FGO第二部 Lostbelt No.3 プレイ日記04 不気味なくらいのどかな光景
第三章、本編スタート!
第一章&第二章に続き、やはりホワイトベースなタイトルだった。
第二部のタイトルバックは基本的にこういう方針なのだろう。ロシア&北欧が雪国だったから白かった、というわけではなかったらしい。
「獣国の皇女」はアナスタシア、「消えぬ焔(の快男児)」はナポレオンとスルトのダブルミーニングだったように思うが、今回の「紅の月下美人」は誰を指しているのだろう?
最初に連想するのはヒナコだけれど、クリプターがサブタイトル(?)になることは無いような気もするし……。
関連記事
「FGO第二部 Lostbelt No.2 プレイ日記01 彷徨海を目指して」
「FGO 序/2017年12年31日 プレイ日記01 はじまりのおわり」
※本記事ではサーヴァントの真名を表記しています
虚数空間で感じた温かさ
今回は『intro』部分が先行公開されたおかげで、異聞帯突入までがスムーズ。
ほぼ開幕から飛び込むような形になった。
異聞帯の嵐の壁までは、『intro』でシオンが言っていた通り、虚数潜航することで一気に距離&時間を短縮することができた。ワープ、みたいな感覚に近い。
シオンによると、北極と南極以外なら成功し易いらしい。ありがたいし、何より便利。地球上に点在する異聞帯を、アッチコッチ徒歩(車)で移動するのは、普通に時間もかかるし大変だろう。
そんな、今回の“彷徨海~中国異聞帯直前”の虚数潜航に、『北欧の時に感じた温かさ』を密かに感じていたマシュ。
プレイ日記で言うと「FGO第二部 Lostbelt No.2 プレイ日記02 クラスを正直に言いなさい」にて、“北欧異聞帯直前~北欧異聞帯の反対側(のつもりが、「何か」にビビって異聞帯内に浮上)”の際の感覚のことを指しているのだろう。
また「何か」が虚数空間に居たのか?
そして、もしかすると、またボーダーの進みを手助けしていたのか?
前章から続く謎だが、今回はマシュが心の中で思うだけの描写で終わってしまった。
今回はもう少し、謎の解明に近付く機会があるのか否かは、まだわからない。
嵐の壁に突入する直前に、早くもダヴィンチちゃんが異聞帯内にコヤンスカヤの反応を発見した。
先日のクリプター会議では「この女は絶対に中国異聞帯に寄こさないで」みたいに言い切っていたヒナコだったのに、既に入り込まれてしまったのか……。
まさに踏んだり蹴ったり。出番がやってきた途端に、ロクでもない目にばかりあっている芥ヒナコちゃんを、みんなで応援してあげよう。
急遽、最優先目標が毒の探索からコヤンスカヤの身柄確保に変更される。
TV(タマモヴィッチ)・コヤンスカヤとの再会が近いことに、気合を入れ直す新所長。
“恨み重なるあの毒婦”呼ばわりとは……。あの日あの時、「最後まで信じ続ける」って言ったのは嘘だったのか? タマモ泣いちゃう!
新所長とコヤンスカヤに新たな信頼関係が結ばれる展開ワンチャン(超低確率)と思っていたけれど、これは無理っぽいな。さすがに何度も殺されかけているし、その方が普通だわな。
突入、中国異聞帯
虚数潜航を抜けて……現れたのは、山と緑が多く見える、なんだかのどかな土地だった。
上部には大きな光のエリアがあり、霧のようなものが立ち込めている。
まだまだマップ全容は見えない雰囲気だ。
そしてシナリオを進めようとすると、最初のバトルは編成条件のあるタイプだった。
まだ霊脈の確保ができていないため、手持ちのサーヴァントの影を召喚できない状況ということだろう。
スタメンはオルテナウスマシュと哪吒に固定されている。
しかし敵がセイバークラスというのはちと意地が悪い。
編成制限戦闘だし、難易度は低いけれど……。
第一節、まず最初に現れたのは、主人公たちではなかった。
誰かが見た光景なのか、プレイヤーのみに開示される情報なのかはまだ定かではないが、これはまず間違いなく、“蘭陵王の最期”のシーンだろう。
机にある毒杯と、その横に置かれた仮面。
皇帝に疎まれて毒による賜死を命じられた高長恭は、言葉の上では死を受け入れて、皇帝への憎しみらしい憎しみも抱いていないように見える。
そんな彼と話をする謎の“女”は、彼の妻ではないらしい。
口ぶりからしておそらくは人間ではなく、スカサハやマーリンのような、生死を超越した謎の存在のような雰囲気だ。
死も、死に至るまでの生の輝きも得ることのできない“女”は、高長恭の死を憂いだうえで、彼の最期の望みを聴き遂げた。
『再会』の約束めいたそれが叶うとは、普通ならばありえない。
しかし、英霊として召喚されたならば……もしくは異聞帯の地ならば、可能性は十分にあるように思う。この最後の悲願は、どういう結末をもたらすのだろう?
