FGO第二部 Lostbelt No.6 プレイ日記16 覆される予言



第二部第六章前半パート最終回……ではあるのだけど、物語的にはフツーに後半に地続きなので最終回感はない。
ただ、間違いなく超盛り上がるクライマックスのひとつではある。今回の章はクライマックスが何回も用意されているので、自分でも何を言っているのかよくわからなくなるが……。
まだまだ物語の終わりはおろか、全容すら見えていない。登場人物すら出揃っていないんじゃないだろうか?





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※本記事では1.5部サーヴァントの真名を表記しています



ノリッジの厄災

愚かな問いかけ




ノリッジでの最初の夜、いつかのように出立前のオベロンと二人だけで会話をする機会があった。
オベロンはともかく主人公を心配してくれている。脅すような試すようなことも言うけど、全ては主人公のメンタルを想いやっているからこそだろう。
しかし……「今までのマシュは『予言の子』以上の役割を持っていなかった」と言われてしまうと、それは違う気がするなぁ。
今までの、カルデアのマシュだって、ありえないほどの重責と苦しさを背負っていた。種類が少し違うだけで、比べられるようなものではないと思う。







マシュについて詳しく知らないオベロンならばそう考えてしまっても当然なので、責めるつもりなんてないけど……ともかく全部愚問だね!
マシュはどんな時でも頑張っているし、どんな状態になったって可愛い後輩に変わりはない!
最後にこの俺の横におればよい!!





海からの厄災






翌朝、ついに『厄災』が始まった。上空の暗雲から何かが振ってくる……のではなく、海から? 海からやってくる大量の妖精捕食型モースが、今回の厄災なのか?
妖精には触ることができないモースが相手というだけでも厄介なのは間違いないけど、何よりも数が多すぎる。しかもノリッジの妖精が取り込まれていけば倍々ドンドンでネズミ算。
「『予言の子』が『厄災』を払う」のが具体的にどんな行為なのかはわからないまま、ガムシャラに目の前の敵と戦うしかないのもどこか不穏ではあったが……更なる絶望が待っていた。









海からやってきた“何か”。
“何か”としか言いようがないわけのわからないものだが、第一節開始直後に登場した絵画(?)の中央に描かれてたヤツに似ているような気がする。あっちの絵画の方が太ましいメタボ体型だったけど。

そんな“何か”を仲間たちは呆然と眺めていて、その中のアルトリアの心情が、ここで描写された。
心の中までも卑屈で後ろ向きで、それでも頑張らないとと勇気とやる気を振り絞り続けていたアルトリアは……ここで、あと一歩で折れてしまうところだった。むしろ既に半分折れてしまってないか?と、そんな場合でもないけど彼女が心配になってしまう。





予言がくつがえる時






そんな絶望的な状況下、アルトリアを置き去りにして始まったのは、信じられないような超胸熱の大逆転展開。
何も事態は好転していないのに主人公もダヴィンチちゃんも生き生きしていて、オベロンすら付いていけないほど怖いものなしな前向きテンションで、彼らは死地へと飛び込んでいく。
読んでるこっちもわけがわからないまま楽しくて嬉しくて、それでもどうしてもアルトリアのことが気になってしまう。だけどやっぱり楽しさと嬉しさを我慢しきれないのが後ろめたいけどワクワクしてしまって……ともかく、変なテンションだった。
要するに! 物語に夢中!!







ここで再び視点は一時マシュ側へと戻る。その演出がニクい……ッ!
記憶を失ったままのマシュの目から『主人公』たちが描かれて、通常ならば選択肢でしか意志を示さない主人公が「台詞」を叫んだ瞬間、何もかもフッ飛んじゃったよ……。

今まで貯まったフラストレーション、不安や不穏や悲しい出来事、全部が一気に浄化されていく。
マシュが一瞬で『マシュ』に戻るのも、あんなに迷い続けていたマシュの問題がスッと前へと進み始めるのも、完全に完璧なタイミング。
この瞬間の熱量が全ての根拠と説得力になってた。







……長かったなぁ。第二部第一章から……いや、序から? もっと前からと言うべき?
ともかく、『マシュの物語』は正直長~く停滞していた。第一部が終わった時点で彼女の役割は一度気持ちいい形で終わってしまっていたので、どうしても“その後”は続編故のsage展開というか、彼女にとって楽しくも心地よくもない状態が物語の構成上は続かざるを得なかった。

第二部は異聞帯切除という主軸自体が悲しく辛いもので、悩めるマシュと併せて暗い気持ちになる日々がどうしても長く続いた。
そうして着々と溜まってきた重く苦しい何かが……マシュが覚醒したこの瞬間、全てとは言わないが、多くが晴れた。少なくとも大きく前に進むことができたとは、強く思えた。





救われた街

『水鏡』による別れ






戦闘後に笑いあえて、くだらないやりとりを交えたりして、ようやく余計な緊張が抜けていく。
不安になっていたアルトリアとマシュの軋轢も、幸いさほど起きなかった……と思っていいのか?
とりあえず、ちょっと安心してもいい? メインヒロインと章ヒロインが周囲のせいで対立せざるを得なくなるとか、見てるこっちが胃が痛くなるので本当にやめてね??
よし、とりあえず今は安心しておこう!
マシュも戻ってきたし皆仲良し! やったぜ!!

……と思ってたのに、衝撃展開はまだ終わらない。
うそ~ん……。もうちょっと、マシュとの再会を素直に喜ばせてくれよ……。
いっぱい話とかしたいし仲間も紹介したいし、やりたいことがメチャクチャあるっつーの……。







ハベトロットがこちらの仲間(?)になってくれたのはありがたいけど、マシュの今後以外にも不安なことは色々。
「そういう風に誘導された?」って台詞が怖すぎる。せっかく晴れたモヤモヤを再度展開するのはやめてくれないか? スパイはお腹いっぱいですよ。

……あと、やっぱりアルトリアのことも心配ではあるよなぁ。
マシュとのほのぼのシーンやアルトリアお馴染みの卑屈半泣きタイムで爽やかに解決したようにも見えるけど、実際にはそんなに簡単に終わる話でもなくないか? アルトリア、大丈夫か?
ノリッジの住民は『予言の子』に感謝しまくりで大喜びだけど、その感情ってアルトリアじゃなくてマシュへ向けたものなんじゃないか……とか考え始めると不安で気持ち悪い。うぐぐ……。





いよいよ本丸へ






勢いに乗ってスプリガンと直接対面。色々と話を聞いていた時は悪知恵の働くクソ野郎って印象でしかなかったけど、実際に会ってみるとまた少しイメージが変わった。
マシュの扱いには失敗したようだったので勝手に小物だと思い込んでいたけど、アルトリアへの対応もモルガンとのバランスの取り方も想像以上に巧い。イヤな奴であることに変わりはないが、あまり舐めない方が良さそうだ。

そんなスプリガン、更にガウェインを間に挟み、次に目指すは女王陛下との対面。
ついに大ボスとの面会の時か……。中盤くらいにやっぱり一度は顔を合わせておくのがボスの礼儀だよね。

ってか、ここまでのパートって前半どころか序盤でしかないよな?
序破急三部作なら序程度のボリュームだったんだよな?
……これから先がどうなっていくのか想像すらできなくて途方に暮れるぜ~~~!!