FGO第二部 Lostbelt No.5 プレイ日記27 知恵と炎を与えし神



オリュンポスでのエウロペは憂い顔がとても多い。
カルデア召喚時のマイルーム等での「おばあちゃま」イメージが強かったので、シナリオ内での立ち位置は結構意外な姿でもあった。
険しい表情も、これはこれで美しい。意外性で萌えポイントプラス。
……でもやっぱり、彼女には「おばあちゃま」として微笑んでいる姿が一番似合う気もする。きっとゼウスも、そんな彼女こそを愛したんだろう。わかる。わかるよ。さすが大神、良いご趣味をしてらっしゃる。





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※本記事では1.5部サーヴァントの真名を表記しています



神々の歪

アフロディーテの最期






てっきりデメテルみたく最初はイベント戦があるのかと思いきや、いきなり決戦開幕だ。
テキトーなキャスター編成で来た俺、焦るッ……!

だが結果的にはギリギリで抜けることができた。
デメテル戦に比べると難易度は易しめ?
デメテルといい愛玩の獣といい、キツめの中ボス戦がしばらく続いていたのでありがたい。
アフロディーテへの好感度アップ(※チョロい)。









デメテルの時と同じく、『異星の巫女』から「悔いはないの?」と問いかけられたアフロディーテ。
死ぬ間際にあっても彼女に恐れや後悔の色はなく、自信に満ちた微笑みが曇ることもない。でも、「私が愛したのは、機神ヘファイストスただ一柱」と心の中で語り、夫の名を呟きながら消滅していったアフロディーテの姿は、今まで描かれてきた彼女の印象とはまた少し違っていた。
デメテルにとって娘ペルセポネが“歪”の理由だったように、アフロディーテもまた、夫へファイストスの存在と消失が彼女に何らかの歪を生んでいたのだろうか?
でも一応本人は「美と愛を統べる私は、決して、愛なぞに狂わない」と言っていたか。ま、無自覚って可能性もある。

『高慢で残酷で華やかな女神様』らしいアフロディーテも良かったけど、そうでない時の彼女ももっと見てみたかったな。
平時の彼女についてもっと知っていたら、この最期に更に強く胸を打たれただろうと思う。





双子神の「ズレ」






アフロディーテとの戦いは無事に終わった。
撤収撤収……という空気の中、ディオスクロイが問答無用で襲い掛かってくる。
疲れてるんだって! 勘弁してくださいよ! 武蔵ちゃんにすらKY呼ばわりされてるよ!

まぁね、戦略的には間違ってないよ。弱ったところを狙うのは当然だ。
でもま~たバーサーカー連れなのはどうかと思いますねぇ!
これが神様のやり方なんですかねぇ!
雑魚がオールキメラじゃないだけ優しい、と言えなくもない。







疲弊しているカルデア一行を追いつめたものの、結局「プレイ日記21 彼方より飛来した巨いなるもの」の時と同じような流れで逃げられてしまう。
同じパターンで失敗するとか、恥ずかしくないんですか!?
さすがに恥ずかしかったのか、前回以上にカストロ兄様はブチ切れているようでもあった。
切れ方が美しくないというか、いよいよ呪いが煮詰まっているというか……。
大丈夫か? 怒りと殺意が高まりすぎて、冷静さを失っているようにも見える。
変な気を起こさないといいけど。









大神殿に帰還した後もカストロの感情は収まらず、その苛立ちは他所にまで向く。
ついには「ヒトと神の混ざり物」な神妃エウロペへの反感も今まで以上にハッキリと口に出すようになり、さすがのポルクスもやや戸惑ったようでもあった。
直前のモノローグは、ポルクスのもの……?
ポルクスはポルクスなりに、兄の様子について不安を抱いているのだろうか?
基本的に兄の言葉に対してはイエスマンのさす兄様状態だったポルクスだけど、今回ばかりは「ですが……」と、ほんのちょっとだけ意見も述べていた。

ただ、そんな妹の想いがカストロに通じた気配は未だない。
ポルクスはポルクスで、『伝わり辛くとも兄を強く引き留めよう』というほどではないようにも見えるし……。
うーん……じわじわと破滅の予感。
彼らの結末がどんなものになるのかは、さしあたりポルクス次第……か……?
ポルクスの声さえ届かないようなら、そもそもどうしようもなさそうだが。





