FGOイベント ぐだぐだ邪馬台国2020 プレイ日記07 姉と弟、仲睦まじく




配布ではなく、フレポ枠の☆1ユニットとして追加された新鯖・信勝。
ステータスはレアリティ相当だが、今回のイベント中に限っては特攻もあってサブアタッカー程度なら十分にこなせる。
更に同じく特攻中の各種姉上を添えると、どれもこれも活躍しまくり。なんだかすごく気持ちが良い!
クラス相性無関係で敵がガリガリ削れていくぜ!
石だけで済む段階(レベル4)で一旦止めたスキル育成をもうちょい進めるか悩むレベルで楽しい。
どうすっかな……。でも火薬はキツいな……。



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※本記事ではサーヴァントの真名を表記しています





女王を失った国

新撰組の対立





斎藤と山南の離脱を受けて、改めて作戦会議。龍馬&お竜さんも戻ってきたし、土方という新戦力も加わった。
前回の雰囲気を引きずり、相変わらず空気は重い……。ただ、卑弥呼が改めて「そんなに悪い人たちじゃないと思う」と言ったあたり、今現在与えられている材料だけで判断するのはやはり早い様にも思える。
少なくとも芹沢が敵側なのは確定だろうが、斎藤たちに関してはもう一捻りしてくるんじゃないかなと思えるだけの余地が与えられているように感じられた。










全体のシナリオが全何節で構成されたどんなボリュームなのかはまだ不明だけど、そもそもこのタイミング(第五節)での裏切りってのはなんとなく不自然。
物語のペースとして、な~んとなく早すぎる気がする。

敵側の様子が描かれた際、裏切りの理由について斎藤が「面白い方」云々言っていたのもイカニモな感じだった。
コイツ、会津での土方との別れの回想でもそんなこと言ってたよな。
絶対に本音じゃねぇじゃん。







狗奴国のまつろわぬ者たち










裏切りも発覚し、更に事態は大きく進展し始める……どころか、もう最終戦の雰囲気?
えっ? いやいや、早くないか!?

山南が浅葱の羽織に着替えているのは決戦感マシマシで胸熱ポイントだが、こっちの気持ちがそこまで追いついていない。
もう一段階か二段階くらい、裏切り発覚後にも何か仕掛けがあると思っていたのだけど、展開を凝縮して一気に跳んだ感もあるなぁ。










並行して進んでいく『邪馬台国の暗部』や『新撰組のゴタゴタ』についてのネタばらし。
それぞれ納得できる内容だし大筋は面白いのだけど、このあたりもちょっと詰め込み気味に感じられた。
芹沢によって事件のネタバレが一気に行われたような感じで、重要人物であるはずの卑弥呼がリアクションばかりになってしまったのが惜しく思う。
“狗奴国”についてや国造りと国壊しについて、もうちょっと事前のシナリオに説明や布石を用意しても良かったんじゃないか?
ネタばらしの段階が一部場面に偏りすぎていて、「こいつ急にめっちゃ説明するじゃん」感は、この場に限らず最後まで多かったような気がする。










今回のシナリオの大筋(プロット)やキャラ描写自体はすごく良いし、卑弥呼の苦しみやブラック邪馬台国の真実も興味深いし、新撰組の内輪もめもひとつひとつはスゲー楽しめているのだけど……。
レイドシステムを組み込むためにシナリオが歪まざるを得なかったんじゃないかな~と心配になるくらい急激な物語の畳みっぷりに、ちょっと違和感を覚えた。
ぐだぐだシリーズは基本的に全部好きな私だが、このあたりだけはどうしてもしっくり来なかったなぁ。







姉と弟

織田姉弟の別れ










ブレイクぶっぱで意外と強い偽壱与を撃破すると、依り代として縛られていたノッブがようやく解放されて自由の身になった。
……というわけでもない。ノッブは既にボロボロだった。

ギリギリの状況で話をし、卑弥呼や沖田さんにそれぞれ言葉と情報とを残していくノッブだったが、信勝だけは現状を簡単に受け入れようとしない。彼はノッブが正気に戻る前から、「姉上をなんとかしろよ!」と卑弥呼や主人公にさえ当たっていた。
その姿は見るからに哀れで、痛々しくさえあったが……ついにノッブが自ら強く叱責した。















