FGO第二部 Lostbelt No.5 プレイ日記26 いないはずのひとたちがいたゆめ



デメテルとアフロディーテは結局『真体』での戦闘のみで、実装されそうな人間形態での戦闘グラフィックは用意されていなかった。
そのうち実装は……あるのだろうか?
オリュンポスシナリオ内では、正直ちょっと掘り下げが物足りなかった感もあったので、そのあたりの補完含めて実装や再登場の機会があると嬉しいな。
異聞帯の彼女たちと汎人類史の彼女たちは、また別物ではあるだろうけど、何にせよこんなに素敵なキャラクター&イラストがこれっきりというのは勿体ない。





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※本記事では1.5部サーヴァントの真名を表記しています



新たな脅威

決着はまだ先




てっきりイベント戦だと思ってたのに……!
ある程度削るかターン制限だと思ってたのに……!
全部倒さなきゃ駄目とか、聞いてないよ……!

ギリギリ歯ぎしりしつつ、なんとか突破。MVPは新宿のアヴェンジャーですた。
「ヒト科ではない」かつ「魔獣型」で連想できたのが彼(と自称呂布)だけだったのだけど、玉藻シリーズも対象だったらしい。あとは新宿アヴェンジャーの友人カッコカリなエルキドゥやナーサリーあたりもかな。
仕様の理解が追いつかず、あまり試せずに終わったのはちょっと悔しくもある。
ストーリーバトルだと、気軽に再挑戦も出来ないからな~。
必ず来るであろう再戦の時に向けて、もっと知識と経験を積んでおきたかった。

あと、戦闘中はのんびり楽しむ余地はなかったけど、ブレイク時の反応が今までの異聞帯を踏まえてる感じで面白い。
タユンスカポンの傷が残っている件にはワロタけど胸熱でもある。やっぱ始皇帝ってスゲーよ。ギリシャ異聞帯の完璧さにちょっと圧倒された感はあったけど、やっぱりあの人(とあの人が作った世界)って凄い。







とりあえず、今回はこれにて終了。
コヤンスカヤとの決着は、おそらくこの大西洋異聞帯では成されないんだろう。
半ば予想通りだったとはいえ、コヤンスカヤはとんでもない怪物だった。異聞帯だの異星の神だのとは、また少し違う種類の『敵』だ。
戦うべき相手、ラスボス級の敵が増えたことは正直頭が痛いけど、今のうちは見逃すしかない。
ホームズの指摘こそが彼女を解放したっぽい件および、「彼女は必ず、最終的に、私にとって最大の敵」というホームズの発言は気になるが……。





愛の女神




獣の気配も気にはなるけれど、今の我々にとっては大西洋異聞帯攻略が最優先。
大召喚の準備に奔走するカルデアを潰すために、デメテルに続きアフロディーテが真体伴っての出撃を命じられた。
「愛ゆえに迷ったデメテルとは違い、私に歪みはない」と言い切るアフロディーテだが、最後に夫の名を口にしたのがちょっと意外な感じ。
前回にペペロンチーノに「小柄な鍛冶神を選ぶ女には見えない」と言われた際には「―――そう?」とサラッと微笑んで流していたけど……ああでも、その時も決して、夫への想いを否定していたワケではなかったか。
今まで描かれたアフロディーテの様子からして、『夫婦の愛』なんて素朴で地味な感情を抱くような女神には見えないイメージだったが、そうでもないのかな。
まぁそもそも、ヘファイストスとは第四のマギアで敵対済ではあるけども。





クリプター間の微かな歪




アフロディーテの出撃を受けての、ベリルとペペロンチーノの反応も興味深い。
使徒であるラスプーチン&リンボは例の神託会議(仮名)に「蕃神」として出席しているけど、クリプターである彼らはさすがに許されていないのだろうか?
観覧はセーフなのか即連絡を貰えるのか、事情はすぐに把握しているようだけど、もちろん神々に意見できる立場ではない。ベリルもペペロンチーノも、ギリシャの神々のやり方に思うところはあるようだが、積極的に介入できるような雰囲気ではなさそうだ。

思えばキリシュタリアでさえ、(省略)ドドーナでの神託会議で発言しているのを見たことはなかった……かな?
盟友としてゼウスと一対一で話すことはできても、大神として会議に降り立っている最中のゼウスと、他の神々の前で言葉を交わすのはさすがに許されないのかもしれない。







そしてクリプターたちも、全員が常に行動を共にしているわけでもない。
特にカドックは個別の行動が多いらしく、ベリルにずっと目を付けられている感じが不穏だ。
プレイ日記23 人を愛する神だけれど」の時にアフロディーテに尋ねていたのに続き、今回はペペロンチーノにも探りを入れたが、うまく行かずに終わってしまう。
……これ、ペペロンチーノの方も、不穏な気配を察して誤魔化してくれた感じだ。いつもすまないねぇ、妙漣寺さん。

プレイ日記24 フワッフワのパン」の時は神殿の庭園でカドックとキリシュタリアが会話していたこともあったし、「カルデアが来てから顔を見せねえ」(byベリル)と言われるほどカドックが常に不在ってわけでもないだろう。
カドックはベリルを避けている? もしくは多くの人間が、ベリルに対して情報を意図的に制限している……?
……ベリルパイセン、ハブられてるんじゃないすか?





