FGOイベント ミシシッピ・ミササイザーズ プレイ日記04 思いつめた少女たち




アニングも出るし経験値礼装も出るしで、フレポ召喚は今が引き時!
……とわかっているけど、大量に集まる低レア礼装を処理する作業が面倒くせぇ~!!
貧乏性ゆえに一括売却もできず、貯まった礼装をコツコツと強化させて餌化させつつ「いつか来る極大強化キャンペーン」用にストックする日々……。

 







※本記事では1.5部サーヴァントの真名を表記しています







映画の裏でドッタンバッタン

「演りたい役」










Sバニヤンの映画製作を振り返る形になっている今回の旅。
どの映画も何かしらの問題を抱えたうえで借金も抱え、出演者に会えば即ストレス発散のバトルを強いられ続けているが……5作目(くらい?)の『天空鉄道』については、今までの作品に比べればマシな仕上がりのようにも見えた。

まぁキャストありきの悪辣な脚本をブチ上げたせいで、主演級全員を怒らせている時点で大問題ではあるんだけどネ! 訴訟賠償待ったなし!
そのあたりに目を伏せれば、内容自体は比較的真っ当なものだ。珍しくマシュも「この後、どうなるんですかっ?」と映画自体に興味を示していた。















最終的には主役のパリスが求めた新たなストーリーが採用され、それに二人も付き合ってくれるそれなりにハッピーな結末。
今までの映画に比べるとわりと良い感じで話が収まった。

後の展開から振り返ると、この時のパリスの存在と決断は終盤のSバニヤンの選択に向けての伏線も兼ねていたようでもある。
他の映画に比べると、マリー編とパリス編についてはメインシナリオにおける重要度は比較的高かった印象でもあり、もうちょっとそのあたりを細かく深く、集中的に掘り下げてくれてもよかったような気もした。
現状だと「毎回ちょっとしたトラブルが起きては強引に解決する」ことを、短いテキストで繰り返しているだけになってしまっているからなぁ。







アニングの迷走





パリスたちとの問題が解決したタイミングで、アニングが強化したプレシオサウルスくん改めキングプレシオサウルスくんをけしかけてきた。
前回に比べればビジュアルもエネミーとしての強さもググッと成長していたけど、まだ我々に勝てるほどではない。
相変わらず敗北時に目がグルグルしちゃうプレシオサウルスくんはちょっと可愛いし、アニングも彼を手荒く扱っているわけでもなさそうだし……なんだか少し、彼女たちに悪い気がしてくる。















我々も望んでプレシオサウルスくんを傷つけているわけでもない。
和解の道があればそうしたいけど、アニングはこちらに心を開いてくれないまま、どこか意固地になっているような気もする。
それどころか、ついに宝船まで飛び出していってしまったか……。
「旦那様」の間を右往左往する大黒天の行動は、確かに彼女目線では裏切りのようなものだし、反発して当然ではあるけども……アニングは色々と思い詰めすぎているようにも見える。















他人を信用できずとも、キングプレシオサウルスくんに対してだけは優しい言葉をかけ続けるアニング。
動物たちを前にすると少し無邪気な口調になるアニングはとても愛らしいけど、今は痛々しくも感じられる。
やっぱり彼女のことを敵とは思えないし、悪い奴だとも思えないな。
犬を愛する人間に悪人は居ないからね。















そんなアニング強制出撃のバトルがシナリオ途中で発生した。
宝船から飛び出してしまったNPCアニング視点の戦闘になるため、単騎固定なうえ主人公のマスタースキルも使用不可。しかも相手は苦手クラスのセイバー混ざりの複数体だ!

単騎で複数相手ってだけでも厄介なのに、チャージの早いアサシンが混ざっているあたりも嫌らしい……。
高難易度ってほど厳しいわけでもないが、きちんと考えて行動しないとフツーに敗北しかねないくらいには厄介なバトルでもあった。







不器用な少女たち

「リーダー」ではない時のSバニヤン










人間らしくてわかりやすいアニングに比べると、スーパーバニヤンはなかなか弱みを見せない。
昼間はもちろん、夜会話での対主人公であってもすぐには隙を見せてくれなかったが、何度目かの夜になってようやく少しだけ彼女の素顔を見ることができた。
ちょっと強引なリーダームーブは、彼女自身の努力で作った姿だったのか……。素のスーパーバニヤンの性格というより、彼女が目指す姿こそがアレであり、実践することで一日でも早く立派なリーダーになろうと努めていたのかもしれない。

とはいえ、「そしたら好きになってもらえる」「仲間になってくれる」という考え方は少し悲しいものにも感じられる。
Sバニヤンの中には、昔の幼いバニヤンのままでは忘れられ孤独になっていくばかり……という恐れが眠っているのかな?















今まで作ってきた映画たちを彼女自身が「失敗ばっかりだった」と認識していたのも、失礼かもしれないが正直意外だった。
やっぱり日中の映画仲間の前では意識してスーパーリーダーっぷりを維持するよう心掛けているのだろう。弱音も本音もできるだけ隠そうとしていたわけだ。

通常バニヤンに比べるとずっと大人びていることから、ティーンエイジャーとはいえほぼオトナの女のようなイメージを勝手に持っていたけど……実際のSバニヤンは、もっと普通に等身大なローティーンの女の子でしかないのかもしれない。
「約束するよ」と笑ったSバニヤンの微笑みは、我々の見慣れた狂バニヤンの笑顔によく似ていて、ようやく改めて彼女たちの繋がりを再確認できたようにも思えた。







プレシオくんの摂る「栄養」










一方のアニングの側も、なんだかんだ挟みつつも家出事件はひとまず解決。
愉快なアサシンの行動がいささか不穏ではあるものの、大黒天のほうはやっぱり特に悪意も裏もなく「旦那様」のためだけに動いているってことでいいのかな?

気になるのは、主人公にも「痩せている気がする」と指摘されていたプレシオサウルスくんの今後だ。
アニングにしろプレシオサウルスくんにせよ、単純な敵とは思えないだけに、悲しい結末だけは避けてほしいところだが……。