ランス10 延長戦13 実績:親友は盗賊とポピンズ





第二部の親友実績回収シリーズ。
今回の相手は盗賊とポピンズ。

これにて、第二部2周目(茶エールちゃん)で実績獲得できた親友は終了だ。
まだ見ていない親友は、3周目茶エールくんで回収していこうと考えている。
うーん、いつやろうか。スキップ多様すればサクサク進みそうにも思えるし、そろそろやってみようかな?


※延長戦記事では第二部の内容に触れることもあるためネタバレ要注意











分岐はここ。プレイ日記でいうと、「プレイ日記78 最後の友情フェイズにて、親友決定」。
2周目10ターンラストの友情フェイズから、親友実績を回収していく。







<親友はドッス&ワッス>











今回の親友、ひとつめはドッス&ワッス。
まずは友情イベントを見ていく。
長田君と酒場でフラフラしていたところをわかりやすい相手に絡まれるエールたち。

男エールだったらシンプルに金と暴力なのだろうが、女エールの場合は違った方向への犯罪の匂いもするな。
このモブ筋肉……ロリコンだな? ああでも茶エールちゃんは年齢不相応なエロさもあるから仕方がないよな、と謎同情。

結果、ベタな流れでドッス&ワッスに助けてもらうことになった。
定番のパターンすぎて、ちょっと恥ずかしい。
しかし、ぴょーんと抱き着く長田君と照れる二人の図は、なんだか微笑ましくて和む。

ドッス&ワッスは、エールと同じくらい長田君とも仲が良い感じなのがイイな。
初期パーティーメンバーはロマン。胸熱要素。















こちらのイベントでも、長田君共々ドッス&ワッスに面倒を見てもらう。
ドッスがエールを抱え、ワッスが長田君を抱えているらしい。重そうだ……けれど、普段からゴツい武器を持っているし、長田君の一人や二人は余裕なのかもしれない。

ドッス&ワッスは、色黒のドッスのほうが渋くて不器用な感じ。ワッスは敬語で、やはり不器用な感じだ。
女エールだからと、少し遠慮する様子を見せつつも、純粋にエールたちを慕っていることがよくわかる。











ドッス&ワッスはメインストーリー上ではほとんど出番もないし、その性格もあって友情イベントですら派手とは言い難い。
言ってしまえばベタだし地味ではある。が……特別な力などない二人がエールに出会い、特別でもなんでもない“普通の行い”をきっかけに慕って、どこまでも付いてくるという物語はシンプルに熱い。

欲を言えば、それでももう少しメインシナリオ内にもエピソードを自然に増やしてほしかったようにも思うが、その点については任意加入キャラほとんどに言えることなので、まぁ仕方がない。
第二部のシナリオ納期がギリギリ感だったり加筆修正しきれていなかったりする感は、節々から伝わってくるしな……。















そんなドッス&ワッスの、シナリオ最大の見所は、やはり温泉イベントだろう。
親友になったからこそ明かされるドッス&ワッスの過去と本音。内容としては、実のところ想像の範囲内ではあった。
こんな感じだろうか……と予想していた内容を、より掘り下げられたといった感じではある。
だが……その……。
お恥ずかしながら、ワイ、超感動してしまった。















もう……もう、なんつーかさ……。
モロすぎな自覚はメッチャクチャあるのだけれど、こういうのがスッゲー胸に効くんだよなぁ……。
悲惨な人生を歩んできた二人が初めて救われて、今では「楽しかった」なんて言いながら、恩人たちと明るく陽気に冒険できているっていうのがさぁ……もう、そりゃ感動するって。嬉しくなっちゃうよ。

ドッス&ワッスを仲間に加えたのはカードコンプ欲とテキストコンプ欲みたいなものでしかなかったけれど、今改めて、「あの選択をしてよかった」と心の底から私は思った。
良い話じゃねぇか。ヘヘッ……。







<親友は松下姫>











茶エール最後の親友は松下姫。

……最初に言ってしまうけれど、松下姫を女エールで攻略したのはややミスだったかもしれない。
松下姫のシナリオは、ざっくり言うとスシヌと同じベクトルだった。
初期はそういった空気もないし、女エールを“同性として”見ながらのやりとりが多かったけれど、終盤は完全にLikeではなくLoveだった。

ワイのガバガバ判定、第二部恋愛ヒロインナンバーツーは松下姫に仮認定。
ナンバーワンはスシヌ。















フラグ自体は友情イベント終盤で立つのだが、一気にヒロイン感を増してくるのは親友ルート突入以降だ。
クジでペアになったあたりから、松下姫はかなりエールを意識している。
たまにツンツンしたり、しおらしくなったり、ツンデレたりする様は、やりとりだけならばメインヒロイン級のツンデレキャラといっても過言ではないだろう。

……だからこそ、色々と惜しいッ……!
“ポピンズ”という種族自体、そういった対象に見る相手としてはギリギリというかわりとヤベーので、その点も惜しい。
そして、松下姫の内面のポテンシャルは、こういう場のこういうキャラでなければ、もっとオイしいヒロイン級のキャラクターとして活躍し得ただろうと思うと尚惜しい。

もちろん松下姫だからこそ、エールだからこその物語なのだから、これはこれでいい。
それでも、もう少しエピソードが多ければ、更に魅力と深みが増しただろうなぁともやはり思う。この件は任意加入枠のいつもの業でもある。















松下姫もまた、私の想像以上のキャラクターだった。
メインシナリオ内では出番も少なく、戦闘でも活躍が難しく、今までは印象が薄かったというのがここまでの正直な感想だった。
しかし終盤の温泉イベントに至っては、「そこまでやるか!」と驚いたし、良い意味で予想を超えてくれた。

主人公のことを子供扱いしつつも明確に異性としても意識していたり、ツンデレ乙女な良い女だったり、松下姫のポテンシャルはすごかった。
それを、最後になってようやく味わった気分だった。











松下姫は、パーティーメンバーの中では血の繋がりのない、貴重な女性キャラクターだ。
彼女とエールだからこその距離感とやりとりには、大きな可能性を感じた。
だからこそ、もっと色々と見てみたかった……。
うーん、やっぱり惜しい。でも間違いなく、良いキャラだった。