FGOイベント サーヴァント・サマーキャンプ! プレイ日記09 それぞれの悪夢



スパPのエイプリルツイッター姿、久しぶりではあるけどそこまで古い記憶でもない……と思っていたら、もう五年くらい前の出来事だったと知ってビックリ。
確かUBW放送直前くらいの時期……いや、1クールと2クール目の間のタイミングだったか?
そもそもFGOも配信開始前だったかな……。UBWのCMで新情報が出る度にぐだぐだオーダーが頑張っていた懐かしい時期。

エイプリルフールのツイッターネタは二回あったけど、個人的には初回の方が内容的にも面子的にも好きだったな。
最近はFGOで忙しいのだろうけど、またあんな形のタイプムーンオールキャラ系のネタ企画も見たい。
月姫リメイクはもちろんだけど……あの……できれば、まほよも……。



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※本記事ではサーヴァントの真名を表記しています





スマイリングホテルの恐怖

陰陽太極図






ホテルの地下プールにて、選択肢によって大きく行動が変わるイベントが再び発生。
こんな場所に陰陽の太極図が飾られているとか、怪しすぎて罠にすら思えてくる……。

「不老不死の研究のため、古今東西の魔術から科学までアプローチしまくった」みたいなことが各ファイルや日記にも書かれていたし、陰陽もその内の一つだったんだろうか。
幽霊マンションの件に続き、どうしても空の境界を連想してしまいやすいけど、太極図自体は色々なエンタメ作品に登場するシンボルだ。
そういえばビデオテープと同時に拾ったバス停プレートにも、『●莱』という文字が書かれていたっけ。ふむ……。

哪吒が居てくれたら、また独自の見解や解説に期待できたかもしれないが、今のところ特異点内では出会っていない。
項羽や始皇帝もレイシフト不参加組だったし、この特異点は虞美人以外の中国関係者は入れない仕様?
……って、蘭陵王が思いっきり居るか。ふーやーちゃんも元気にしてたし。





失敗の記録






ホテル内の探索を続けていると、住民が留守にしている部屋で怪しげな手帳を発見。
あ、明らかにフラグ……! 触った途端に何かのスイッチが入るやつ!
嫌な予感しかしないが確認しないワケにもいかず、内容を確かめる。幽霊マンションや民家で発見したのはその土地にかつて住んでいた者の日記だったが、今回はまたちょっと違う感じだ。
「西へ」「マルコ・ポーロが記した黄金の国」「金」「神」……。ところどころ発狂の気配もあって文章は乱れているものの、書き手が訴えたいことは大体わかる。
そしてこの文章を書いた人物も予想自体は容易だが、明らかな矛盾も存在した。





狂った男たち






紫式部も違和感を訴え、疑問を抱えながらも部屋を出ようとしたところで……フラグ成立。
やっぱりな! 知ってた!! そうなるだろうと思ってた!!

もちろん敵は彼だけで終わらず、もう一人の不審人物スパルタクスPも“追いかける側”に加わった。
ヤベー顔の二人にホテル中を追いかけまわされる。捕まったらバッドエンド確定!
……と、状況的にはスリラーサスペンスなのだが、相手がレジライ&スパPというあたり、純粋な恐怖はあまり沸いてこないかな……。
狂ったオッサンたちに追いかけまわされるのはそりゃ怖いは怖いけど、構図的にはシュールさの方が際立つ。









だがさすがにウィリアム・テルの件は、変な笑いも引っ込んだ。
『辿り着けなかった』レジライも『隷属を選んだ』スパPも、彼らの尊厳破壊にも近い酷すぎる境遇だが、絵面故にユニークさが勝っていた。
全員が全員正気には思えないし、そもそも夢の中なので真面目に捉える必要もなさそうではあるのだが……「わしは戻るんだ。誇れる親父に……」と虚ろな様子で笑うウィリアム・テルの姿は、見ていてフッツーにスッゲー辛かった。
ひ、酷ェ……。酷すぎる……。
彼と共にバレンタインや幕間を乗り越えてきたプレイヤーの心までもグチャグチャに踏みにじっていくじゃん。









(知ってた……)





悪夢の終わり

踏みにじられた心




やっぱりアレがやりたかっただけなんだろ!?
ギャグなんだがシリアスなんだがわからねぇが……ともかく許せねぇ!
バトルだ!!

予想通りの一枚絵(シャイニン●パロ)といいスマイリングからのプロデューサーといい、ネタはこれでもかってくらい詰まりまくっている状況ではあるのだけど、『彼らにとっての悪夢』を突きつけられる姿ってのはリアルに考えると本当にエグいよなぁ。
その重さと苦しさを、レジライとスパPが言動のユニークさで和らげてくれているのだという見方も出来る。







ファントムや藤乃と同じく『ホラー側』に配役されつつ、自由も喜びもなくただただ苦しめられていた彼ら。
それでも退去寸前に主人公が言葉をかけたことで、最後に少しだけ救われたような気がした。悪夢から体だけでなく心も解放することができた、ように見えた。
このあたり、本来の彼らと主人公の関係性や信頼の強さが伺えて胸が熱くなる。短いしシンプルではあるけど、すごく良いシーンだった。









そしてウィリアム・テルは、退去前に理解できたいくつかのことを教えてくれた。
恐怖、死、殺戮の蒐集。いよいよ強まる矛盾螺旋感。
更にストレートに重要なのが、敵について「ヤバい連中」と複数人を指していた件。
ひとつの陣営が複数人で構成されている……というより、陣営自体が複数あると考えた方が近いような気もする。現時点で敵っぽいアビーとキアラが、互いに協力関係を結んでいると思い難い。





物語も終盤の気配




何にせよ悪霊憑きホテル(の夢)は解決できた。ついでのようにパイセンが勝手に死んだりしつつも、夢の時間は終わっていく。
共に探索した仲間がひとりまたひとりと目覚めて消えていく中で、マシュが「現実よりも安心できていた」と語っていたのが印象的だった。

……やっぱり、そういうことなんだろうか?
イベントシナリオも五節になって、ネタバレ解禁の雰囲気が高まってきたのかな。
そろそろバラし? には、さすがにまだちょっと早いか??







全員が目覚めて消えたあと、なぜか一人だけホテルに残っている殺生院リリィ。
ホテルの探索中も比較的協力してくれた彼女だったが……ここに来て、いよいよ怪しさが噴出してきた。
ウィリアム・テルが語ってくれたことが、彼女の記憶を呼び覚ますスイッチになっていたのだろうか?
『主人公達がある程度の情報に辿り着く』のがトリガーだった、という方が近いのかな。

何にせよ、そろそろ大きな動きがありそうな予感。
ホラー映画のVSものか……。
ヤベェ女にヤベェ女をぶつける時が、マジでやってきたのかもしれない。