イブニクル プレイ日記34 十人目のお嫁さん




今回の記事には、イブニクルにおける重要なシーン・重要なネタバレが含まれます。
ご注意ください。

 





アリスソフト作品のネタバレを含む可能性があります







ディガンマ決戦

フェルトンの思想





奥で待っていたのはフェルトン。
初めて会った頃から正直怪しいヤローだとは思っていたが、ここまで冷徹な男だったとはな……。
まー予想できなかったというと嘘にはなるが。帝国とか次期皇帝とか、設定からしてキナ臭い感じだし。










フェルトンの話の内容自体はとても興味深い。プレイヤー目線では、時間さえ許せばもっと詳しく色々と聞きたいほどだ。
創造神だのバランスブレイカーだの……イブニクルや黒いイブニクルには、そんなことまで書かれていたのか?

世界の秘密の多くを知ってしまったフェルトンやセーデスが人間に絶望したり、改変と進化を求めるようになったこと自体はそこまで不思議ではない。フツーはそうなるだろう。
そして、『人間を進化させたい』という思想そのものは、そこまで大きく間違ってはいないようにも思えた。まだフェルトンの本音を全部聞けたわけでもないので断言できるほどではないが、思想の最初のきっかけ自体は間違っておらず、手段と経緯の方が大問題だったようにも聞こえたなぁ。過激っつーか、人情がないっつーか。

まぁ何にせよ、クロア姫を犠牲にしようとしている時点で、フェルトンの提案は到底受け入れられるものではない。
交渉の段階なんてとっくに過ぎてる。殴れ殴れ~!
この拳はクロア姫の分! 次にルイン国王の分! 更にリッシュの分! えーとあとはサイレントさんの分?







白騎士つよい





ってことでボス戦! VS白騎士!
ミレーもアシュバルも乗り越えてきた俺たちだ。白騎士くらいどうってことないだろうと舐めていたら、即死級の攻撃が嫁たちをひとりまたひとりと潰していく。
ウッソーン!? なにこれ、チート!!??
前章のボローニアスの時とは違い、ミスする気配もない。
即死っつーより数値固定ダメージなのか?

ともかく全然耐えられる気がしなかった。
えっ……ヤバい……?
あ、それとも負けイベントってやつ?
な~んだ、それなら早く言ってよ。
焦ったっつーの。アハハ!















\(^o^)/

マジかよ……。
負けイベントじゃねぇのかよ……。

何も知らずに挑んだ一回目は、白騎士のHPを1/3残した状態で敗北。
即死級の攻撃に、味方の誰一人耐えることができなかった。

見たところ、ダメージは6666固定ってとこか……?
現時点のパーティで最も体力の多いラミアスでさえ、マックスHP6001だ。ともかく耐えられない。










単純にレベルが足りないのかもしれないが……今更レベル上げなんてやってられっか!
ここはテクで凌ぐべく、色々と試してみる。

まず、マジックバリアは無意味。例の一撃には通用しなかった。
ターン制限バトルに近い印象なので、防御や回復は捨てて速攻ダメージを与え続ける方針へと作戦変更。
幸い、全員のBPがほぼ満タンの状態での戦闘開始ができている。後のことは考えず、全BPを攻撃スキルに費やしていった。
最初に殺されるリッシュはレーザー&レーザー!
キャスは一斉射撃改を開幕使い、殺される前にアスタにバフをかけておく。
グリグラは左&右。ラミアスは槍連撃。アスタは全力斬り改。
蛮族にのみ許される超前のめり戦法!

……で、挑戦してみたものの、やはり敗退。
今度は、最後まで生き残れるアスタのスキルを再構成した。
まず全体攻撃系は必要ないので全部外す。その分、能力系の『強化』スキルにポイントを費やしまくって……。















粘り勝ちッ……!
クリティカル等が運よく決まり、ラミアスが潰される前に勝利をもぎ取ることに成功。挑戦はなんとか数回で済んだ。

アイテムやレベルでHPを強化してから挑むのが定石だったような気はするが、勝ってしまえばオールオーケ!
やったぜやったぜ!
フェルトンのバ~カ!







敵同士で仲間割れ










もちろんこれで終わるなんてこともなく、フェルトンをも欺いていた総帥の手で『奇跡の力』は奪い取られてしまう。
あの男が見当たらないなーと思ったら、やっぱりそういう裏があったか。

っつーかミレーが当然のように復活してるじゃねぇか!
後で取りに行かせるから放置しとけって言われたからそのままにしてたのに、まんまとフェルトンも持ち去られてるじゃねぇか!
おいクゥ! お前の管理能力は“始祖の塔”のモブレベルか!?







とりあえず小休止

クロア姫の今後










根本的な世界の危機は解決していないが、幸い『聖母の加護』の復活とクロア姫の救出には成功した。
特に大きいのはクロア姫に悲惨な後遺症が残った様子はない点。
ヒラミレモンってこの世界でもスゲーのな……。そしてやっぱりボローニアスは極悪人ってほどではなかったんだな。マジで超サンキュー。

「儀式に使われていた者たちにも、順次治療を」ってことは、ナタールにも効いたりするのか?
まぁでもナタールの場合、クロア姫に匹敵するほど心身のダメージがえげつないからな……。それに肉体的にはもうアウトローに堕ちてしまっているだろうし……。










凌×される様を全世界生中継されてしまったクロア姫は、もはや表舞台に立つことは難しい。
父ルインやヴィアリーズの反応が重々しくて、一方のクロア姫はあっさりした様子で語るのが、見ていてなお辛いな~。
聖女として、それこそ世界で一番幸せな花嫁になるはずだったのに、あんな目にあった揚げ句に人目のない場所で余生を過ごすことを強いられるようになるとか……ギャップが激しすぎて、クロア姫が強ければ強いほどこっちの胸が痛くなる。







最後のお嫁さん















ここまで頑張ったクロア姫を不幸のままで終わらせるなんて、世界が許しても俺たちが許さねぇ!
ってことで、零騎士になった褒美&記念すべき10人目のお嫁さんに、クロア姫が収まった。
ヤッター姉妹でどんぶりだ! めでたいめでたい!

初めて会った時から『もうすぐ人のものになる女性』として見ていたクロア姫がお嫁さんになるってのは驚きでもあるが、もちろん文句はない。
フェルトンの分まで……もとい、フェルトン(善)が居たとしても、その何倍も幸せにしてやる!
婚姻状況画面もミッチミチのパンパン。景気の良い光景だ。