FGO第二部 Lostbelt No.5.5 プレイ日記08 千変万化の御伽噺



キャスターだらけの聖杯戦争と初めて聞いた時は偏ってんなぁとも思ったが、読み進めていくと特に違和感もなく馴染んでしまう。
前のめりに戦いがちな平安武者と補助の巧いキャスターは噛み合いやすいんだろうな。性格的にも主従バランスや相性の良いコンビが多い。

そういう意味では、スタンドプレー多めでフリーダムな酒呑童子と組むことになったパラケルススについては、あまりおいしい見せ場が無かったのは残念だったかもしれない。
また別の機会でフォローがあると良いね。





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※本記事では1.5部サーヴァントの真名を表記しています



最後の天覧武者

幼子と文殊丸






『金時の友』として、主人公たちともすっかり打ち解けてくれた頼光さん。
その姿に不審なところは何もない、いつも通りの母性溢れた源頼光にしか見えないが……例の謎の少女の話題になると明らかに口ごもり、やや態度は不自然になる。

少女に対する頼光さんはとても優しくて、それこそ少女にとっても“母”であるかのように振る舞う。一方で少女は意外と対等に頼光さんと話している雰囲気でもあり、二人の年齢と立場はたまに逆転しているように見えなくもない。
既に少女の真名はほぼ察せられている。その正体を想えば、少女がしばしば頼光のことを幼名である「文殊丸」と呼んでいる理由もなんとなく読めてきた。





鬼、再び






いよいよ本題に入ろうとしたところで綱襲来。ほんとどこにでも出てくるよなぁ、綱!
内裏の時といいバベッジの時といい、行く先々で毎回出てくるし、微妙に我々にとってタイミングが悪い。
綱は綱で天覧武者を探しているので、どうしても同じ場所に辿り着いてしまうんだろう。綱から見れば我々の方が毎回やや先回りしていて鬱陶しいのかもしれない。

バベッジの時のような三竦みの危機かとも思ったが、さすがに相手が上司である源頼光ともなれば即斬り合いになるわけでもない。
更に、「化生の匂い」となると……鬼か!
そういえばそもそも、酒呑童子たちの狙いが源頼光邸っぽいという話で訪問したんだっけ。幼女に気を取られすぎて、忘れかけてた。







やはり酒呑童子は頼光に会いにきたらしい。
その狙いや意図は不明だが、素直に会わせるのは危険だろう。酒呑童子と源頼光といえば、カルデア不仲女子代表でもあるし。

頼光が天覧武者と読んで、戦い倒すために酒呑童子は来たのだろうか?
……うーん、どうなんだろう。酒呑童子が真面目に天覧聖杯戦争に参加したがるとも、そうまでして叶えたい願いが今の彼女にあるとも思いにくいし、結局すべては戯れの範疇なのかな。





御伽噺はおともだち

頼光が隠したかったこと






屋敷の外では酒呑童子VS金時のドンパチが始まったが、屋敷の中でも騒ぎは起きていた。
まず、頼光と少女に接触したのはメディアリリィ。綱のサーヴァントである彼女は、さすがに綱の上司主従に奇襲を仕掛けることもない。
敵意むき出しというわけでもなく……諭している?
頼光と少女の事情について、メディアリリィは既に察しているのだろうか。リリィが気付いたのか、もしくは主である綱が既に気付いていたのか。





まだ謎多き過去






一方の綱は、因縁の茨木童子と対峙しているため、頼光側に意識を向ける余裕はあまりない。
ただし明らかに茨木童子の側の感情が強いというか、両者の間にはかなりの温度差がある。
更に、「未だ何ひとつ思い出せぬ」だの「あの屋敷」だの「あの御方」だの、我々読者の知らない情報を綱は持っているようでもある。
茨木童子が人を喰わない理由について、綱は何か知っている?
彼らの間には、一条大路戻橋での腕斬り以外にも何かある……どころか、茨木童子の背景に関する物凄く重要なエピソードが隠されている?
なんだよ~、何があったんだよ~。匂わせてねぇで俺たちにも教えろよ!





怯えた鬼






そして事件、いや事故は起きた。隙をついて頼光を狙った茨木童子の爪は、頼光を庇った幼女の身体を切り裂いてしまう。
それ自体は『マスターを守るサーヴァント』としては当然の動きであり、わかりやすい悲劇だ。
ただ何よりも意外だったのは、うっかり幼女を傷つけてしまった茨木童子の動揺っぷりだった。







茨木童子の動揺の理由について、パラケルススが少し補足する。
茨木童子が傷つけられるのは、武者や検非違使に限っている……? そうだったのか?
『今』の茨木童子にはそういう縛りがある、という話だろうか。先程の綱とのやりとりにも通じている雰囲気だが、詳細はやはりわからないまま。どいつもこいつも俺たちに内緒で話を進めやがって……!

何にせよ、無意識の縛りめいたものを強引に解放させられたあげくに利用されたみたいな形になってしまった茨木童子がシンプルに不憫。
少女を切り裂いたことに驚き、怯えてすらいる茨木童子の姿は、加害者側とは思えないほど小さく哀れに見えた。
茨木童子が可愛そうじゃん! Pくん、謝りなよ!





源頼光の中にある丑御前






悲しみと怒りのせいか、頼光さんの奥から目覚めようとする『丑御前』
丑御前についての詳細は以前の鬼ヶ島イベントで触れられていたけど、イベント自体がかなり古いものだからか、作中でわりと丁寧に再度説明をしてくれた。
今回の酒呑童子の狙いは『丑御前』を目覚めさせることだったのか。叩き起こして京無茶苦茶フェスティバル開催、みたいな目的?
破滅的な嗜好だけど、まぁ鬼ならそんなもんかもしれない。

結局ナーサリーライムの言葉で変生は止まってしまい、酒呑童子にとっては意外とつまらない結末に終わる。
目的達成とはならなかったが、それはそれで「まあ―――ええわ何でも」で済ませるあたり、そんなにやる気満々だったというほどでもなかったのかもしれない。







綱に代わってもらい、金時&主人公で酒呑童子主従と決戦だ!
再び死合舞台の演出が始まる。これが正真正銘、酒呑童子主従とのラストバトルか。
死合舞台開始宣言のために、パラケルススが珍しく「!」をメッチャ使って喋っててなんかワロタ。大声出せるんだ。


この主従との対決は前回にもあったし、大体流れはわかっている。
……けど、酒呑童子のバラまくデバフは前回以上に厄介。
特に魅了がキチィ~! 肝心な場面で動けなくなると、防御も何もできなくなるのがクソ痛ェ!!

弱体解除スキルや宝具を持つ鯖が動けないとどうしようもなくなるので、事故を減らすためにはマスター礼装をアトラス院にしておきたい。
CT的に回数こなすのは難しいけど、一回分でもあるかないかでかなり違う。