弱気で自虐的な弟への発破。
この際だから言ってやるとわざわざ前置きし、突き放すような言葉を叩きつけつつも、本人意識しているほど冷酷にはなりきれていないようにも聞こえた。
ってか、普通に愛じゃん。これから一人になる弟への愛情で思いやりじゃん。
厳しいこと言って背中を押して、それでも主人公に信勝を頼むところとか、甘さを隠し切れてねぇし……ノッブのそういうところ、本当にズルいと思うよ。
しかもトドメに、弟が以前に二回も使ったキメ台詞をここぞとばかりにブッ込んでくるとか、やりすぎじゃない?
こんな強くてかっけぇ姉ちゃん居たら、そりゃカッツじゃなくてもシスコン拗らすっつーの。







進 撃 の 埴 輪










ノッブの格好良すぎる最期をも霞ませんとする光景。
止められなかったのか……地ならしを……!

リアクション要員としてはやっぱ以蔵が一番理想的っすね。
そうそう、こういう反応で良いんだよ。










その一方で、芹沢がヤケに渋くてイカした台詞を言ってるのも効いた。
あんなナリの神体に一切動揺することなく爆笑できるとか、想像以上に器がデカくない?
決して善人ではないしその信条に協調は出来ない気もするけど、ひとつの“悪”として思っていた以上に筋の通った格好いい人に思えてきた。いや、悪でもないのかな。どっちかと言われれば悪だろうけど、簡単に善悪で割り切れるような人物ではない気もする。

前からうっすらと感じていたけど、今回更に描写が補強されたことで実感した。『FGO芹沢鴨』、魅力的だよ。
まだ最後まで描き切られたわけではないけど、今まで描かれた姿は一人の敵としてとても魅力がある人物だと思う。
「面白さ」や「近藤ではない可能性」で芹沢側に就いたという斎藤たちの理由が本音かは怪しいところだが、こういう人なら危うくも新しいことをやってくれるんじゃないか的な破滅思想に近い期待を抱いたとしたら、その気持ちは正直わからないでもない。







弟と弟





出現した七体の『凶つ神』。
見た目はアホのようだが、状況としては非常に緊迫している。無限再生とかズルすぎ~!
滑稽で悪趣味がイイって芹沢が言ってたけど、滅ぼされる側としては絵面最悪っすよ。最期に目にしたのが巨大埴輪ノッブとか死んでも死にきれねぇ。

仲間たちがあれやこれやと情報を集めて相談している間にも、信勝は一人だけ外の離れた場所でしょぼくれている。
姉があんな最期を迎えれば凹んで当然。それもノッブとカッツの関係性なら、腑抜けてしまってもおかしくない。
……それでも信勝は、最後にノッブが言い放った「―――あとは任せた」を確かに聞いたはず。










感情を吐き出し、卑弥呼たち姉弟に諭されて、ようやく信勝は前を向いた。
まだ卑屈な感情を消化しきれていないようでもあって、「仇を討つ」目的の元でヤケクソ気味に頑張ろうとしているようだけど、凹んで腐り続けているよりずっといい。

そんな信勝を、卑弥呼姉弟が嬉しそうに見ていた。この二つの姉弟の対比、とても丁寧に描かれていて良いなぁ。
改めて、『邪馬台国』という舞台及び卑弥呼らメイン新キャラは、信勝と織田姉弟のために用意されたものだったんだなと納得&再認識した。
理解した……! 俺たちは今こそ、超古代新選組列伝ぐだぐだ邪馬台国2020を理解したぞッ!










信勝は今回のイベントにおける主役のひとりだ。
そんな彼を掘り下げる上で、卑弥呼姉弟はとても良い役回りを担ってくれている。

卑弥呼はもちろんだけど……亀こと弟クンも、すごく良いキャラクターだ。
知名度もなければ特殊能力もないし、カルデアにはどうあっても召喚できなさそうな気はするけど、信勝の理解者兼卑弥呼の保護者としてこのままカルデアまで付いてきてほしいなぁ。
帝都イベ時の信勝みたく、卑弥呼の霊基にぶら下がるとかくっつくくらいの感じで……無理?
アレは信勝の粘着性が成し得た特殊事例?
そっかー。