FGOイベント ぐだぐだ帝都聖杯奇譚 プレイ日記12(完) そしてぐだぐだな日常へ





帝都聖杯奇譚感想、最終回!

シナリオとキャラクターが魅力的な、良いイベントだった。
難易度は少し高めではあったが、第一部クリア前提である以上は仕方が無かったのかな。

ミッション形式は個人的には楽しくてわりと好きではあるけれど、「配布サーヴァントのレベル&宝具レベル上げ」は、もう少しスムーズなほうが良いのでは、とも思う。
せっかくの配布鯖の全力特攻威力を味わえるのが、イベント後半・終盤になってから……というのは、ちょっと勿体ないし惜しくも感じる。

とはいえ、この件についてはイベントそのものというより、システムに対する印象だ。
イベントそのものは、ボリュームも内容も、やはりとても良かったと私は思う。
 

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ランス6 プレイ日記003 良い夢見ろよ





ランス6といえば、玉集め。
周回プレイする際には賛否両論とよく聞くが、個人的にはチマチマ進める感じはキライじゃない。
マップをちょこちょこ埋めたり玉をセコセコ集めたり、たまには楽しい。常にやりたいというほどではない。

6での拠点イベントがどういったタイミングで消化できるのか、消化する前に消滅してしまうのか、ハッキリと把握はしていない。
適切な方針でプレイを進めることができず、チンタラ効率の悪い遊び方をしてしまうかもしれない。
……が、まぁええやろ!
とりあえず、しばらくは好きなように遊んでいこう。


※シリーズ最新作等のネタバレを含む可能性があります














謎の大男と共闘したのち、再び出現した合成魔獣を倒すと、またも新しいキャラクターが現れた。
男ばっかりじゃねぇか……どうなってんだ……と言いたいが、おそらくここは男性専用の奴隷観察場なのだろうし、仕方がない。
そういえば別の部屋に、被害(意味深)に合っているっぽいモブが居たっけ……。
ヒエ~、恐ろしい土地じゃ。はよ帰りたい。

ホモはさておき、現れた新たな男の名はアベルト。
ランスの強さを見込んで、「話がある」などと言い出す。
う~ん……胡散臭さ百億万点。














女不足で発狂寸前のランスの元へ、アベルトは再び現れた。
いちいちタイミングが良すぎるのも怪しい……ってのは、さすがに難癖か? 難癖かもしれない。

アベルトは、レジスタンス“アイスフレーム”ブルー隊隊長、と名乗った。
レジスタンス活動と並行して人材のスカウトもしており、今回はランスに目をつけたらしい。














レジスタンス云々はさておき、奴隷観察場の脱出方法を教えてくれる……というのは大きな魅力。
更にランスの嗜好を見抜き、「ご褒美の女性」まで用意してくれるという。
さすがに速攻で飛びつくほどランスは短絡的ではないけれど、条件的にはかなり良い。














アベルト自身の胡散臭さ、そしてレジスタンスというものへの興味の無さ。
ランスなりに色々と考えた結果、さしあたり“利用”してみることにした。
ここで内心、「つまらない連中なら皆殺しするか」とアッサリサックリ考えてしまうあたり、やはりこの頃のランスはわりと危険人物。

ともあれ、ここで無事アベルトが仲間に加入した。
パーティーメンバーがひとり増えたというだけで、戦力的にはグッと楽になる。
強敵アイコンを消化するならば、これ以降のタイミングが良いだろう。

ランスの「戦略的撤退」で即逃げてしまっても、マップ自体は埋めることができる。
アベルト加入後~観察場脱出間しか埋められないマスも存在するため、その点は要注意。











さて、問題はここからだ。
マップ埋めは最優先事項だが、次に悩みどころなのが「ビューティフルドリーマー」をここで消化してしまうか否か、だ。

う~ん……全然憶えていないけれど、状況的にあのイベントは観察場限定……なんだっけ……?
う~んう~ん、自信がない。
というわけで、ここは素直に「ビューティフルドリーマー」を消化してからストーリーを進めることにした。
パーティーも三人揃って安定したことだし、なんとかなるだろう。
サクッと済ませてしまおう。














まずは猿玉ひとつ消費。
ミカンの特別サービスで、ちょっと強くなった。
同情ヅラには腹が立つが、攻撃力アップというのは嬉しい。
具体的にどれくらい上がったのかは知らない。

ランクエでのモルルンの際は生に悲観してタヒにかけたランスだが、奴隷観察場ではそれなりに余裕なようにも見える。
やはり呪いで定まってしまうのと、ワンチャン可能性があるのとでは、捉え方も異なるのかな。














さて、問題はここから先だ。
猿玉を3個集めなければ、「ビューティフルドリーマー」は選択できない。

奴隷観察場の2ヵ所に存在する冒険功績を行き来しては猿玉1個入手×3周、を黙々と進める。
さすがに単調でやや面倒くさいが、まぁしゃーない。
他に良い方法も、あったりするのだろうか? 詳しくはない私は、素直に地道に集めた。











そんなこんなで、猿玉が3個溜まったぜ!
ヤッターヤッター!

