戦国ランス プレイ日記033 あって当たり前のものなんか



今回の記事には、戦国ランスにおける重要なシーン・重要なネタバレが含まれます。
ご注意ください。





※シリーズ最新作等のネタバレを含む可能性があります





探索最優先の日々

新しい魔人






出ていった美樹ちゃんが、罪悪感と魔王化への恐怖に怯え惑っていた頃ッ……!
健太郎くんは、単騎で防衛戦をさせられていたッ……!!


いやー魔人化健太郎くんは死ななくて楽ですわ。
ヨッ、さすがはカッコイイ魔人!
無敵結界ってサイコーっすね!

ちなみに、極稀に防衛戦と間違えて単身攻撃をさせられることもある模様。
プレイヤーのうっかり。
さすがに勝つことはできないんだな~。いや勝てよ。一人で制圧しろよ。(※パワハラ)





美樹ちゃんは見てない






美樹ちゃんの捜索イベントには大量の探索値が必要なので、1ターンで一気に進めることはできない。
一方で防衛戦以外の合戦も禁止されているので、やれることがわりと少なかった。

手が空いたタイミングで、ふと話したがっている健太郎のイベントを見てみると、サラッとキャラクリ達成してしまう。
えっ、今!? え、ドユコト?
健太郎のキャラクリ条件をまるで憶えていなかったので、純粋に驚き、戸惑ってしまった。
ま、貰えるモンは貰っておくか。ラッキラッキー。





謙信と深い関係に






前回検討していた『謙信へのアイテム投与』も、このタイミングで実施。
必要値が貯まったことで、謙信の××イベントを無事に発生させることができた。

こうして改めて振り返ってみると、謙信との××の道は結構長かったんだな……。
そもそも彼女を仲間に出来たのが今回は遅めだったんだけど、“一目惚れされている”という稀に見る好条件があったのに、ここまで手間取るとは。
押され慣れないランスの戸惑いと、謙信の純粋すぎる性格と恋心が、不思議な化学反応を生み出したのかもしれない。





謙信に献身的




無事に謙信が『愛情』になった。
その影響で、直江愛にもイベント発生。
謙信とランスがめでたく“そういう関係”になったと初めて知り、へなへなとくずおれてしまう愛。
“謙信がランスに惚れている”ことは既に理解していたけど、そこまで至る覚悟は出来ていなかったのかもしれない。

祝福してくれんのか、と謙信に尋ねられた愛は、黙り込んだ末に「びっみょー……」と返した。
愛のこういう素直な所、とても良いと思う。謙信に忠実かつ献身的でもただのイエスマンにはならない常識人っぷりが彼女の良さのひとつ。
やっぱり好きだな~、愛のこと。できればキャラクリしてぇなぁ。もう間に合わねぇかなぁ……。





島津兄弟の悪巧み






美樹ちゃん捜索で攻め込めない間に、魔軍にも動きがあった。
長らく素直に従っていた島津兄弟がザビエルに直談判し、『ランスを殺せば、黒姫を返してやる』という約束を交わす。
……その約束を素直に守るザビエルには思えないけど、そのあたりは島津兄弟もある程度織り込み済みだろう。
とりあえずは条件通り、ランス暗殺に動くつもりのようだ。

えーと、具体的にはどんなイベントが起きるんだっけ。
予想外のタイミングで合戦や個人戦が発生したりするのか?
常に余剰戦力は確保しておくべきなのかな?
う~~ん、全然思い出せねぇな。まーなんとかなるだろう。





わかる時は、後悔する時

魔王の氷




毎ターンこつこつと捜し続けていた甲斐あって、ついに美樹ちゃんを発見するに至った。
タイミング悪く、健太郎はこの場にいない。ランスとシィルだけで廃村の美樹ちゃんに接触したが、既にほぼ【魔王リトルプリンセス】になりかけている彼女は、周囲のもの全てに敵意しか向けない状態になっていた。









美樹ちゃんと呼び掛けても、彼女は「……そんな子…もういないよ…」と返す。
カオスもまた、「ありゃもう、魔王。鉄板」と断言する。
爆発ではなく、炎や氷を操れるようになったあたりも、魔王としての力を使いこなしかけているように見えた。

……それでも、未だに『健太郎くんに会う資格ない』と罪悪感を抱き続けているのは、魔王というより美樹ちゃんとしての人間らしい考え方のように思える。
完全に覚醒してしまったなら、そんな後悔や弱気は失う気がするし。







そして……魔王の放った氷の魔法が、シィルを襲う。
シィルはただ、ランスを守ろうとしただけだった。
魔王も決して、意図的にシィルを傷つけるつもりはなかったのだろう。

その瞬間、美樹ちゃんは呆然としたように「シィル…おねぇちゃん……」と呟き、冷静さを取り戻す。
相手が『仲良しのおねぇちゃん』であるシィルだったからこそ、美樹ちゃんは正気に戻れたようにも見えた。もし健太郎だったら後戻りできないくらい発狂していたかもしれないし、ランスだったら……うーんランスだったら……特に何も感じなかったかもしれない……(※失礼)。





氷漬けの奴隷




とりあえず、魔王化の危機は去った。
ヒラミレモンを素直に摂取してくれた美樹ちゃんは自分を取り戻し、素直に人に謝れる子に戻った。
わかり辛いけど、彼女の本来の性格からして、かなり罪悪感を抱えているに違いない。優しいおねぇちゃんを自分の過失で傷付けてしまったのだから。

大事な奴隷を氷漬けにされたランスは、今はまだ「凍っているだけだから、溶かせばなんとかなるだろう」と笑っている。
美樹ちゃんを責めないのは、カワイイ女の子であり魔王化の被害者な美樹ちゃんへの同情(+下心)もあるだろうけど、事態を甘く見ているというのも大きそうだ。









だが……ランスとて、心の底から楽観視しているわけではない。
思い出される、花見の記憶。愛する人を失っていた信長が、ランスに語って聞かせてくれたこと。 プレイ日記でいうと「プレイ日記004 20ターンって遠いな…」の頃だ。
信長の話に、その時のランスは「よくわからん」と言い切っていた。

あの時の会話を思い出し、氷漬けのシィルを眺め、ランスは少し黙った後に自らに言い聞かせるように「大丈夫だ、うん」と呟いた。
シィルを失って(仮)、まだ少ししか経っていない。その影響はまだほとんど出ていないようにも見えたが、早くも確実に“何か”が変わりつつもあった。