FGOイベント ナイチンゲールのクリスマス・キャロル プレイ日記05 聖なる審判の時




昨年、サンタがサンバでタッグマッチになった時には「来年はどうなってしまうんだ……」と色々な意味でドキドキしたけど、今年は最初から最後までかなりストレートなクリスマス・シナリオだった。

そういえばブラダマンテ&アストルフォの再開も昨年クリスマスだったっけ。
でもあの時は、アストルフォ→ブラダマンテは「ブラダマンテ」と呼び捨てじゃなかったっけ?
今年は「ブラちゃん」と独特な呼び方をしている。セイバーになった影響? 元から状況に合わせて呼び分けているのかな?

 





※本記事では1.5部サーヴァントの真名を表記しています







サンタクロース大集合

裏で起きていたサンタの指名










事件を追い続ける主人公&ナイチンゲールの前に現れたのは、先代&先々代のサンタさん……ケツァル・コアトル・サンバ・サンタと、アルテラサンタのふたりだった。
『冬になるとサーヴァントの一人がサンタ化する』恒例行事はなかなかの謎システムだけど、明確な引継ぎ式めいたものが起きたのは、そういえば昨年のアルテラ→ケツァルからだ。
そしてどうやらケツァルコアトルの話を聞く限り、“今年の引継ぎ式”も、我々が知らないうちに行われようとしていたらしい。
……が、それをナイチンゲールは、一度断っていたようだ。
どうやら現在のナイチンゲール・サンタは憶えていないようだが……サンタ化しかけてもなお「私はサンタクロースではありません」と最初のうちは言い続けていた彼女なので、ケツァルからの指名を断っていた事実はそう意外ではない。







事件の真相










指名されたといっても、無理にサンタになる必要はない。辞退したナイチンゲールの気持ちを汲み取って、サンタパワーは他のサーヴァントに注入されるべきだったところに……例のアイツが介入してしまったらしい。
その結果のこの騒動、こんなシッチャカメッチャカ事態なワケか。

サンタパワーを収集する鐘(本物)は黒幕が持っていってしまい、指名→辞退の最中に流れ込んでしまったサンタパワーのせいでナイチンゲールは不完全なサンタ化。このままではパワーが分散してしまい、中途半端なサンタが生まれてしまうという。
うーん……人理や世界に関わる大問題というわけではないけど、サンタを楽しみにしている子供たちにとっては大変な事態でもあるんだろう。
スケール感がユルいというか、ヌルいようで結構困るというか……なんとも感想が言い辛い、アストルフォらしいポカだな!
善意が暴走しているので責めづらいけどさぁ!







ナイチンゲールの答え





ナイチンゲールが改めてサンタ化を断り、集まってしまったサンタパワーを彼女たちに返却すれば……それはそれで、ひとつの解決にもなるのだろう。
最初の予定通り、ナイチンゲールに代わる新しい五代目サンタクロース鯖が生まれることになるだけだ。アストルフォが集めたサンタ候補たちの中の誰かが、きっとその枠に収まる。

……アルテラサンタとケツァルコアトルは、改めてナイチンゲールの気持ちを問うた。
彼女たちの問いかけと主人公の視線を受けて、ナイチンゲールは静かにひとりで『答え』を探した。
最初に指名された時は、「サンタクロースになっていては、傷を癒やせない」と断ったナイチンゲール。サンタ化が進みながらも、彼女は最初から「私はサンタクロースなどではございませんが」と言い切っていた。だがやがて、子供たちやサンタ候補者たちと話をしていくことでサンタである自分を受け入れるようになったり、「クリスマスを、そしてサンタクロースを。心の底では理解できていない」のではと悩んだりもするようにもなっていった。










考え抜いた末に……ナイチンゲールは微笑み、選択する。


その時ッ!
宙を切り裂き飛んでくる、薔薇の黒鍵ッ!!!







お ま た せ










カエサルに続く、第二の『サンタ関連鯖ヅラ』のサーヴァント!
天k……サンタアイランド仮面が堂々登場だッ!!


いつの間にか「サンタクロースの審判」という謎のポジションに収まっていたらしい。なんだそれ。
ケツァルもアルテラも当然のように受け入れているけど、よく考えると意味がわからねぇよ。

そんな『意味不明なのに誰もマトモに突っ込んでくれない』状況下、一人だけ真顔で対応してくれるナイチンゲールの冷静さに痺れる。
マジレス、ソークール。















サンタまみれのジャッジメントですの!
なお一人偽物が混ざっている模様。
良い子のみんなはわかるかな!?

チャージの短い弓に加え、ルーラークラスが二人も揃っているので、前節までの戦闘よりは若干難易度が上がっている。
アルテラサンタはチャージ増スキルも使ってきたかな?
もっとも相変わらずHP量は控えめなので、バーサーカーの全体宝具が撃てればさほど苦労はしない。







初代サンタのアドバイス










裁定の時は終わったが、ナイチンゲールは今でも己のサンタ道に自信を持ち切れてはいない。
このあたりも、アーチャーになったからこその彼女の『弱さ』という感じかな。『人間らしさ』と言い換えてもいい。
たとえばバーサーカー婦長なら、「命を奪ってでも命を救う」とよく言っているように、最終的に命を救うことに繋がるならば、誰にどう思われても構うことなく信じた道を走り続けるだろう。
燃え盛るような使命感と狂気の中、振り向くことなく突き進むことができてしまうバーサーカー・ナイチンゲールが捨て去り、置いていった多くの弱さと人間らしさを、ナイチンゲール・サンタは保持しているように見える。










だがこれは、単なる後退ではないはずだ。
ナイチンゲール・サンタを悩ませるのは、かつて彼女が振り切った「もしも」でもあり、味わえなかった「幼い夢」だ。
振り向かないで走ることを誓った彼女が、現代に召喚されてサンタという概念を知ったことで、ようやく少しだけ過去を想うことができた、それこそ「余分」なのかもしれない。

そんな余分や希望を抱えたナイチンゲール・サンタという存在そのものこそが、この聖夜だからこそ実現した『フローレンス・ナイチンゲールの夢』なのかもしれない。
良い夢見てくれ、ナイチンゲール……。
ナイチンゲールへの愛おしさ、現在最高潮也。