FGOイベント ナイチンゲールのクリスマス・キャロル プレイ日記07(完) メリークリスマス、ナイチンゲール!




2019クリスマス感想、最終回!

我ながらポエムマシマシなプレイ日記を書き連ねてしまった。
しゃーないしゃーない!
だって相手がナイチンゲールだし!

クリスマスイベントは毎年の恒例行事だし、BOXガチャ回し&周回という作業も存在するため、最近ではそこまでシナリオにのめりこんではいなかった。
……けど、今年は本当に良かったなぁ。
『好きなキャラがメインなら、そりゃ面白く感じて当然』ではあるけど、単純にシナリオ自体の出来やバランスも良かった気がする。ボリュームも程良かった。

 





※本記事では1.5部サーヴァントの真名を表記しています







ナイチンゲールのクリスマス・キャロル

彼女が見た夢










オープニングで、第四節で、第五節で……。
この光景は、ナイチンゲールの前に白昼夢のような形で度々現れた。

これらに対するひとつの『答え』は、既に前回の最終節の時点で、ナイチンゲールの中で下されたようでもあったけど……エピローグで改めて、少女たちのシルエットは夢の中に現れる。それはナイチンゲール・サンタが見る夢のようでもあり、バーサーカー・ナイチンゲールが見る夢のようでもあり、生前のフローレンス・ナイチンゲールが人生の終焉を前にして垣間見た「ふしぎな夢」のようでもあったが……。







子供たちの英雄










ナイチンゲール・サンタの前に、シルエットではなく「ありす」の形をしたナーサリー・ライムが姿を現した。
ここでひとつ、個人的に驚いたのは、例のシルエットは『子供たちを庇護する概念』ではなく、『カルデアのナーサリー・ライム』本人だった点だ。これを踏まえてナーサリー登場回の内容やセリフを読み直すと、また味わい深い。

どうやらナーサリー・ライムは、かなり早い段階からナイチンゲール・サンタを試していたらしい。
「子供たちの英雄」としてすべきことを彼女は成した。それは時にナイチンゲールを悩ませることもあったけど、ナーサリー・ライムでなければ出来なかった行いだ。










『誰もが敬い慕う、素晴らしい人』であるナイチンゲールに問いを投げかけるという、非常に恐れ多い行為をしたナーサリー・ライム。
彼女は過去を司る精霊のようにナイチンゲールを試し、導いていった。その様はまさに「子供たちの英雄」だ。ナイチンゲール・サンタを夢で苛んだとナーサリー・ライムは謝っていたけど、結果的にはナーサリー・ライムが手を引いていたのは幼い子供の頃のナイチンゲールだけでなく、悩める現在のナイチンゲール・サンタでもあったように思う。


まさに英雄、英霊だ。
『ガワ』ではなく、ナーサリー・ライムの本質がググッとフィーチャーされた感じだ。
思えばナーサリー・ライムは、いつだってジャックやサンタリリィたち子供サーヴァントの傍に居て、友人のように寄り添ったり想いを共有したり、微笑みかけたり庇護したり……そういった『仲良し女児たちの一人』に混ざることで、彼女たちを全力で守っていたんだな。
そんな当たり前のことを再確認して、スゲェな~とバカみたいな感想を抱いてしまう俺。
ナーサリー・ライムという英雄、凄すぎない? 造形が完璧すぎない?










ナイチンゲールを試す『英雄』から、一転『子供たちの一人』に戻って、笑顔で夢から去っていったナーサリー・ライム。
“英雄らしさ”と“ありすの姿で子供として日々を楽しむこと”を見事に両立させているなぁ……。
なんだかナーサリー・ライムのことが、更に好きになってしまった。格好いい……というと違うかもしれないけど、ともかくステキだ。
幕間もまた読み直そうかな。







メリー・クリスマス










物語は、『ナイチンゲールが見た夢』は、祝福の言葉と共に幕を閉じる。
……美しすぎる。なんて綺麗な結末なんだ。
いやこれ……マジで……尊すぎて、もう何も言えねぇよ……。
何を言っても、陳腐になっちゃいそうで……。
俺の語彙では、この気持ちを言葉にすることはできねぇんだ……。


