FGOイベント ぐだぐだ新邪馬台国 プレイ日記06 狂人は黒に染まる



利休を見ていると、声優さんも相まってサクラ大戦Vを思い出す……。
そろそろ移植してくれねぇかな、サクラシリーズ。
さすがにPS2ドリキャスを引っ張り出すのも辛くなってきた。スクショできる環境でプレイ日記書きてぇ~。



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※本記事ではサーヴァントの真名を表記しています





裏切り&裏切り

三成最高潮






カルデアから呼び出した茶々を含め、秀頼復活のために必要な生贄は集まった。
これで儀式は完成! 三成さん大勝利!! ……みたく調子に乗ってる感が強すぎて、負けそうな気しかしねぇ~!!
関ヶ原での逆転勝利以降、三成ってばハシャぎすぎじゃね?
このあと“落とす”ために無暗にアガっているようにしか見えず、読者目線では笑い半分心配半分。

シュシャのことも「よく知らんけど贄に良いらしい」程度にしか把握していないっぽいし……。
マジかよ、適当すぎるだろ。全部知っていたうえで悪を貫いていたのなら、それはそれでブッ飛んでて格好いいんだけどな。
まぁ茶々を生贄として犠牲にしようとしていただけでも良い度胸っちゃー良い度胸。
煽りもキッツいぜ! 豊臣の疫病神呼ばわりとか、一番イヤなとこ突いてくる!
俺らの茶々にその物言い、謝っても許さないラインギリギリやぞ。







転がり落ちる男






案の定、早くも状況は引っ繰り返される。
山南の暗号を受けた新選組が大活躍!
ヒドいことを言われた茶々も動じた様子無く、堂々と煽り返す余裕を見せる。ヒューッ、みんな格好いいぜ!

そして三成目線だとなかなかピンチ。
まずい、まずいぞ三成! ここからどうする!?











あっダメそう!!!
よ、よりによって「私をたばかったのか!」はダサすぎ。斎藤にもツッコまれてたけど、マジでどの口が言ってるんだってカンジ。
散々裏切りを促しておいて、自分が裏切られると慌てだすとか悪役として情けなさすぎるだろ。利休に嘲笑われても仕方ないくらいには、まぁマジでダサい。

とはいえ、利休もちょっと言いすぎじゃないか? 商人としてフラットな立場だったとはいえ、一度は味方に立ってやった相手なんだからさぁ。もうちょい手心を……。
……とも思っていたが、利休の反応はなんというか、想像以上に重く暗い喜びに満ちている。
ひょっとして利休は最初からこの時のため、『三成を貶める瞬間』のために動いていたのか……?







千利休の目的

駒姫らの惨劇






切腹の折、最期まで秀吉と三成を呪っていた千利休
そしてここに来て明かされた、彼女のもうひとつの貌……もとい、最初から見せていた顔。

面影が多少異なるにしても、せめて三成だけはもうちょっと早く気付くべきだったわなぁ。
……いや、でも、生前に駒姫と直接面識ってあったのか?
まぁ無かったとしても、こればかりはフォローしにくい。何を言っても後付けの言い訳にしかならない。











どうやら三成は、駒姫らの処遇については生前も反対していたらしい。
結局は秀吉の考えを変えるに至らず、彼もまた「仕方ない」と受け入れたようでもあるが……。

……現代の視点はもちろん、三成をはじめとする当時の人々の目線からもドン引きな所業だったわけで、その重さと深さには言葉を失う。
サ、サル……。実装、できる? こんな空気で実装できるのか?
さすがにちょっと厳しい感じになってきてないか……?







迷い子の正体






境界の地で彷徨う弱い魂たちを己に取り込み捏ね上げて、『黒』を作り出した千利休。度々彼女が見せていた不気味な能力も、その異常な霊基の圧や質量も、そこに起因していたわけだ。
駒姫とも混ざっているしその他大勢も混ざりまくっているともなると、もはや千利休としての自我も怪しくなるのが普通だろうに、元気にバーサーカーして復讐劇しているあたりスゲーよ。やっぱ茶人ってヤベーわ。

三成が皆に裏切られたせいで儀式は中断かと思いきや、千利休手動であっさり再開。
おいおい、シレッとシュシャが取り込まれてるじゃん!? 何やってんの新選組!!











そんな最悪のタイミングで、ついにシュシャの正体が明かされる。
予想はしていたが、やはりそうだったか……。名前もそうだが、髪の色もそんな感じだったもんなぁ。

三成のみならず茶々さえもすぐには見抜けなかったようだが、本来もっと幼い時分に亡くなってしまった息子が、境界の地で少年に成長してしまっていたわけで、簡単に気付けなかったのも仕方は無いだろう。
利休曰く、祖獣を復活させる生贄は、本来なんでもいいのだという。「シュシャこそが生贄に相応しい」なんて語っていたこともあったが、適当な嘘でしかなかったのだろうな。
そうわかったうえで以前の会話を読み直してみると、利休の台詞の全てに意味深な雰囲気が漂っているようにも読めて、改めてゾッとする。
味方面している裏で、ずーっと嘲笑っていたのかもな……。「そろそろ気付くか? いや石田様は気付けないのでしょうね(笑)」って内心ずっと思ってそう。ドンマイ三成。







狂った復讐者




「一番こたえるから」というあんまりな理由で幼子を犠牲にする鬼畜の業。全ては三成を、茶々を……いや、秀吉を貶めるため。
どこまでも暗く黒くおぞましい『復讐』だ。同情の余地は確かにあるけど理解はし辛い、狂った思想と方法だ。

だが……これはこれで、見事。歪んでいるけど真っ直ぐで、暗いけど鮮やかにすら感じる。
利休の復讐、そして狂気、個人的にはとても興味深くて面白い。被害者という側面もある以上、立ち位置的に『悪』とは断じ辛いが、さしあたり主人公とは対立する『敵』としてはとても魅力的だと思う。
前向きな狂い方というかブッ飛び方が清々しいというか、ともかくなんだか“格好いい”とすら感じる。エグコワ狂人格好いい。









まぁ、だからといって、利休の行いを最後まで見逃すわけにもいかないだろう。
そもそも三成はともかく、茶々を貶めた時点でNO! 俺ぁ茶々を傷つける奴は許せねぇんだよ!!

ここからの逆転をノッブたちには期待してしまうが、正直状況が極まりすぎて改善方法が思いつかない。
こんな空気から辿り着けるハッピーエンドがあるんですか……?
利休、説得できる? 会話通じる?