「ビューティフルドリーマー」って、なんだか素敵な予感がするイベント名だよな。
きっと素敵なことが起きるんだろうな。
個人的にはビューティフルドリーマーよりも完結編の方が好きだぜ。














本編の登場より一足先に、あのヒロインやこのヒロインが現れる嬉しいイベント。
それがビューティフルドリーマー。

マリアやコパンドンはさておき、志津香が優しく微笑んでいたりかなみが「好き」といったり……現実ではありえない光景だ。
うーん、まさに美しい夢だな。イイ夢ダナー。














基本的にランスに都合のいい夢なワケだが、不自然にデレる志津香達に比べると、シィルだけはわりとそれっぽい。
ランスに奉仕したくてシクシク泣いているシィルを少し気にするランスは、この時期にしては珍しく比較的素直なんじゃないか?
ちょっと面白い。











そういったワケで、無事にSP+1ゲットだぜ。
ランス6における活動力、「SP」はとても重要な要素。

強力なアタッカーであり、主人公であるランスには多ければ多いほど嬉しい。
かといって、貴重なFRボーナスに「活動力増加」を選んでしまうのも勿体ない……。

故に、イベントで増えるSPは重要。メッチャありがたい。
こればかりは見逃さないよう、できるだけ注意していきたいものだ。











目標達成できたので、ようやくシナリオを先に進めることができる。
アベルトの案内で、発見できた隠し通路。
その存在を、ロッキーは「みんなにも教えていいだろうか?」と聞いた。

秘密の隠し通路なのだから、簡単に教えても意味がない。
そういったことがすぐにはわからないロッキーは愚かだが、善良な人間だ。











アベルトは通路自体の秘密についてではなく、「ここから脱出する人々の危険性」について語ったうえで、ロッキーの優しさを尊敬したいと言った。
この感想は、意外とアベルトの本音でもあったような気もするが……まぁ、リップサービスという可能性もある。

最大の問題は、奴隷観察場の存在自体ではなく、多くのゼス2級市民が“自らの決定で生きていけない人間”になってしまっている、国の在り方そのものにある。
今この場で少しばかりの人間を救ったところで、巧くいかないどころか、救った彼らを逆に苦しめることになるのかもしれない。
なんとももどかしく、苦しい状況だ。











おっ、うさ仮面うさゲット!
マップ制覇ボーナスで貰えるアイテムには貴重なものが多い。
えーと、何がもらえるのかはランダムなんだったっけ?
うろ覚えだが、うさ仮面をこの段階でゲットできたのはかなり嬉しい気がする。

あとは防敵スプレーが早めに欲しいな。
コパ用にラッキーカード、セスナ用にもじゃ人形も早く手に入れたいものだ。


ランス10 延長戦05 はじめての「ゼスで魔人退治2」後編





メディウサ編の感想、後半戦。
前回よりも、更にハードな展開のシナリオが続いていく。
やっぱり辛い。けれど、見所もたくさんあった。

苦しかったし悲しかったけれど、個人的には、「見てよかった」と心の底から思ったシナリオでもあった。


※延長戦記事では第二部の内容に触れることもあるためネタバレ要注意











マジックのことは解決したが、ゼスの危機は変わらない。
それどころか、とんでもないことが起きてしまった。
ああ……ついに、起きてしまった……。















リズナのために、必死になるランスは悲しいし苦しいけれど、格好いい。
マジックのこともリズナのことも、他の女のことも、ランスは本気で大切にしてくれているんだよな。
その考えと彼らの絆の深さとが、改めて明らかになったような形ではあるものの、その結末は、決して望んだ通りにはならなかった。











ここのメディウサ戦は、ターン制限がある半イベント戦。
しっかり用意をして、「その気」で挑めば突破は可能だろう。
この場で勝利してもメリットは特にないこともあり、今回は普通にストーリー優先で進める。















そして、まさかの展開。
ランスが使用不可になったり、敵に洗脳されたりといった展開は、シリーズにはちょくちょくある。
けれど、私が経験した中では、今回のコレが「絶望感」という意味では最高レベルだった。

最終作で、強さも精神力も今までで最も安定していたランスですら、隙を突かれたら負ける相手。
その魔人が、他ならぬメディウサだというのが……実に、恐ろしい。
不安とショックと恐怖で、目の前が真っ暗になるような気分だった。











ぽっかりと空いた、編成の真ん中。
「いない」ことを改めて突きつけられるような光景だ。

ランスが居なくなることは今までもあったけれど、ここまでシリアスにシリアスを重ねたような状況の中で起きるのは、本当に衝撃的。
空気が重い……。











更に……リズナの現状について、クルックーが暗い表情で「治せません」と言い切るのが、また絶望的だった。
クルックーが……あのクルックーさえも即答できない。
それだけ惨く、そして、クルックー自身もショックを受けている。
そんな現実に、また私はショックを受ける。
我ながら、ゼス編のシナリオに精神的に揺さぶられ過ぎでは?