魂をねじる歌

甘い夢に包まれて






知性体教導用大型端末。電子情報戦型攻撃機、アフロディーテ。
彼女の攻撃は『超広範囲に渡る精神攻撃』だった。デメテルの時同様、現地民の被害を顧みない超広域攻撃は、“歌”の形で知性体の脳を汚染していく。
それに対抗すべく、カリギュラが動こうとした時……主人公に、異変が生じた。









そして始まったのは、恐ろしく悲しく幸せな、『夢』のような光景だった。
受け入れ続ける限り、その夢が覚めることはない。永遠に逃れられないループに陥り続けることができる。歌のことさえ忘れれば、望めばいつまでも籠り続けることが出来るだろう。

……この演出、ゲーム的な意味でもすごく良いなぁ。
選択肢によるテキストループはありがちなシステムではあるけど、FGOでこのパターンはほとんど見かけてこなかったような気がする。
悪夢的な状況とガッチリ嵌っている感じで、その煩わしささえも“らしい”。
そんな状況下でブッ込まれたUMAにはクソワロタ。シリアスな空気を壊すな。









出てくる面子が面子過ぎて、第二部における主人公とプレイヤーの『傷』をグリッグリに抉ってくる感じも素晴らしい。
正しい選択をした途端、オフェリアの陰が晴れる演出も効いてる。ああオフェリア先輩……。夢だってわかってるけど、幽霊な先輩が一瞬だけ助けに来てくれたみたいな気分でもあって、嬉しくて悲しくて情けなくてたまんねぇな。

最後までドクターの姿だけは一切見れないあたりも、“わかってる”な~ってしみじみ唸った。
ホロウアタラクシア的な切なさに、生々しさと悪夢の匂いと主人公の弱さがグチャグチャになっている感じが、良い意味で悪趣味で最悪でサイコーだった。
そうそう、これこれ! こういうことするよね~!
傷の開くのが御・上・手!!(※全部褒めてる)







……と、一連の演出&内容はとても良かったのだけど、この男の登場だけは「ええ!? ま、またぁ!!??」って正直思っちゃった。
設定として間違ってはいないし、そもそも流れ的にそんな気もしてたので読めてはいたけど……北欧の時にも似たようなのがあったし、あの時既に「雑に出過ぎると“ありがたみ”なくない?」と感じてしまっていたので、なおさら引っかかってしまった。

彼自体は魅力的なキャラクターだし、他のサーヴァントとは少し違う、ちょっと特別な立ち位置を与えられているという設定も納得はできる。ダヴィンチちゃんやホームズほどではなくとも、武蔵ちゃんレベルの準レギュラー的なポジションを与えられているのだと理解もしてはいるが……少なくとも“最近の”扱い方については、もうちょっと改善の余地があるように個人的には感じるなぁ。ある意味、勿体ない。
こういう立ち位置&設定ならば、なおさら“ここぞ!”という時だけの方が格好良いだろう……って、結局私個人の嗜好の問題でしかないのかな? まぁ少なくとも私は、そんな風に思ってしまった。





人の浪漫が勝利を繋ぐ






主人公の抗いとカリギュラの宝具が合わさって、窮地を脱出成功!
上空に佇む機神アフロディーテに飛行機械で接近し、ついに最終決戦。
間近に迫ったアフロディーテに、ローマの代表として相対するカリギュラの台詞がアツい……!
死んだアルテミスへのコメントといい、女神たちに向けたカリギュラの言葉は敬愛に溢れている感じが良いなぁ。異聞帯の敵としての彼女たちにも最後まで敬意を払う姿勢は、人間としても皇帝としてもカッコイイ。

そしてカリギュラに続く、第二の切り札が大召喚陣より顕現する。
ゴールデンが残してくれたサプライズプレゼント。
ゼウス専用のグランドクラスレベルではなくとも、機神を抑え込むに足るとっておき……!









これが!
浪漫だ!!


そう、浪漫とは! 万人の夢、大型ロボットを意味する!
うおおおおお、スーパー型月ロボット大戦ついに開幕だぜ!!(※嘘)