最終節の時点でもイベントシナリオとしては綺麗に完結していたので、「エピローグでは何をやるんだろう? 最後に話してたクリスマスパーティーの様子? あっても良いけど、そんなに必要か?」なんてボンヤリ考えていたのだけど……我ながら察しが悪すぎてお恥ずかしい限りだ。
超・必・要。
このエピローグ、超・最・高。

エピローグを見終えて、この結末を眺めた後でナイチンゲール・サンタの宝具演出を見ると、また新しい感動が胸に広がる。
始めて見た時は「全部ぶん投げるような雑クリスマス演出……! だがええやん!」なんて思ってたけど、「むしろこれが最高」と言い換えるべきだ。
メリークリスマス!
メリークリスマス、ナイチンゲール!!







おわり





これにて2019年クリスマスイベント感想、完結だ。
いや~……メッチャクチャ、良かった。
個人的には今年トップクラスに好きなイベントだったと言ってもいい。
ともかく内容がメチャクチャ良かった……。
婦長好き故のバフ効果は否定できないけど、「クリスマスの、サンタクロースになるナイチンゲールの物語」として、本ッ当に完成度高くなかった?
素晴らしかったよ……。










方向性としては2代目サンタリリィのイベントに近い、『配布サンタに焦点を合わせたシナリオ』だったワケだけど、おそらく個人的にはそういうタイプがクリスマスイベントとしてはベスト好みなんだろうな。
「サンタが救う誰か」の物語も好きだけど、「サンタクロース自身」の物語の方がもっと好き。
だからこそ、今年のクリスマスイベントは更に俺特攻だったのだと思う。










ボリュームは控えめだったけど、たとえば同じBOX系のギル祭に比べるととても丁寧な流れだったし、FGOイベントではおなじみの「毎日更新されていく」スタイルも、クリスマスのアドベントカレンダーを連想させる感じでなんとも趣深く感じられた。
いつも通りちゃーいつも通りなんだけどさ!
クリスマス効果っつーか年末になるとロマンチストになるっつーか……そんな感じで、毎日「今日はどんなお話なのかなぁ(ワクワク)」って素直になっちゃったんだよ!










メインキャラクターだったナイチンゲール・サンタの『良さ』については、もう語りつくせないので一旦諦める。
彼女について語ると、マジで「いいよね」「いい」しかもはや言えない。

そしてそれ以外の登場人物たち……準主役ともいえるナーサリー・ライムや歴代サンタたちも、とても魅力的に描かれていた。
黒幕だったアストルフォはちょっと残念だった気がしないでもないが……!
アストルフォについては、控えめボリュームの犠牲になったと言えなくもないかもしれない。
でも念願のセイバー実装やブラダマンテとのコンビ結成など、今後に繋がりそうな要素はしっかりあった。
次の十二勇士実装の際には、また面白い動きをしてくれるに違いないので、色々と期待したい。
立ち絵勢なローランとか、そろそろ無くはないですよ! ……たぶん!










苛烈なバーサーカーであるナイチンゲール(通常)に垣間見える柔らかさに恋した身としては、そちらの部分をピックアップして「サンタ」や「子供」といったふわふわ優しい要素と組み合わせてくれたナイチンゲール・サンタという存在はマジで最高だった。
配布発表された時も喜んだけど、外見もその中身も、想像以上に素晴らしかった。
ああ~~~~~もう一度恋しちゃう~~~~~~! した!!!

キモさが天井知らずな勢いなんだけど、今回ばかりは仕方がない。
理想以上の『最高』を、配布鯖&イベントシナリオとして貰ってしまった。










そしてナイチンゲール・サンタに触れたことで、通常のバーサーカー・婦長の強さと尊さを再確認する。結局どっちも超好き。
ナイチンゲールがメインになるイベントを、第一部第五章の頃からずっと期待しつつも(本編で主役張り終えてるし、厳しいかもな)と覚悟していた身としては、本当にとんでもないサプライズプレゼントだった。

ありがとう!
この世のすべてにありがとう!!
そしてメリー・クリスマス!!
メリー・クリスマス!!!