ランス6 プレイ日記146 運命の女たち




残るイベントもあとわずか。
今回は志津香&マリア・マジック・シィル編。
……かなみも今回に含めた方が、「運命の女の記事」として巧く纏まったかな?
ま、いっか。結局は『運命の女』とて、プレイヤー各々の捉え方次第で増えたり減ったりもする存在だもんな。
おそらくランス自身も10人だの20人だので収める気もないだろう。

そして次回はいよいよ最終回となってくる。
シナリオ的には本編完結やアベルト討伐を終えた時点でほぼ〆終わっているので、イメージ的には「長いエピローグがようやく終わる」って感じかもしれない。

 





※シリーズ最新作等のネタバレを含む可能性があります







女たちの明日






ランス6で長く描かれてきた『マリアと志津香、そしてランス』の関係について、ひとつの決着地点。
彼女たちの会話は今までの振り返り兼総集編、といった感じだった。
ちょっと不貞腐れてみたり、謝ったり、ランスの悪口を言ったり、結局解決しないまま終わったり……。
ゼスを舞台にした今回の物語で、マリアは『ランスにもう身を任せない』目標は失敗に終わり、志津香もまた『マリアを守り、自分もランスを拒絶する』目標を達成しきることができなかった。
かといって、何も前に進まなかったわけでもない。















ナギとの出会いと決別や、志津香の手に残ったクリスタルロッドなど……彼らの関係性には確かに変化も生じている。
一歩ずつ進展していってるように見えるけど、少なくとも志津香自身は認めない。
起きつつある変化も、ランスに向けた感情の正体も、志津香はまだまだ受け入れることはない。
だがその“隙”みたいなものは、プレイヤーでなくとも、親友のマリアにだって見えているんだろう。










志津香自身が認めない以上、表向きは『今まで通り』で終わる。
これからもマリアと志津香とランスの、複雑な腐れ縁は続いていくのだろう。
マリアが弱々しく拒否し、志津香が全力で拒絶し、ランスは気にせず押し進め続ける……という関係はこれからもしばらく変わらない。

これでマリアと志津香の物語も、一端決着。続きはまた次回作以降、といった感じだ。
ボーナスが貰えるスペシャルイベントも二人セット、というのは彼女達らしい。

あと、ここのCG、スッゲー良いよなぁ。
木漏れ日の雰囲気とかマリアと志津香の色合いとか綺麗なフトモモとか、すごく良い。好き。







念願の答辞






エロピチャがマジックを迎えにやってきた。相変わらず自由に出入りしてるな~。
コパの社員どころか王国関係者の出入りさえも激しすぎて、いよいよ隠れ里(笑)状態だ。
レジスタンスって何? 現国王が組織トップになった時点で今更かもしれない。

どこに行くかというランスの問いかけに、「今日、卒業式なんですよ~~」とエロピチャは答える。
卒業試験が行われてから、マナバッテリーテロだのマジノライン崩壊だの色々とありすぎて忘れかけていたけど……そういえばそんな時期だった。
激動の数ヵ月だ。なお原因はほぼランス。

懐かしの第三試験会場にて、マジックは見事にトップでゴールを飾ったことで、卒業式で答辞を読む権利を手に入れていたらしい。
プレイ日記040 マジック拉致計画・後編」の時の話か。うーんマジで懐かしい。
あの頃のマジックは、同級生の前でも終始ピリピリしていたよなぁ……。
そしてランスは、そんなマジックを誘拐するために奮闘した結果、カオルに怒られたりウィチタを味見したりしたんだっけ。
今思えば、全部良い思い出だな!















舞台裏で卒業式を見学する、と言い出したランス。
照れながらも嬉しそうにしているマジックがかわいい。
望んでいた答辞担当の晴れ舞台、ランスに「俺の女の卒業式」として見守ってもらえるなんて、そりゃメッチャ嬉しかっただろう。
盆と正月が一緒に来たレベルに違いない。

……が、現実は非情だった。
ランスらしいといえばランスらしい。
祝辞だの答辞でのに興味があるわけ無いんだなぁ。ランスだもの。















期待からの落差はかなり大きかったと思われるが、泣きながら怒るくらいで終わったあたり、マジックもかなり手馴れてきた感じがする。
悪戯するランスに膝蹴りするとかイカしてたよ。それでこそランスの女の一人だ。ナイスガッツ。
「うわーん! 今、道ばたで摘んだ適当な花じゃないのぉ!」というツッコミもキレキレ。

ジメジメしんみりするより、真っ赤になって怒りながら頑張り続けるマジックはやっぱりかわいくて楽しい娘だ。
打てば響くし叩き甲斐も甘やかし甲斐もある、素晴らしい逸材だ。
そりゃランスもリアも気に入るよ。







「運命の出会い」











久々にウィリスがシナリオ登場。
いつも頑張っているランスとシィルに、特別プレゼントをくれると言う。
ここで「どちらかの望みを一つだけ」なあたりがアレだよな~。どう足掻いてもシィルに選択権はない。

ランスの望みで出てきた特注衣装に着替え、シィルはちょっとしょんぼりしている。いつも通りの光景。
しかしこの衣装は、なかなか個性的な代物だな。でっかいリボンがお人形さんみたいだ。
こういうタイプもロリータ系って奴なんだろうか?















シィルが泣き出したので、仕方ないので「やり直し」。
無理やりウィリスにもう一度権利を貰い、今度は「俺とシィルの初めての出会いシーンを再現」してもらうことにした。

再現フィルムスタート。映像は過去、LP1年4月某日へと遡る。
LP元年かー。リトルプリンセスもなりたてホヤホヤ。















奴隷置き場にいた、とんでもない上玉。しかも珍しい魔法使いで×女。
その少女はゼスのお嬢様とのことだが、訳ありで奴隷商人に売られ、豪華な家が買える値段で出品されようとしていた。

ランス10でのキャラ詳細には、『上級学校に入学する旅で親戚に騙され、紆余曲折の果て人買いに奴隷として売られた』と書かれていた。
このあたり、シリーズが進んでいくにつれて多少の設定の変更や修正はあるけど、さしあたり最終作品の最新情報が正史扱いで良いはず。















その少女を見つけた時、ランスは「びっくりした」
そして事情や値段を聞いた上でも、「いい、すごくいい。この女が欲しい」と考えるに至った。
奮闘の末に金を稼いで彼女を買い上げた上、自由都市の高額な奴隷税も毎年律義に納め続けている。

再現シーン(初めてのおさわり)のチョイスについて、シィルは「なんでこんなシーンなんですか」と嘆いていたけど、今回ばかりはランスのエ□い意地悪というわけでもなかった気がする。
ランスにとっては本当に本気のマジで、『運命の出会い』だったんだろうな。
シィルには伝わってなくて泣ける……いや、笑える。ウケるー。
ホラホラ、第二部終盤の台詞をもう一度言ってみろ。
自分の発言と告白を復唱してみろよ。ガハハ。