誰もが沈痛な面持ちで、落ち込んでいる。
「大丈夫だって言ったじゃない」と吐き捨てるマジックの姿も痛々しい……。
ガンジーのことに加えてザカリテの件も乗り越えて、明るい気持ちになりかけていたところで、この状況は……誰にとっても、辛い。















ランスが居ない今、物語はシィル目線で進んでいく。
恐怖や不安をグッと堪えて、ランスを助けに行くと決めるシィルの姿が格好良い。
ランスの前でのぽやっとした姿とは、また少し違う、シィルの側面が見られた。

そんなシィルの一声で、結束していくヒロイン達。
やはりヒロイン同士の横の繋がりはいいよな……。
ランスがいない状況でも頑張ることを決めて力を合わせる、「熱さ」がある。















メディウサの元まで進む道中では、イヤな感じのアイコンが点在していた。
これ……雑魚戦に勝利できていなかった場合、どう見てもアレだよな。
何かしら、コワいことになるのだろうな。
ヒェ~、恐ろしや恐ろしや……。

焦り表情でイライラしたアレフガルドは見た目こそかわいいけれど、やっぱり色々と恐ろしい。
ファンシーな雰囲気だけでは、相殺しきれないよ。











途中では、健太郎の居る・居ないによって起きる分岐も存在した。
基本的には居ない前提でストーリーが構成されているからか、健太郎に対するスルーっぷりが半端ないぜ。
いや面白いけれど、これはこれで健太郎君スルーコメディとして成立しているけれど、ピエロ感もすっごくない!?
いやまぁ……別に良いけれども。健太郎君だし……って納得できてしまう点でそもそもちょっと悲しい。















健太郎を加えた版のシナリオも気になるが、今回は通常ルートで進める。
無敵結界を破壊せず、そのままシィルメインに粘り続ける。
要するにある程度耐えるだけなのだが、難易度が高まっていることもあり、単純に被ダメージがそこそこ痛い。
状態回復とヒーラーも加えて、物理防御役にサチコも加えて、踏ん張ることになった。
サチコは魔法陣も解除できるし、メディウサ戦では本当に使えるイイ女。















ターン経過の後、イベント発生。
メディウサの攻撃を掻い潜って、シィルが一発でランスの石像を把握して治癒に成功!
「愛の力」って奴や。ええ話や。

シィル以外のヒーラーだと、また異なる展開になるらしい。
健太郎差分といい、またそのうち回収しに行かないとな。











復活&ブチ切れランスによる、えげつない勢いでの自動攻撃。
無敵結界が破壊されただけでなく、その後も毎ターンゴリゴリとメディウサのHPを削ってくれる。
あえて「解除不可の支援」扱いの演出がアツい……!

普通に仲間に復帰するよりも特別感があるというか、勝ち確演出って感じで燃える。
そういえばプロローグでサテラが支援攻撃してくれるのもメッチャ嬉しかった覚えがある。
こういうタイプのバトル演出は、もっと多くても良かったかもしれない。
ああでも、少なかったからこそ、印象的だったというのもあるか。











無事に勝利したものの、メディウサはまだ余裕の表情。
彼女はランスを甘く見ていた……というよりは、自分の行いがどれだけランスの逆鱗に触れていたのかを、理解しきれていなかった。

メディウサは見目麗しい、間違いなく極上の美女だ。
そんな彼女のビジュアルやランスの性格を考えれば、普段ならばいつも通り、まずは「お仕置き」だろう。
ランス10でもケッセルリンク使徒にはそんな感じだったし、過去を振り返ればカミーラやサイゼル等、“定番パターン”はこれでもかというほど目にしてきた。











このシーン、ランスは言葉少なかった。
いつもノリノリで「さぁ殺そう!」と囃し立てるカオスでさえ、一瞬驚いたほどだった。
端的に、語り過ぎることも無く事を成したランスの姿は、クールで渋い。
ランスの沸々とした怒りの感情が伝わってくるようで、少し怖くて、格好良い。

メディウサを消滅させたからといって、リズナの身体が回復するわけではない。
お仕置きを挟もうが、倒そうが逃がそうが、結果はさほど変わらないともいえる。
それでも、「これ以上の被害の拡大」だけは、防ぐことができた。















メディウサシナリオの結末はどこか苦くて冷たくて、静かなものだった。
明るく楽しくエロいストーリー、ではない。開幕からショッキングで、最初から最後まで辛いことが多かった。

それでも、個人的にはスッゴク良かった。
精神的に揺さぶられまくったし、感動したし、ラストの展開にはシビれた。

ランスが格好良くて、シィルが頑張っていて、マジックがすごく頑張っていて……そんな様を、ちゃんと見れてよかったと思っている。
怖くて怖くて、なかなか見る勇気が出なかったけれど、やってみて本当によかった。


FGOイベント ぐだぐだ帝都聖杯奇譚 プレイ日記10 命短し恋せよ乙女





帝都聖杯奇譚のシナリオ、良かったなぁ。
登場したサーヴァントはそれぞれ格好良くて今までとは異なる魅力も見せてくれたりして、個人的には全員が好感度急上昇しまくった。チョロいぜ。

「裏」といいエピローグといい、最後はいわゆる“ぐだぐだ”なコメディオチだったけれど、それもぐだぐだシリーズの定番でお約束で、FGOだから特定状況だから許される「優しい世界」という感じで嬉しい。
でも個人的な好みをいえば、最後までシリアスに終わってしまっても、物語としては綺麗だったかな、とも思う。
短くも濃い人生を駆け抜けた沖田オルタの物語として、とても良い話だった。

シリアスで悲しい別れに終わらず、“ぐだぐだ”になれたのは、真面目に考えるとツッコミ所が満載だけれど、沖田オルタともうしばらく一緒にいられると思うと単純に、純粋に嬉しい。
いつかは別れの時が来る、というのがサーヴァントとマスターの運命だ。それがいつになるのかはわからないけれど、その日が来るまでは、のんびりぐだぐだ過ごそうぜ。美味しいものとか食べような。今日はおでんをおかわりしてもいいぞ。
 

