にとって優しい未来だ。機械的で理数系な思想の先に、本物の『人類の幸福』を求めている。
このズレや“あべこべ感”……自我も自尊心もあって、理性的だからこそ結果的に人間想いになってしまう感じって、カッコイイとカッコワルイが良い塩梅で同居している感じがする。なんかスゲー良い。熱くない?
ここに来て、この男に対する好感度がグッと上がった。