『協力者』の隠れ家へ

クリプターの出入りが多い






一方のカルデア及び『破神同盟』の元にやってきたのは、ペペロンチーノ!
カドックに続く、『協力者』第二の使者としてやってきたようだ。
カドックは既にクリプターを半ば抜け、独自の道を歩み始めている様子だったが、ペペロンチーノはさしあたりそんな気配はなかったように見えた。ギリシャ異聞帯及びキリシュタリア(クリプター)の敵ともいえる『破神同盟』側に有利な行動を取るのは、なぜなんだろう?
ひょっとして、『協力者』にはキリシュタリアも噛んでるとか? ……さすがにそれはないかな。でも正直わからん。わからんので片っ端から怪しんでおこう。
そしてこの場面を見るに、ペペロンチーノがベリルに対してカドックの居場所を誤魔化していたのは、やはりわざとだったんだろうな。
やっぱりベリルパイセンだけがハブられて……そのせいで、心が歪んで……泣。





鍛冶神との再会




ペペロンチーノに案内され、辿り着いた『協力者』の秘密工房。またの名をプロメテウス=ヘファイストス大工房。
ヘファイストスといえば、アトランティスで色々と世話をしてくれた鍛冶神だ。
しかしアトランティスエピローグにて、「別個体」の彼が村正と行動を共にしている様子が描かれていた。
その際はてっきり、「別個体」側のヘファイストスは我々の敵に回るのだろうかと思っていたが……『協力者』の隠れ家がココということは、こっちのヘファイストスもやはり味方ってことなんだよな?
とりあえず、ちょっと一安心。アトランティスであれだけ良くしてくれたヘファイストスとは、できれば対立したくない。







アフロディーテが最後に呟いていた名前も彼の名だった。妻の死についてあまり気にしていないような素振りでもあるけど、わざわざ言及したってことは、やはり思うところもあるのだろう。
彼らは「機械だから」「神だから」と線引きしがちだし、実際に機械らしい合理性や非人間性を発露することの方が多いせいで、自らの感情に鈍く無自覚になりやすいようにも見える。
神々自身も、神々に翻弄されたカイニスやイアソンも、度々彼らは「神が人間っぽく見えるのは“気のせい”だ」という言い方をするけど、個人的にはそうとも思い辛いな~。
アトランティスでもオリオンやアポロンが似たような話をしてなかったっけ? あれはまたちょっと違う話だったか。





三人目の使徒






そして……!
ついに対面、千子村正……!

ヘファイストスとの交流の件は知っていたけど、まさかこのタイミングでカルデアと顔を合わせることになるとは。
コヤンスカヤが使徒の一角のように振る舞っていた件といい、彼の存在は秘密中の秘密なのかと思っていたが……その時期は既に過ぎた、ということなんだろうか?
それとも今回の件は、村正達にとっても想定外の出会い……?







村正が『異星の神』側の立場だということは、アトランティスの時点で既に発覚していた。
気になっていた武蔵ちゃんの反応だが……案の定、どこまでも冷静さを保っている。知り合い相手でも、情に流されることのない強いオンナだ。そういうところ凄く好き(※唐突な告白)。

ラスベガスで水着でヒャッホーしてた頃は、「お爺ちゃん」とメールのやりとりをしていたようだったけど……あのあたりの設定って、どうなってたんだろう?
FGOイベント 見参!ラスベガス御前試合 プレイ日記07 エリエリ☆大作戦」の時のヤツ。
トンチキイベント時空なので、まぁあまり気にする必要はないかもしれないが……。







村正は村正で、即戦闘という雰囲気でもない。
仕事として、サーヴァントとしては『異星の神』側に立ち、人理の敵になることを受け入れているようではあったが……さしあたり、現時点では中立状態?
「今この刹那、儂はしがない刀鍛冶だ」と語る彼は、下総での記憶の一切を保持はしていなようだったが、人格的にはあの頃とそう変わらないようにも見える。
単純に言えば、悪い人じゃなさそうな気がする。









では『協力者』の正体はヘファイストス、もしくは村正だったのかというと、ちょっと違う。
多くの技術を破神同盟に提供し、影ながら支援し続けてきた強力な味方の正体は……彼女、神妃エウロペだった。
なんとなく予想できた範囲でもあるが、やはり驚きでもある。
神の妃で(省略)ドドーナ神託会議の司会を務めつつスパイも兼任とか、立場的に危険ってレベルじゃねぇもん。
双子神にバレたらヤッバイっすよ。マジで。