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ランス10 延長戦04 はじめての「ゼスで魔人退治2」前編





「延長戦」は、最新のプレイ感想のほか、“書きそびれていたけど改めて感想を書きたい”記事がごちゃ混ぜになっている。
メディウサ単体討伐シナリオをクリアしたのは、5月だったか4月だったか……。
既にそれすらあやふやな、かなり前の話だけれど、メッチャメチャ良かったので「語りたい」と強く思い続けていた。


※延長戦記事では第二部の内容に触れることもあるためネタバレ要注意















今回の目的は、“運命の女 マジック”カードを入手すること。
つまり……ゼスを二枚抜きではなく、ガルティア討伐のみで放置でもなく、作戦クエスト「ゼスで魔人退治2」をクリアする、ということだ。

その前準備として、まずはガルティアを通常ルートで倒しきる。
何気に、このルートを通ったのは初プレイ以来くらいかもしれない。
メチャクチャ久しぶりだ。















ゼスで魔人退治1の通常ルートは、単純にストーリー展開が面白い。
ランス10の魔人討伐シナリオはどれもこれも出来が良くて、とても楽しめたけれど、個人的にはゼスがナンバーワンかもしれないな。
物凄く悲惨で、苦しかったり辛かったりして、それを乗り越えてハッピーエンドを掴もうとするシナリオというものは、やはり人の心を惹きつける。

そして、苦しいばかりではなく、コメディもたっぷり盛り込まれているのがランスシリーズの良さ。
ガルティア退治ではカオスが(ある意味)輝きまくり、クルックーも生き生きとしている楽しいクエストでもあった。
ガルティアの最期は少し残念でもあったけれど、それすらIFルートでは引っ繰り返せるというのが何より燃える。











通常ルートでは苦しみながら足掻く物語が、IFルートではフラグをぶち壊してハッピーエンドにしてしまう爽快さが、それぞれ描かれているように思える「ゼス編」。
その点が特に目立っているのが、メディウサ単体討伐ルートである「ゼスで魔人退治2」、だ。











嗜好やプレイ方針は人それぞれだし、私は私の考え方を押し付けるつもりはないことを前置きしたい。
あくまでも私個人の“好きなゲームの遊び方”としては、用意されたテキストはやる気が続く限りは全部読みたい、と思っている。

鬱ルートや絶望ルート、バッドエンド的なものは、乗り気でない時に無理に読もうとはしない。
しかし、そういったルートでしか描かれない“シナリオの面白さ”、“キャラクターの深み”も存在すると私は考えている。











そういったわけで……「今日はわりと元気だし、メディウサ単体討伐してみっか!」という感じで、挑戦してみた。

メディウサルートで誰が死ぬのか、誰がユニットとして活動不可能になるのか、といったネタバレは私は既に知っている。
だが、シナリオの内容や細かい部分については、できるだけネタバレを避けていたため、詳しくは知らない身だった。















冒頭で起きる、いきなりの衝撃的すぎる展開。
覚悟はしていたけれど、やはり実際に見ると凹む。

しかし、魔法ビジョンの光景と同じくらい驚いたのが、ランス本人の反応だ。
あのランスでさえ、「…………ッ」と息を呑んで、シィルたちの声すら耳に入らないまま、映像に釘付けになっている。
その瞬間のランスの心理描写はあまり多くはなく、プレイヤーとしては“察する”ことしかできないが……伝わってくるものは、たくさんあった。















カオルもウィチタも、ランスにとっては「大事な女」たちだ。
彼女たちの命と尊厳を踏み躙られた事実に、ランスが怒るのは当然だった。想定の範囲内でもあった。

しかし、彼女らと同じくらい、ガンジーの死に対しても、ランスは衝撃を受けて、静かな怒りを抱いていた。
シリアスで、重く苦しく辛い場面だった。だが同時にランスが格好良くて、ランスが三人に向けていた情の深さを感じさせる、名シーンでもあった。











ここにて、私視点では超久しぶりのヌヌハラ図鑑解説。
ずっと私のデータでは空白状態になっていた、メディウサ情報がようやく埋まった。

アレフガルドの執事技能の高さを前に、ヌヌハラさえも白目不可避。
この世界の執事とかメイドとか忍者とかはマジでヤバい。
ビスケッタさんや鈴女を見ていればよくわかる。あの二人ですらLV2だしな。鈴女はくのいちならLV3だけれど。
かなみ……元就……ウズメ……ブツブツ。















メディウサの嗜好以上にアレフガルドの存在が大問題。
一度狙われたサテラが逃げ延びた、ってのが普通にスゴイ。というかメガラスがスゴイのかな。
仲間も助けるし敵の情報も掴んでくれていたし、ともかくメガラスの有能っぷりと良い奴っぷりがランス10では細かに描写されている。
こんなん、追加欲しくなるに決まってるやん……。















ガンジーの死。それもあんな、酷過ぎる姿をさらされての死を目にして、一般国民はもちろん、ゼスの上層部も相当なダメージを負っていた。
完全に心が折れた者もいるだろうし、しばらくは立ち直れない者もいる。

