Lostbelt No.7 前編感想



第二部第七章開幕!!

ただし前編のみ、という六章以来の特殊措置!
ゆっくり楽しめてありがたいような、ボリュームがわからなくて困るような……!
どちらにせよ近いうちに年末・年始で正月PUも始まるため、忙しいことに変わりはない。
七章関連の誰かが実装PUされるのか? それとも完全新規キャラPUか? うーん、私の予想は完全新規!
クリスマス開幕の七章から年始にかけて、なんかお祭り騒ぎって感じで浮き足立っちゃうな。そわそわ、ワクワク。



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※本記事ではサーヴァントの真名を表記しています





感想




『前編感想』ということで、今回は前編パート(10節まで)の簡単な総括感想を書いていく。
まず言いたいのは……「まだまだ足りない」ってこと。もちろん面白かったけど、ボリューム的にも盛り上がり的にもまだまだ物足りない。もっと欲しい!
とはいえ、後編が来れば確実に満ち足りるだろうとわかっているので、これは不満ってわけでもない。
むしろ先に期待が高まっているからこその飢餓感、ワクテカが止まらないゆえのもどかしさとでも呼ぶべきか。









前編パート、それだけでも色々なことが起きたけれど、最も大きなイベントはU-オルガマリーの仲間入り(※期間限定)だろう。
この流れには、素直に「やられた……!」と唸らされた。
オルガマリー個人については遥か昔、炎上冬木でのごくごく短い期間での交流しか無くて、それだけでも十分に胸に残りはしたけれど、やはり印象としてはそこまで強くはなかった。
主人公とマシュにとっては大きな傷ではあったけど、我々プレイヤー兼読者にとっては、そこまでの思い入れを感じるほどのキャラクターとして立ち切っていなかった。だからこそ、地球大統領としての大復活についても、作中の表現や扱いと少しだけ“ズレ”を感じていた部分もあったと思う。

その“ズレ”を直す……作中の人物の感覚に読者の感情を近づけるための、今回の『同行期間』。これが見事に効いている。
U-オルガマリーという人物を丁寧に掘り下げていってくれて、当たり前のように読者が好感を持つように描いてくれて、おかげで“ズレ”の多くは解消された。
しかも、U-オルガマリーの同行はまだ終わっていない。七章後編にて、更に掘り下げられる余地がまだ残っているとなれば、期待せずにはいられない。
U-オルガマリーのことをもっと知りたい! もっと好きになりたい! そして、もっともっと「救いたい!」という主人公やマシュの気持ちと同調していきたい。
彼女の最後が救いなのか傷になるのかはまだわからないけど、最高の状態でソレを味わいたいと心から思う。楽しみだなぁ。









U-オルガマリーを語るうえで、そして新キャラテペウを語るうえでも欠かせないのが、前編の中盤で起きたひとつの喪失。泣き虫マリーンの件。
彼に関しても……とても、よかった。
件の七節までは、正直かなりまったりとして穏やかな道中でもあって、密林探検をしたりサッカでふざけたりしている時間が意外と多い中で、マリーンの存在は際立っていた。
U-オルガマリーやテペウともどんどん距離を縮めていくさまが微笑ましくて、読者的にはネモの安否不明だったこともあって、唯一のネモとの繋がりとも呼べる存在が生き生きと元気に健やかに過ごしてくれる様は心の癒しですらあった。
そんな彼が、あんなにもあっさりと……。喪失は一瞬で、何もかもあっという間に終わってしまって、振り返る時間さえもさほど与えられはしなかった。
それでもオルガマリーの中には確かな傷として残ってくれて、テペウの中にも何かを残した。それは直後だけでなく、しばらく経った後にも描かれていた。
ひょっとしなくても、七章後半の展開にも繋がってくるのではないかと思う。それくらい印象的で大きくて、意味のある喪失だったように感じた。
ちなみにワイはマシュ単騎で挑んだぞ。良い選択をしたと自分では思う。









それ以外にも印象的な場面を上げると、どうしても件の七節周辺に集中してしまうのだが……あの、『仲間皆殺し事件(嘘)』もまた、とても衝撃的だった。
そろそろ何か起きても不思議ではない、覚悟を決めねばならないと思っていただけに、光景はショッキングだったけどそれでも一度は受け入れた。
そして、真実を知らされて心の底から安心した。冒頭パートからメチャクチャ怖かった『新所長の胸元で光った何か』の真相とか、ズコーッとなったけど許す! でも超怖かったからな、あれ!!
復帰したムニエルの口から明かされた、一連の言葉も良かったなぁ……。第二部だけでなく、第一部から続くカルデア職員との関係だとか親愛だとかが、改めて浮き彫りになる場面だった。









ネモの件も同じく「ダメかと受け入れかけた、でも大丈夫だった」パターンだったのに安心させられたが……ネモのことも、それこそカルデアの仲間たちのことも、まだ“落とす前に一度上げた”だけなのかもって疑念がぬぐえない。
マリーンの喪失もあったし、まだまだ何かを失う可能性はあるような気もするんだよな……。
それがネモやダヴィンチのような身近な仲間なのか、テペウのような新しい友人なのかはまだわからないけど、何が起きてもおかしくないとだけ腹は括っておこう。
なんにせよ、テペウの今後はめちゃくちゃ気になる。









戦闘の難易度は、まだ前編だってこともあってさほどではなかったようにも思うが……ギミック系が多いのは厄介だった。
ギミックを理解しないことには霊脈石が何個あろうとほぼ無意味なタイプのボス戦がまぁまぁの頻度で起きる、というか全ボス戦がそんな感じだったのはなぁ。イベントでのいわゆる高難易度枠を、頻繁にやらされているような気分で、ちょっと食傷気味。
たまには素直に殴って倒すだけのボスと戦いたい、なんて密かに思ったりもした。









果たして後半はいつ開幕するのか。
なんとなく一月中にはフツーに来そうな気もしているが、何にせよ楽しみだ。
今回は感想を「前編感想」として一回でまとめてしまったけど、後編はもうちょっと細かく感想を書いていくかもしれない……し、やっぱり「後編感想」として一回で終わらせてしまうかもしれない。
正直、前編の段階だとまだまだ物語は“序”。ここから絶対にメチャクチャ盛り上がってくるのはわかりきっているが、具体的には何も読めないしわからないので、やっぱり素直に楽しみにすることくらいしかできない。
早く……読みてェ~……!