FGOイベント サーヴァント・サマーキャンプ! 延長戦02(完) 夏の終わり



延長戦、最終回!

今年はホラーだったりキャンプだったり、「いつもと違う夏」って感じが楽しいイベントだった。
ハチャメチャでアッパーテンションなのも楽しいけど、こういうのも好きだな。もっとも何度も使えるネタではないとも思うので、あくまでも今年だけのパターンだろう。
来年はどんなサマーバカンスが催されるのか、今から楽しみ。無人島にも行ったしレースもしたしハワイやラスベガスにも行ったしキャンプもしたし……あとは何か残っているだろう。花火とか? 水着鯖の再臨のひとつに浴衣とかイイよね。



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※本記事ではサーヴァントの真名を表記しています





北欧カップルの隠し事

妻の自白




本編完結後の『続編バトル』をクリアすることで解放されたシナリオのひとつ、『ただ、ひと夏の……』の主役となるのはブリュンヒルデ。
特異点から帰還後のノウムカルデアにて、彼女は人目から隠れるように主人公に接触を取った。
紫式部が司書を務める地下図書館の奥にまで入り込み……彼女は言い辛そうに、それでも話さねばならないと決意を固め、「この夏、ずっと隠してきたこと」について語り始めた。

特異点では主人公ではなく、徐福扮する【主人公】と主に行動していたシグルド組。
エミヤ組で虞美人が何度も死んだように、シグルド組の側でも犠牲は出ていた。
第二の謎とも呼べるような殺人(未遂)。虞美人「ではない人物」ばかりを狙った連続事件、その犯人は……。









し……知ってた……ッッ!!!





夫の自供





全部知ってた……と言おうとしたけど、ルーンを特殊な形で行使していた点までは知らなかった。
てっきりいつもの殺伐夫婦漫才かと思っていたら、事態は我々が認識していた以上に深刻だったようだ。
ギャグじゃなかったのかよ……!?
逆に予想外。

ある意味、綺麗に騙されたとも言える。まさか毎日毎晩やらかしていたとは。
そしてシグルド達の側に『誤魔化す』意図があったのも意外だった。確かに思えば、マンションでブリュンヒルデの犯行を隠してるのはやや不自然でもあった……。
いつものシグルドとブリュンヒルデなら、「またやってしまいました」「気にするな」で終わりそうなところを、わざわざ血まみれの手を拭いてヘッタクソに誤魔化そうとしていたっけ。
あの微かな違和感さえも、ちゃんと理由があったワケだ。









夏の合間、楽しそうに二人過ごしている様は奇跡的だなぁと思いつつハイパーバカップルだなぁと微笑ましさ半分・呆れ半分で眺めていたが……その“奇跡”のために、シグルドとブリュンヒルデは文字通り死に物狂いだったんだな。
マスターに真実を伏せることを罪と認識した上で、「平穏の日々を、再び、寄り添って過ごしたい」という期間限定の夢のために、シグルドも全力で応えたわけだ。
……何も言えねぇよ。組織的に報連相抜きだった点は責めるべきだろうし、シグルド達もそれを覚悟しているのはわかっているけど、やっぱ何も言えねぇ……。







シグルドの格好良さは前々から十分わかっていたつもりだったけど……こんなん、ブリュンヒルデじゃなくても惚れ直す。
男として、夫として、人間として、格好良すぎるだろう!?

見守るワルキューレたちも可愛かったし、夫婦のエピローグとしてどこか物悲しくありつつも美しかったし、とても良いオマケだった。
そしてこのイベントクリア後に解放される水着ブリュンヒルデのマテリアルがさぁ……もうさァ……最高以外、何も言えなくない……?
ひとときの幸せな時間をブリュンヒルデが味わえたことが心の底から嬉しくて、いつもの姿のブリュンヒルデが切なくて愛おしくて、全部を受け止めるシグルドがイケメンすぎて……ちょっとじゃないくらい俺は泣く。







この夏の二人は間違いなく『バカップル』であり、虞美人やキアラにイラッ☆とされても仕方ない程度には終始ラブラブイチャイチャしていた。
いつまでやっとんねん(笑)的な笑いも生まれてはいたが……全てを知ってしまった今、儂はもう笑えないしツッコめない。号泣しつつスタンディングオベーションするしかない。
これからもいくらでもバカップルしてほしい。ワイが許す。





夏の思い出

幽霊との一日






楽しくて騒々しくてたまに怖くて、それでもやっぱり凄く楽しかった夏。
その終わりを締めくくるのは、彼女とのエピソードだった。

登場するのは「プレイ日記07 踊って歌って大決戦」以来。
黒幕について警告してくれた後、確かに彼女は「落ち着いたらまた会いに行きますね」と言っていた。
てっきり全て終えた後のカルデア帰還についての話だったのかと思いきや……特異点の中の“少女幽霊”としての彼女と、もう一度再会することになるとは。嬉しい驚きだった。









“幽霊”のような、“幽霊”ではないような……ちょっと曖昧で不思議な存在になっているように見える、『浅上藤乃』。
そんな彼女と主人公は、夏の最後を共に楽しむために一日を過ごす。

そうめんを一緒に作って食べたり、昼寝をしたり、スイカを食べたり……。
それはレジャーやイベントからは程遠い、日本の田舎の夏のような「普通」な過ごし方だった。
暑い夏の空の下、太陽が眩い分、日陰はより暗く涼しく感じられる。そんなちょっと暗い場所で、静かで穏やかなお姉さんと過ごす時間は、甘くて心地よくてどこかダルい。
夏休みではしゃいだ疲れが出てきて、それを最後にゆっくり癒やしているような……なんとも言えない居心地の良さと収まりの良さを感じた。





秋の虫がなく頃に








白昼夢のような“幽霊との時間”は、ふと終わる。
これもまたJホラーならではの空気。
楽しかったような怖かったような後味が、なんとも趣深いなぁ。
今回のイベントを締めくくるものとして、雰囲気も内容もピッタリの素晴らしいエピローグだった。

……もちろんそのあと、マテリアルで選択肢回収をして情緒をぶち壊すぞ!
ねじられエンドもひとつの結末!
あっちはあっちで、Jホラーのエンディングとしてそれっぽい。
バッドエンド・ノーマルエンド・グッドエンド・トゥルーエンドの四種類を用意されているとか豪華すぎぜ。
「姉さん」呼びがトゥルーエンド(※個人の意見)。