そんな中で、驚くほど冷静に「見える」マジックの姿が、どこか不穏。
隣にエロピチャが居るのは、まず間違いなく、マジックを心配しているからだろう。
しかしマジックはエロピチャや周囲の気配りに甘んじることなく、弱音すら吐かず、落ち着いている……ように、見せようとしていた。















いつも前向きで冷静沈着なウルザでさえ、ランスの前ですら顔を曇らせる。
わりと自由人で豪胆なカバッハーンですら、「四将軍」としての能力と権威で周囲を鼓舞する役回りを担わざるを得ない。

誰もが国王の死にダメージを負って、それでもそれぞれのタイミングでなんとか持ち直して、動こうとしている。
弱くても強く、魅力的な人々ばかりだ。良い国だ。















そんな中で、やはり一番深く傷付いているのはマジックだった。
司令部では冷静に振舞っていたけれど、ランスが出陣するとなっただけで簡単に崩れてしまう。
危ういくらいに不安定になり、恐怖に心を支配されつつあった。















ゼスの仮首都に攻め込む魔軍を退けたのは、“ザカリテ”という名の悪魔。
そこまで超ピンチ、というわけでもなかったが、楽を出来たのはありがたい。

……とはいえ、悪魔が絡んでいるとなると、きな臭いのは間違いない。
“ザカリテ”はゼス王家が保有する悪魔とのことだが、正直嫌な予感しかしなかった。















ここのマジックの表情が、既に怪しかった。
出発前はあんなに激しく取り乱して、情緒不安定だったマジックが、この落ち着きよう……。
素直に笑顔を見せるのも、スシヌのことを改めてランスに頼むのも、どこか「らしく」ない。
信じている、と笑ったマジックはかわいかった。だからこそ、心配で心配で、たまらない。











マジックが何を考えているのか、どんな覚悟を決めたのか。
それは、既にプレイヤーにはほぼ察せられている。

「馬鹿なことを」と思うし、それだけ追い詰められているのなら「仕方がない」と同情もできる。
短慮で、拙くて、一人勝手に暴走してしまったマジックは、本当に心身ともにボロボロだったのだろうと思う。
父を亡くして、しかもあんな形で死ぬ姿を見せつけられて、ショックを受けないわけがない。絶望しないわけがない。
もう二度と、大切な人をこれ以上失いたくないと、そのためならどんなことでもすると自暴自棄になっても、仕方が無いよな……。

マジックの行動についての感想は人それぞれだろうけれど、私個人は、無茶苦茶同情したし悲しかった。
神視点では考えの浅い、愚かな行動だったけれど、それでもマジックは一生懸命だったんだよな。
必死にランスやスシヌを守ろうとしたんだよな。もう家族が死ぬ姿を見たくなかったんだよな……。











命と引き換えに悪魔との契約を成し遂げようとする、マジックを止めなければならない。
そんなこと絶対にさせてはならないと、マジックを追いかける道中……リズナとランスの何気ない会話が、胸に刺さった。
この後の展開を知っているからこその、心苦しさ。ああいった展開になるからこその伏線というか、「わざと」会話を挟んだといってもいい。
その演出に、私は見事に踊らされてしまう。だって……だって、こんなん……辛すぎる……。

ランスは変わらない。この先も、変わらなかった。最後まで、ランスはリズナを離さなかった。それをリズナも望んで、喜んでいた。
ずっとずーっと、マジックもリズナも、「ランスの物」だった……。とか考え始めると、悲しいのか辛いのか嬉しいのかわからなくて、また長文語りを始めてしまうのでこのへんでやめておこう。















パセリもまた、ザカリテの甘言に乗ってしまった王のひとりだった。
その後、多くのゼス王が、同じ過ちを繰り返してしまっていた。

だが、彼らが交わした契約の中には、妙なものが含まれている。
その矛盾に気付いたのはウルザだった。さすがウルザは今日も頼りになるイイ女。















はい・論破!!

マジックが抗っている間にギリギリで追いつき、悪魔の矛盾を突くことで解放成功。
無事に顔デカ悪魔をバコーっとぶん殴ることができた。やったぜ。

そしてこのシーン、「スシヌにだけは手を出させない」と本気でぶつかるマジックが格好良くてまたちょっと私は泣いた。
娘を身体を張って守る、“母親”してるよ……。まだ若いし自信もないし、巧くいかないことだらけでも、マジックは本気で娘を愛しているし、自分の全てを賭けてでも娘を守ろうとしている。
そんなマジックの成長と努力と不器用に抗う様に、全俺が普通に超感動した……。
改めて言うけど……俺、ランス10で、マジックのことが今までより何倍も好きになった……。

























ボロッボロに感動しながら、「運命の女・マジック」をゲットした。
リーダー配置効果“サボり厳禁”は、自動戦闘を通常戦闘に強制変更するという最強のチートスキル。
ゲームのジャンルが変わる部門、村人に次いで2位(俺判定)。

カード収集、レベル上げ、難易度上げetc、様々なやりこみに必要不可欠なカード。
しかし今回は、あくまでも“運命の女実績”のためにゲットしただけだ。
関連カードにリアが居るの、俺的にちょっと萌え。


