FGO第二部 Lostbelt No.6 プレイ日記13 シェフィールドの騎士



6月時点で公開された前半パートは六章全体の半分にも満たないと聞いた気がするけど……既に物語としてのピークが2~3回は来てないか? スゲー面白いし感動するしでブンブンに振り回されている。
なのに節の数だけで言うと、確かに半分弱しか進んでなさそうでビックリ。たっぷり読んだしメッチャ楽しませてもらったのにまだ7節とか9節とか驚いたぜェ……。アトランティスで新生アルゴノーツが出航するか否かって段階の節数だぞ。
完全に個人の感覚なので共感はされないだろうが、気分的にはもう12節分くらい読んだ感じ。





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※本記事では1.5部サーヴァントの真名を表記しています



最後の夜

ボガードとマシュ




主人公達の考え方が纏まり、次なる目的地をノリッジと定めたところで……再びマシュ側。
第7節となる『断章/シェフィールド(Ⅱ)』が始まった。

毎晩眠る前に交わされる仮面夫婦の会話は、日に日に穏やかなものになっていく。ボガードは戦や自身の野望の話ではなく、過去についてや妖精騎士ガウェインについてなども色々と話してくれるようになった。
ボガードの口から語られたことで、人間牧場やキャメロットの会議では圧倒的強者としての面しか見えなかったガウェインの人柄や本質について、ようやく少しだけ触れられたような気分にもなる。
きっと良い娘なんだろうな。敵対してしまった以上、そういった部分を見られる機会はないかもしれないが……。









二人は『鉄の筒』についても話をした。記憶を失ったままのマシュは『鉄の筒』がなんなのかも知らないが、恐ろしいものとして避け続けている。
それをボガードは、「戦う事自体を恐れている」「おまえには戦場は向いていない」と見抜いた。
彼が指摘したのは、マシュが以前からずっと抱え続けていた矛盾だ。今まで目をそらして走り続けていたマシュは、記憶を失ったことでようやく止まってしまった。

だが……この停滞が悪いものにも思えない。マシュの問題に踏み込み、抱えていた矛盾と向き合うのは、彼女にとってはいつか来るべき時だった。
シェフィールドとボガード、守りたい民や妖精商人たちとの触れ合いは、マシュが新たな一歩を踏み出すために不可欠だった大事なものばかりなのだと思う。

……そんなシェフィールドについて、このパートで冒頭から「このブリテンから消え去る、一日前の出来事だった」と語られてるのが辛すぎてプレイヤーハートはベッコベコ。
わかってたけどさァ! ハナっから絶望を叩きつけるんじゃないよ!!
優しい夢をもうしばらく見させてくれてもいいじゃない。でもそういう甘えを許さないのがFateなんすわ。





ブラックバレルが生み出した地獄






シェフィールドに迫る女王軍は、ガウェイン・トリスタン・ランスロットの妖精騎士三騎が率いている。
強大すぎる敵を前に予想よりも早く戦争は始まり、シェフィールドはみるみるうちに秩序を失っていく。
マシュという『(偽)予言の子』を手に入れるためとはいえ、妖精國最大の全戦力を投入ってのは凄まじすぎるな。な、なぜそこまで?
そういえばこのタイミングって、主人公やアルトリアが具体的な行動を開始するよりも数日は前なんだっけ……。
プレイ日記08 絶対女王と各氏族長」の頃の会議で触れられていた「シェフィールドの反乱」は、まさに今回の件を指していたのか……。









『黒い筒』が生んだ惨状も自分を責めるマシュも、何もかもが痛々しくて目をそむけたくなる。
そしてボガードの姿も見ていて辛かった。マシュに過去や街について語っていた時の穏やかさは消え、狂気を孕んだ目で戦いに没頭していき……そのまま狂戦士のままで死ねたなら、それはそれで救いだったのかもしれない。
でも彼は完全におかしくなったわけでもなく、マシュのことを気にかける理性が残っている。彼女の涙を想うだけの優しさがありつつも引き返すことができないのが、本当に痛々しい。





シェフィールドの騎士

大事なものを守るため






シェフィールドの人々を守るため、マシュはもう一度立ち上がる……!
胸が熱くなる最高のシーンだが、驚く点がともかく多い。
盾が輝いている!?
えっ、妖精騎士!?
えっ、ギャラハッド!!??
何から何までどういうことなんだ!!!!????







更に戦闘に突入しても、マシュの表記は『妖精騎士ギャラハッド』のまま。
レベルは100になってるし、更に更に開幕から特殊バフ『妖精騎士』を背負っている。
間違いなくメチャクチャ熱いんだけど、理解が追いつかない!! いや理解する必要はないのか?

まだマシュは記憶を失ったままだし、少なくとも妖精円卓の中に妖精騎士ギャラハッドは存在しないはず。ギャラハッドの名前自体、「知らないのですが、つい勢いで、なんとなく……!」と後になってマシュは語った。
今のこの輝けるマシュは、自分の力で立ちあがっているのか……それとも汎人類史のギャラハッドが力を貸してくれているのか……はたまた異聞帯のギャラハッド(仮)のような何かが力を貸してくれているのか……わからん……。
わからんけど、クッッソ熱いし面白いので結局はオーケ。





新たな登場人物たち






ここで新手! 名前やシルエットは既出だけど実物は初登場、妖精騎士ランスロット……!
この大ピンチの状況下、ギャラハッドを名乗るマシュを阻むのがランスロットってのはなかなかの皮肉。
そしてランスロットも「ギャラハッド」を知っている……? 女王から汎人類史の知識として教わっているだけか?









ランスロット相手にヒィヒィしていたら、今度はこっち側に助太刀登場。どこからどう見てもキャスターなクー・フーリンだが、ハベトロットやランスロットは彼を『賢人グリム』と呼んだ。
賢人グリムって、昔の英雄のひとりに数えられていたアイツ!? そして白い狼の飼い主!?
……あっ、白い狼ってそういうことだったのか!!!??? 今の今まで気付いてなかった鈍感なワイ、素で超驚く。

話は変わるし今更なんだけど、当初はあの白い狼こそがオベロンの友達『ブランカ』だと思ってたんだよな。
そして白いブランカといえば狼王ロボ。そのあたりで何か繋がってくるのかと思いきや、最初から勘違いしていたわけだ。
引っかかっちゃったよ……。ライター側は引っかけるつもりすらなかったかもしれないので、一人で踊ってスッ転んだと呼ぶ方が正しいかもしれない。







賢人グリムは、記憶を失ったマシュに対して「相変わらずいい洞察力だ」と語りかけていた。
まさかそれは序章冬木での記憶……?
謎多き序章冬木やアルトリアオルタ、キャスニキetcさえも今回の物語に関わってきたりするのか……?
六章全体の物量がもはや予測すらできない。楽しみすぎるし怖い。