不気味なくらい穏やかな光景
場面変わって、主人公たちの今現在。
虚数潜航から浮上して、周囲の様子をまずレーダー機器で探る。
そんな中で、マシュは主人公の身体を心配していた。
毒耐性のおかげでほぼ影響はないのかと思いきや、息苦しさなどの体調不良は少しだけあるらしい。
それもジワジワと悪化しているようにも見えて、なんとも不穏だ。
ボーダーの外は、拍子抜けするほど穏やかで普通で、不気味なくらいだった。
一面の麦畑に、遠くに見える山々。気温や湿度は過ごしやすく、気候や風の匂いを哪吒は「間違いない。ここはかの偉大なる国」と語った。
この風景は記憶にない、と少し哪吒はガッカリしていたけれど、異聞帯が汎人類史から分岐した時期によっては、十分起こり得ることだろう。
哪吒が知っている中国となると、時代で言うと……えーとあとでググろう。
予想以上にのんびりとした光景だけれど、さしあたっての危険はない。
ロシア異聞帯のような極限に状況でもないし、北欧異聞帯のように巨人や獣が闊歩する様子も見受けられない。今までで最も平和なスタートだと言っていい。
……つーか、今考えても、最初のロシア異聞帯が極悪環境過ぎた。
あの状況を乗り越えられた今ならば、大体のことは「幸せだな……」って思ってしまう。
あの頃はボーダーの調子も不安だったし仲間も少なかったし、全てがギリギリだったからなぁ。
アヴィケブロンを無事に召喚できた時は、彼が神か天使に見えるレベルだった。
目に見える危険はまだ無い。
けれど、よく眺めれば、妙な点はいくつもあった。
広い畑に農耕機械は無く、建物は横穴式住居めいている。
光景こそ平和だけれど、文明のレベルとしては、ロシア異聞帯や北欧異聞帯よりも未発達なように見えた。
もっとも北欧異聞帯も隔離された特殊な土地で、時代錯誤な様子ではあったけれど、あれとはまた異なる印象と違和感を覚える。
第一住民を発見したのは良いけれど、ほぼこちらの話を聞かないまま、戦闘に突入してしまった。
住民の立ち絵のタッチは、第二章のものとはまた変わっている。元のタイプに戻った、という方が正しいかな?
ただ、中央の少年だけは少し雰囲気が違う。彼が今回の現地枠だったりするのかもしれないが、まだハッキリとはしなかった。
彼らはどうも酷く混乱かつ興奮しているらしく、話しかけただけで「ひっ、喋った!」なんて怯えられてしまう。
妙な格好をして変な箱に乗った主人公たちを“ガイジン”ではと恐れている様子だが、それにしても過敏すぎる……が、ともかく殴って交渉するしかない。バリツによる平和的対話。
相手がセイバークラスだらけであることから、哪吒はクラス不利になるのがやや辛い。
しかし幸い、敵のHPはとても低めに設定されている。原住民の戦闘能力の低さが察せられる弱さだ。
そしてここで気付くのが、主人公の変化。
マスタースキルが、『毒により使用不能』という表記になって、次ターンからしか発動できない状態になっている。
最初からマスタースキルを使用したい状況はそんなに多くはないかもしれないが、体に毒の影響が出ていることがわかって不安を覚える。
シンプルに殴り合っているように見えても、シナリオ的には『戦い方が紳士的』だったらしい。
とりあえず殺意や敵意が無いことは伝わったらしく、住民たちは警戒しつつもそれ以上襲ってはこなくなった。
なおその後、ダヴィンチちゃんのかわいさとホームズの顔の良さで比較的良好な関係を築くことにも成功した。
ホームズはさておき、ダヴィンチちゃんにデレデレになる原住民男性は間違いなくロリコン揃い。中国異聞帯はロリコンの巣窟。これが汎人類史と分かたれた原因に違いないね。推理完了。真実判明。
その間に召喚陣の用意をするけれど、何かのトラブル……ダヴィンチちゃんによると“予想通りのトラブル”によって、やや調整に時間がかかっている。
シオンに借りた使い捨てブースターで、三騎分の霊基が構築できるらしい。なるほど、この「三騎」が後に出てくる三銃士ってことかな?
ダヴィンチちゃんの語った“予想通りのトラブル”。
それは、この異聞帯の英霊の座に、「何も反応がなかった」こと。
サーヴァント側から協力を拒否されるなどではなく、そもそも反応自体が無いというのは奇妙だ。
仕方が無いので、英霊の座ではなくカルデアの霊基グラフからの召喚に切り替えることになった。それで問題自体の解消はできたが、謎が解決したとはいえない。
この異聞帯では『英霊』というものが存在しない、もしくは定義が異なっているのかもしれない……と、ダヴィンチちゃんは言った。
まだ主人公達にとっては憶測に過ぎないけれど、もう少し先で明らかになる“凍〇〇〇”のことを考えると、そのあたりが原因のひとつっぽい気がする。
……そして、それだけが原因ではないことも、やがてわかっていく。