FGOイベント ぐだぐだ帝都聖杯奇譚 プレイ日記09 終盤に舐めプはやめよう





三周年記念書き下ろしが公開され始めたようだな……。
水着共々、この時期の楽しみになっている気がする。
早速発表されたメンツにはサンソンのように昨年度は書き下ろされなかった鯖もいれば、刑部姫のように昨年秋以降の新鯖もいる。
どのキャラクターのどんな書き下ろしが来るのか、今からワクワクだぜ。
 

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ランス6 プレイ日記002 潤いが足りない





ランス6のヒロインはウルザであり、マジックであり、シィルだ。
そして主人公はもちろんランスだが、もう一人の主人公がウルザとも言えるかもしれない。
戦国以降のウルザを想うと、違和感が強い。
こんな儚げな彼女が、どうやって過去を乗り越え、成長していくのか、改めて見守っていこう。
……挑戦モード以降もウルザを使いたいナリィ……。


※シリーズ最新作等のネタバレを含む可能性があります














オープニングを終えて、目覚めたのは奴隷観察場。
ラドンが自分の私有地に持っている、趣味の悪い貴族の遊び場だ。

ラドンに手を出そうとした罰として、ランスはここに放り込まれたのだろうか?
まぁ細かいことはさておいて、しばらくはここで暮らしつつ、脱出方法を探らねばならない。

そして現れたのが、「拠点画面」
ランス6では主に拠点とダンジョンを行き来してストーリーを進めていく。
拠点画面は、プレイ中に最も多く見る画面かもしれない。
初めて見たときも取っ付き辛さにオロオロしたものだが、久しぶりに見ると、やはり取っ付き辛くてややオロオロする。














まぁ、やっていればそのうち思い出すだろう。
とりあえず周囲を散策しつつ、少しずつイベントをこなしてストーリーを進めていくことを優先する。

現時点ではパーティはランス一人なので、正直戦闘は心許ない。
ピンチになったら、そそくさと“お帰り盆栽”で拠点に戻ることにする。
ランス6での“お帰り盆栽”は、制限がある場面以外では基本的に使いたい放題だ。
めっちゃ嬉しい。ありがたい。














スタート位置から一階上がった先にて、ラドン・エミ親子と、金融長官ズルキの姿をガラス越しに目にした。
典型的な「腐敗した貴族」ともいえる彼らは、ランスらの生死に興味などなく、娯楽としか見なしていない。
わかりやすいチンケな序盤の敵……のようにも見えるが、彼らはわりとハッキリと、ガンジーに対する批判も口にしていた。

「馬鹿王」呼ばわりされているガンジーは、仮にもこのゼスの国王だ。
私有地での陰口に近いとはいえ、国王への不満を口にして“おおっぴらにはやり辛い”娯楽を今もなお平然と続けているズルキ達からは、根の深いものを感じた。
これは……わかってはいたけれど、一筋縄にはいかないだろうな。














更にこの場に、四天王であるパパイアまでも居合わせている。
アチャー……。アチャーとしか言いようがない……。

この時点でのパパイアは、見た目や言動こそ違和感は少ないけれど、はっきりと狂っている。
彼女が正常に戻るのは、まだまだ先だ。
それまでに多くの苦しみがあり、その後にも苦悩が待っているが、仕方がない。
ランス10の食券も良い話。さぁ、ランス10をみんなも買おう。














また別の窓。スタート地点から、今度はひとつ降りた階層の窓際にて、シィルとガラス越しに再会する。
汚い通路とオッサンと雑魚モンスターばかり見ていたからか、シィルが一際かわいらしく見えるな。

ガラスが分厚すぎるせいか、声すらも届かない。
魔法で破壊を試みるから下がっていてほしい、というシィルのジェスチャーをすぐに理解するランス。
このあたりはランス10での冒頭イベントを思い出す。あの頃は更に練度が上がって、ジェスチャーだけで全会話を成立させるまでに至っていた。














しかし作戦は失敗。
白色破壊光線でも使わなければ破壊できない、と笑っているモブ貴族。破壊を試みたシィルを責めることさえもしないのが逆に腹立たしい。

「変わっていない……」と心の中で呟いたシィル自身も、ゼス出身だ。
色々な経緯があって、今ではランスの助手奴隷をやっている彼女も、ゼスがどんな国だったかは知っていた様子。
幼い頃は、シィルもそれなりにゼスの基本思想を味わっていたりもしたのだろうか?
差別的な在り方に疑問を持ったりしていたのか、それとも幼い頃は気付いてすらいなかったのか?














観察場の一番上の階層にて、最初の中ボスともいえるような敵・「ジャイアン」と戦う。
どこぞのタケシとは何も関係がないジャイアンは、奴隷たちの中で派閥を作り、ブイブイ言わしている猿山のボスキャラだ。
自分より弱い奴に平然と暴力を振るい、使いっ走っている。
ボスの座にも特に興味などないランスは、あっさりトドメまで刺したジャイアンを放置して散策に戻った。

この頃のランスは、モブや雑魚の男くらいならわりとズバズバやってしまう。
むしろこの頃のイメージが今も残っているので、10のリーザスでジャロが好き放題している時などは、「すぐやるだろ。え、まだやらないのか? え、まだまだやらないのか? ま、まさかやらないのか??」って私は逆の意味でハラハラしてしまった。
大人になったもんだよ……。嬉しいような、寂しいような。














ジャイアンを倒すことがフラグになり、ストーリーが進む。
新たな猿山のボス・スネオは、戦闘に入ることすらなく、ざしゅっとされてしまった。スネちゃまの出番終了ざます。

ジャイアンの使い走りになっていた男は、今度はスネオに使い走らされていたらしい。
結果的に、二度も助けた形になったことで、なぜかランスはこの男から一方的に感謝されることになった。














男の名はロッキー。
「いつか真の旦那様が現れると信じていた」などと、まるで夢見る少女のことを言い出して、ランスに仕えようとする。
……自分で例えて気持ち悪くなった。

ランスにとっては、ロッキーの考えも人格もどうでもいい。鬱陶しいと切り捨てることもできただろうに、そこまで短気ではないのがランスのたまにある長所。ただし短気な時も多い。
ここで一応ランスなりに、「何かの時の壁にはなる」「捨て駒としては便利」などと冷静に判断して、それなりにロッキーに自由を与えるところが意外とちゃんとしているなと今更ながら俺感心。
……6のランスってともかく無茶苦茶だというイメージが強かったけれど、こうして改めて描写を見直すと、意外とそうでもない気がする。














パパイアが言っていた「合成魔獣」とやらが、ここで観察場内に放たれる。
閉ざされていたBゲートが開き、1Fの行動範囲が広がった。
その先で、早速合成魔獣と戦闘になる。

正直現時点ではロッキーはまともな戦力ではない。
「ロッキーってこんなに使えなかったっけ……?」と驚くくらい、現時点ではどうしようもない。
私はロッキーはパットンに次ぐ二番手ガードとして育成する派。
強敵相手にはパットンが優先採用されるけれど、その時のために雑魚戦ではロッキーを使い倒しがち。














……と、そこにッ!
毎度毎度、オイシイところを持っていくことでお馴染みの謎の男がゲスト参戦ッ!


この男はいったい何者なのか!?
なぜ奴隷観察場にこれほど強い男がいるのか!?
恋人とはどこまで進んでいるのか!?
どうやって子供を作ったのか!?














この男とは、今はここで別れてしまう。
ランスが「あっちいけ」と言った結果、あっちへ行ってしまったからだ。

できればこのまま仲間になってほしいのだが、と思うプレイヤー。
本格参戦はいつ頃だったっけ……?


FGOイベント ぐだぐだ帝都聖杯奇譚 プレイ日記08 織田さんちのヤベー奴ら





復刻版は基本自然回復での周回メインで、個人的にはシナリオはスキップしがちなんじゃが、久しぶりに読み直すとやっぱり面白い。
読み物としての面白さはモチロンだけれど、「その後の展開」への伏線になっていたりするのもちょっと楽しい。

サマーレースノッブ周りは帝都絡みの話題が多く、なんだかとってもベストタイミング。
ぐだぐだナウい。
 

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ランス10 延長戦03 実績:親友は次男と三男





第二部の親友実績回収も、少しずつ進めている。
あらすじスキップができるようになったお陰で、差分以外は一瞬ですっ飛ばせるのがありがたい。

親友回収は、予定通り「年齢順」で進めていこうと思っている。
順番がよくわからないあたりはテキトーに進めるが、ともかくそんな予定だ。
今日は次男と三男について。


※延長戦記事では第二部の内容に触れることもあるためネタバレ要注意











分岐はここ。プレイ日記でいうと、「プレイ日記78 最後の友情フェイズにて、親友決定」。
2周目10ターンラストの友情フェイズから、親友実績を回収していく。

わかりやすく「年齢順」で進めることに決めたので、長男と長女をクリア済の今後は、乱義→ザンス→スシヌ……といった順番でクリアを目指していく。
まだ8回は魔人や魔王や血の記憶と戦わねばならないってことだ。頑張ろうな。







<親友は乱義>











まずは先程の友情フェイズから、「BEST FRIEND」になるべく乱義の友情イベントを進めていく。
もちろんここから先は全て未見イベントなので、毎回新鮮で楽しい。
新鮮さと楽しさが無いことには、んな面倒くさいことやってらんねーよ、とも言える。

正直実績云々というよりは、私の場合は「各キャラの友情イベントと温泉イベントが見たい」という好奇心とテキストコンプ欲が先にあって、ついでにまぁエンディングまで進めて実績回収するか……という感じだ。















乱義の友情イベントではわりと長田君の出番が多い。
というか、大体長田君が調子に乗って痛い目にあっている。
よく見る風景。実家のような安心感。

長田君らしい、そして乱義らしい面白いイベントではあったが、もうちょっと“遊び”が欲しかったかもな、というのが個人的感想。
ひとつくらい、ブッ飛んだ内容のものが欲しかった気がする。乱義の真面目さやお茶目さは本編でも十分描かれているので、もっと友情ならではの意外性のあるイベントが見たかったようにも思った。















ハニーインザスカイにて、お弁当を作ってきたのは今回は乱義だった。
そして「ぽんぽん、なでなで」。ワイ、これ、大好き。

二人きりでの冒険では、なんとなくかもしれないが、“フラグ”っぽいものも見えた気がする。
もう少し明かされるかはぐらかされるか、何か変化があるかと思いきや、最後まで触れられないままで終わってしまったような気がする。
結局そのへんどうなん? 乱義どうなんすか?
乱義的に妹との××はアリなんすか、なしなんすか??
わかりやすいザンス・スシヌや近親NGなランス・ダークランスとは違って、乱義はこのあたりを毎回うまい具合に誤魔化すことが多い。











前回はリセットにしたので、今回は志津香を選んだ(意味深)。
しばらくはされるがまま、やがてやんわり注意する……けれどたぶん続けても怒られないんだろう。
やはり女エールは最高。そして母のような姉のような志津香は至高。















そして、乱義の温泉イベント。
普段は家族の引率者のような纏め役の立場として、トラブルの尻拭いが多い乱義。
しかし彼もまた、「家族旅行」を心の底から楽しんでいた子供のひとりでもあった。

生意気な三男や弟妹達の手前、わかりやすくはしゃぐ姿すらあまり見せることはないけれど、家族を愛し家族との日常を愛しているのは、十分に伝わってくる。
うーん、良い話。











乱義も、エールの「ある日突然消えてしまいそうな感じ」に不安を覚えていたことがわかった。
リセットも同じことに言及していた。ダークランスはどうだったかな。
ここまで何度も言われてしまうと、正直ちょっと不安にもなる。しかしエールは、きちんと『約束する』ことを選んだ。
ならばきっと、そうなのだと思う。きっと大丈夫だ。











そして、乱義のレア笑顔。通常ルートでは別れ際でしか見せなかった表情だったが、乱義ルートに入るとそれなりに乱発してくる。
ある程度の好意を持った相手のみ見せる表情、みたいなやつか?
こういう手で何人もの女を落としてきたのだろう。


そういえばすっかり合計発表しそびれていたが、結局第二部本編中で乱義が攻略した女たちは“JAPAN部下”“シーウィード従業員”“ソフィア(一回戦相手)”“鎌女(二回戦相手)”“リクチェル”“闘神大会観戦ファン”で全員だった。

確定8人
観戦ファンが数えきれないため、実際はそれ以上。











そして乱義実績回収中に、宝箱から初めて第二部シーラが出てきた。
ヤッター! 超嬉しい! 3周目に期待するしかないと思ってた!







<親友はザンス>







続いて狙うのは三男。
先程と同じく友情フェイズ直前セーブをロードして、ザンスに友情をぶち込んでいく。
長田君は本当に地雷の上でタップダンスをするのが好きだな。















リセットの強引な誤魔化しに、気付きつつも「はいはい」と乗ってあげる乱義に“兄貴っぽさ”を感じた。ちょっと良い話。

一方のザンスは乱義ほど素直にはなれないし、こんな風に物騒なことも平気で口にする。
そのあたりを乱義も危険視しているのだろうと思うし、ザンスも何と思われようと構いはしないのだろう。
……けど、結局ザンスは、最後までは行き切れない気がする。















ランスは敵には容赦しないし、リアも容赦などしてくれないタイプだ。両親共に、自分の利にならない相手はわりとスッパリ切り捨てるのを気にしない人間だ。
ザンスも両親に似ているし、両親と同じ思考を持っている……一方で、あの二人とは比べ物にならないくらい、“根は優しい”ようにも思える。
長田君やロッキーを捨て駒として都合よく扱うのではなく、「あとで本人たちが苦しむから」と置いていこうとしたり、エールたち弟妹のピンチにはマジ切れしたり、魔物をひとりで退治しに行こうとしたり、悪ぶっているけれど芯は相当普通の子だ。
容赦しなさ、や本質のヤバさだけでいうと、ザンスより乱義の方が根は深いような気もする。

だからザンスにしろ乱義にしろ、今後の世界にしろ、彼らが言うほど混沌とするわけでもなく、結局リセットの一声さえあれば全部解決するのでは……と個人的には楽観視しているが、まーどうなるかはわからない。
ドロドロするのも、まぁ、無くはないだろう。















ハニーインザスカイでの二人旅は、久々に「DTの本気」を見せてもらったような気がする。
意外とこういうの、久しぶりだな。リーザスぶりくらいかもしれないな。

ダークランスといい乱義といい、ほぼ“大事な妹”止まりでの親友が続いていたので、ザンスの内容については、想像もしていたけれど予想以上だったかもしれない。
なんか……見ているこっちが恥ずかしいんですけれども……。
いや別に嫌だとか責めているだとかそういうわけではないのだが、こう、子供と子供の少女漫画みたいなラブコメを見せられて、気まずいというか落ち着かないというかそんな感じ。あるやん?

こっちはエロゲ気分だっていうのに、甘酸っぱい恋愛未満やってんじゃねぇよ!
スカートくらい捲ってみせろ! それでも男か!!
……って、保護者気分のプレイヤーとしては言いたくもなる。きっとランスでもそう言う。















温泉ではまた少し空気が変わっていて、ラブコメというよりは落ち着いた空気だった。
ザンスにしては言葉少なくて、それでもエールのことを想ってくれているのが伝わってくる。
それは女だからというよりは妹だから、家族だからって感情の方がこの場では強いように見えた。
素っ気ないようでもあるけれど不器用に家族想いなザンスは、やっぱり良い奴。











そしてザンス実績回収中に、今度はヌークのレアカードを手に入れた。
天使ルートじゃないのに!? まぁ「なんでもあり」だから、そういうこともあるのか。
天使ルートで手に入ったカードとは別種類のようだし、ラッキーラッキー。やったぜ。